田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 29 清田区・史跡探訪コース 前編

2008-09-18 19:28:38 | 札幌ウォーク & Other Walk
 清田区のウォーキングコースの特徴は、5つのコースの内4コースまでが清田区役所をスタート&ゴールにしていることです。
 この清田区役所までが我が家からは遠いのです。前回(「のんびりテクテク高台から眺めてコース」6/15投稿)の時は地下鉄・バスを乗り継いで向かいましたが、今回は珍しく妻が同行するというので乗用車で向かいました。

 スタート地点の清田区役所は、消防署も含めてさまざまな機能を統合した立派な庁舎が建っています。
        

 今回のコースの正式名は「清田区の史跡探訪コース」(マップ)です。

 まずは清田小学校の校庭に建っている「清田開拓功労碑」を目ざします。
 清田開拓の祖、長岡重治が明治6年当地に入植し、寒冷地における稲作技術の改良に励んだそうです。
 高さ2㍍半くらいの大きな石碑が防風林の名残をとどめる樹木に囲まれて建っていました。
        

 つづいてコースは清田緑地清田公園と続きます。
        
        ※ 清田緑地の中に敷設された木道です。

 ここで一つの疑問が浮かんできました。「緑地」と「公園」の違いについてです。
 これまでいくつかの「緑地」や「公園」を巡ってきましたが、その違いを明確に区別することができないでいました。
 思い切って札幌市のみどりの推進課に問い合わせてみました。
 すると「基本的には」と断りながら、
◇公園 ~ 地域住民のレクリェーション・スポーツなどに供する施設
◇緑地 ~ 地域の環境保全、街の景観づくりを主目的とする施設
という答えが返ってきました。ただし、両者ともに地域住民へのサービスの観点から住民が憩うことのできる施設などを設置しているために両者の境は分かりづらくなっているとのことでした。

 清田緑地、清田公園を通り、厚別川河畔に出ます。
 河畔には、堤防上と堤防内と2本の遊歩道が通っています。なんだか無駄のようにも思われるのですが、必要な道路なのでしょうね・・・。
        
     ※ 写真の遊歩道の他に、右側の川沿いにも遊歩道があります。

 その河畔に「吉田用水記念碑」がひっそりと建っていました。
 この記念碑は明治24年、この地域の富農であった吉田善太郎が地域の水田の水を確保するために厚別川から月寒川に通ずる約5㎞の水路「吉田用水」を掘削したこと記念する碑だそうです。
        

 コースは厚別川河畔の遊歩道から、北野通りに向かいます。(以下は次回に)

《ウォーク実施日 ‘08/09/07》