「めだかの学校」の「歩いて巡ろう札幌の公園」シリーズ第3弾は、世界的な彫刻家であるイサム・ノグチが基本設計をした超モダン(?)な「モエレ沼公園」を巡った。
※ 「モエレ沼公園」のメイン施設の「ガラスのピラミッド」です。写真はウェブから借用しました。
6月26日(月)午後、私が所属する「めだかの学校」では、「歩いて巡ろう札幌の公園」の第3弾として「モエレ沼公園」を巡った。
今回は前2回とは違い、案内・説明役は私とこの企画のペアを組んでいるO氏が担ったので、私は気楽に参加することができた。
※ ガラスのピラミッド内で会員の方に説明するO氏です。
「モエレ沼公園」は、もともとは自然の沼地だったようだが荒廃していたそうだ。そこを公園化する構想が持ち上がり、沼地をゴミで埋め立てたうえで一般的な公園が構想されたという。その過程でイサム・ノグチに照会があり、結果彼が理想とするマスタープランを作成したのだが、完成を見ないまま逝去されたという歴史を持つ公園である。
「モエレ沼公園」の特徴ある施設としては「ガラスのピラミッド HIDAMARI」、「海の噴水」、「サクラの森」、「モエレビーチ」、「プレイマウンテン」、「モエレ山」、「テトラマウンド」、「ミュージックシェル」、「アクアプラザ&カナール」、「野外ステージ」、「スポーツ施設(テニスコート、野球場、陸上競技場)」などがある。
ところがこの日は気温が高かった(最高気温28.3℃)こともあり、全てを巡ることは私たちの年代には無理と判断し、主なところを巡るだけにとどめた。
まずは、「海の噴水」が運転する時間に合わせて見学することにした。噴水の運転には15分間と40分間の二つのプログラムがあるのだが、私たちが見たのは40分間のロングプログラムの方だった。高さ25mまで水の柱が吹き上がったり、直径14mの水面が大きくうねる様子が表現されたりと迫力十分だった。ただ、40分間の中でその態様が変化するのが4つの場面だけとあって40分間はいささか間延びの感は免れない思いだった。
その後、ガラスのピラミッド内のイサム・ノグチギャラリーを観覧し、ガラスのピラミッド4階屋上に上がってモエレ沼公園全体を眺めた。
それから再び公園巡りに移り、まずは「サクラの森」内に設置されたイサム・ノグチ設計の遊具(合計126基の遊具が置かれているという)が配置されている7つのエリアの一つを訪れた。
次に子どもの水遊びに最適な「モエレビーチ」という広大(広さ2,000㎡、最大深度45cm)な水辺では、気温が高かったこともあり子どもたちが嬉々として水遊びを楽しんでいた。このあたりまで巡って、私たちの体力は限界に来ていたようだ。
計画では高さ30mの「フレイマウンテン」に上る予定だったが、誰も上ろうとしないのだ。予定を変更してその周りの平地を巡ることにした。
遠くに「テトラマウンド」や「ミュージックシェル」、「モエレ山」などを望みながら「モエレ沼公園」巡りを終了することにした。
計画どおり公園巡りはできなかったが、シニア世代の催しは体力と相談しながら、けっして無理をしないことが肝心である。それでも参加者たちは満足してくれたようなのでヨシとしたいと思っている。
※ 掲載した一部の写真はウェブ上から拝借しました。