田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

盤渓市民の森の春 Ⅲ

2021-05-02 16:44:19 | 環境 & 自然 & 観察会

 白い可憐なニリンソウに歓迎されるのではと期待して盤渓市民の森に向かったが、期待外れだった。しかし、前回2週間前とは違った貌も見せてくれた盤渓市民の森だった。

   

   ※ 森の中の木々はまだ葉を付けておりません。

 昨日、一昨日とまたまた札幌は二日間も続けて雨だった。本日ようやく雨があがったとはいっても、肌寒さは残っていた。それでも家に閉じこもっている忍耐は私にはない。ほとんど人とは出会わないフィールドに出かけることにした。その目的地は前回から約2週間(正確には13日)経過した “ホームグラウンド” 「盤渓市民の森」である。

 私はきっと白くて可愛いニリンソウの花々に歓迎されるのではないかと期待して向かったのだが…。少し時期が早かったようだ。帰宅して調べてみると、昨年歓迎されたのは5月19日だった。(2週間以上も早かったことになる…)

目立った花たち

 森に入った時、前回目立ったエゾエンゴサクやエンレイソウが目立たなくなっていた。きっと花の時期が終わったのだろう、と思いながら歩を進めた。すると市民の森の入口からかなり奥に入り、標高が高くなったところではまだまだエゾエンゴサクやエンレイソウが最盛期を迎えたように咲き誇っていた。

   

   ※ 森に入った時、エゾエンゴサクはポツリポツリといった感じだったのですが…。

   

   ※ エンレイソウもくたびれた葉を見せていました。

   

   ※ ところが森の奥、標高の高いところに進むと、まだまだ旺盛に花を付けていました。

   

   ※ 写真ではイマイチですが、散策路の両脇に咲き乱れていました。

   

   ※ エンレイソウも森の奥ではまだまだたくさん咲いていました。

 また、前回は葉だけしか目立たなかったフッキソウがあまり目立たない白い花を付けていた。

   

   ※ 森の中で非常に目立つフッキソウがたくさんの花を付けていました。

   

 僅か一か所でしか目にしなかったのが、エゾノユズリハである。野幌森林公園でもエゾノユズリハが目立たなくなっている。何か原因があるのだろうか?

   

   ※ エゾノユズリハを目にしたのは、一か所だけでした。

 また、前回散策路でとても目立った野草で名前が分からなかったものが小樽の観察会で教わり「エゾニュー」だと分かった。成長すると独特の花を付ける。

   

   ※ この葉がギザギザしたのが特徴のエゾニューです。

   

 そして最後に、ニリンソウが時期尚早と前記したが、市民の森の中ほどを歩いている時、蕾から開花寸前のニリンソウを目にすることができた。後5日もすると森の中にあちこちでニリンソウの花たちを目にすることができるかもしれない。   

   

   ※ 最初、ニリンソウは蕾を付けているのを目にするのが精いっぱいだったのですが…。

   

   ※ 森の中ほどでは、開花寸前という感じでした。

カタクリハムシは見つけられず

 盤渓市民の森でもオオウバユリは散策路でかなり目立っている。そのオオウバユリを子細に見ると、葉にポツポツと穴が開いているのが目立った。これも小樽の観察会で教えていただいたカタクリハムシの仕業のようだ。私はオオウバユリの葉を何度も裏返してカタクリハムシを探したが、残念ながら今日のところは見つけることができなかった。

   

   ※ 葉が食い荒らされたり、穴が開いてしまったオオウバユリの葉です。

   

 

何だろな?何だろな?な、な、な、何だろな~♪

  初心者の域を出ない私には森を歩いていると分からない山野草が次々と出てくる。今日もまた名前を特定できない山野草を並べてみることにする。

   

 ※ 散策路に赤い花びらが落ちていたので、上を見上げると木の葉の横に花が付いていました。

         

     ※ 花が付いていたのは、写真の細い木の方です。何という木なのでしようか?

   

   ※ こちらの白い花の名も分かりません。葉に特徴がありますね。

 “ホームグラウンド”と自認する「盤渓市民の森」はこれからもできるだけ定点観察を続けたいと思っている。

   ◇本日の歩いた距離 8.3km  ◇歩いた歩数 11,286歩 ◇登った階段 41階