田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

今年も北海道神宮フォークうたごえまつりを聴いてきました!

2023-06-16 16:48:45 | ステージ & エンターテイメント
 さすがに人前で歌おうとするだけあって、堂々とした歌いっぷりだった。とはいっても当然歌い手によって歌の巧拙はある。懐かしいフォークやポップスを歌い上げるアマチュアミュージシャンの歌声に耳を傾けた。
  
 
 昨夕(6月15日)、昨年に引き続き北海道神宮例祭の奉納行事の一環として行われた「北海道神宮フォークうたごえまつり」を聴いてきた。
 北海道神宮の境内にはたくさんの出店が出て大賑わいだったが、フォークうたごえまつりの方もそれなりにたくさんの聴衆が集まり盛況だった。
  
 フォークうたごえまつりは、今年で19回目ということで神宮例祭の目玉行事の一つになっているようだ(?)運営は地域FM放送の「三角山放送局」が担当して、アマチュアミュージシャンがいわゆるフォークソングのカバー曲を披露するという条件で希望を募り、15組が選ばれて出演しているということだった。
  
  ※ ステージの進行・司会は三角山放送局のベテランアナ山上淳子さんが務めた。
 私はご丁寧に(?)出演するミュージシャンの名前(ステージネーム)と曲名をメモしながら、15組の歌声に耳を傾けた。
 披露された15曲を元歌の歌手名と共に紹介すると…、
 ①松山千春「大空と大地の中で」、②伊勢正三「なごり雪」、③泉谷しげる「眠れない夜」、④ダウンタウンブギウギバンド「身も心も」、⑤堺正章「さらば恋人」、⑥ハッピーエンド「風を集めて」、⑦井上陽水「少年時代」、⑧中島みゆき「地上の星」、⑨チューリップ「青春の影」、⑩さだまさし「案山子」、⑪長渕剛「乾杯」、⑫かぐや姫「神田川」、⑬井上陽水「恋はハーモニー」、⑭中島みゆき「ファイト!」、⑮斉藤和義「歌うたいのバラッド」、以上15曲です。どうでしょう?私たち世代だとどの曲も懐かしく、あるいはたくさんの思い出を宿している曲もあるのではないでしょうか?
  
  ※ 聴衆は歌い手同様ややお歳を召した方が多かったが、盛況でした。
 さて、肝心の歌唱力、楽器(主としてギター)の演奏レベルはどうだったかというと、リード文でも触れた通り、みなさん堂々とした歌いっぷりは見事でした。ただ、多くの聴衆に感銘を与えるほどの歌声だったかというと、そこは当然絞られてくる。
 私が聴いていてベストスリーだったと思える歌い手は、⑧番の「地上の星」のまさひろさん、⑫番の「神田川」の小笠原たくみさん、⑭番の「ファイト!」のたくろうクラブさん、ということになろうか。
 「地上の星」のまさひろさんは、明らかに60代と思われるのだが、なんと原曲よりオクターブ以上高いほどの高音で歌い切った。その高音は特異な音色といって良いほどだった。
  
  ※ 素晴らしい高音を披露したまさひろさん(北広島市在住とか)
 続いて「神田川」の小笠原たくみさんであるが、ステージに登場した時にはサングラス姿で、あるいは甲斐よしひろの曲でも歌うのかな?と思っていたら、なんと「かぐや姫」の曲だった。この方はもうプロ並みと言って良いほどの歌唱力で会場を圧倒した。南こうせつとは違った優しさに溢れる声質は聴いていてうっとりとするほどだった。
  
  ※ 明らかにこの日一番のステージだった小笠原たくみさんのステージです。
 最後の「ファイト!」のたくろうクラブさんはクラブと称しながら一人で活動しているらしいが、外見からして吉田たくろうになりきっていて、その声質までそっくりさんだった。さらに驚いたのは彼が70歳を超えているということで再び驚かされた。
  
  ※ 外見も、声質もご本家よしだたくろうになり切っていたたくろうクラブさん。
 その他の方々についてもコメントしたいが長くなるので割愛するが、私にとってはとても楽しいひと時だった。
 15組が終わった後は、恒例の五十嵐浩晃さんのオンステージである。巧妙なトークと共に、彼のヒット曲「ペガサスの朝」、「愛は風まかせ」など5曲を披露して楽しませてくれた。
       
       ※ ご存じ五十嵐浩晃さんのステージです。
 このステージは自分の若き日に帰ることができる貴重な機会である。できれば来年も楽しみたいと思っている。