田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スタンプラリー(5) 札幌市「滝野すずらん丘陵公園」

2007-08-11 18:54:56 | 札幌(圏)探訪
 石狩館内の4つの市町村を巡った後、すっかりご無沙汰していた札幌広域圏のスタンプラリーに久しぶりに出かけました。
 目的地は札幌市の滝野すずらん自然公園です。

 自宅から南に向って中心街を抜け、真駒内を通り、住宅も見えなくなった山あいにある公園までおよそ50分。これを遠いとみるか、近いとみるか?
 今時にあれだけのスケールを誇る公園を造成するとなると、やはり都心を離れなければなりません。自然豊かな中でたっぷり遊ぶための施設を造るためにはけっして遠い距離とはいえないでしょう。
 事実、休みの日ではありましたが、非常に多くの市民が訪れて楽しんでいました。資料によると、年間入場者数はおよそ60万人とか・・・。

 この公園がどれくらいのスケールかというと、計画面積では400haで、現在ほぼ半分の192haが開園していて、全面開園の予定は平成22年とのことです。haで表記してもピンとこない方もいるでしょう。(私がそうです)そこで長さで表すと、東西、南北とも約2kmのほぼ正方形の形をしているそうです。

 公園を訪れた印象を一言で表現すると「よくぞこんな山奥に、これだけ整備された公園を造ったものだ!」というのが率直な印象です。それもそのはず、ここは全国に17ヶ所しかない、北海道で唯一「国営」と冠がつく公園なのです。このように書くと、またお役人さんの天下りの一つかな、と連想してしまいますが・・・。
 とにかく非常に整備されていて、その維持費たるや相当な額ではないかと想像されるほどです。

 見方によっては「自然に手を入れすぎている」とも取られかねませんが(私自身もそうした思いが少なからずありますが・・・)、今の人たちは自然と触れ合うにしてもそれなりに整備されていないと魅力を感じないということでしょうか?

 一日を自然の中でたっぷり遊び、それでいて自然が人間に与えるデメリットをできるだけ除去しようとしている滝野すずらん丘陵公園は一度訪れてみる価値はありそうです。その上で、それぞれがその価値を自己判断されるのが良いでしょう・・・。

※ 写真はすずらんではなく、ちょうど満開だったポピーの花の群落です。