4月以来、久しぶりに「西岡公園おさんぽガイド」に参加した。私にとってはある特命を抱えての参加だったが、公園は春とはすっかり様相を異にし、夏の公園となっていた。

※ 西岡公園のシンボル、元水源池の取水塔です。
6月23日(金)午後、西岡公園で定期的に開催されている「西岡公園おさんぽガイド」に参加した。ある特命とは、ここでは明らかにはできないのだが、その目的も一応は果たすことができた。
さて「西岡公園おさんぽガイド」だが、公園のスタッフとガイドボランティアの方々によって4~6月は毎週金曜日に、7~10月までは隔週の金曜日に開催されている。
私は4月7日(金)以来の参加だったが、今回はガイド役として公園のスタッフが1名、ボランティアの方が4名という構成で、参加者は女性を中心に25~6名といった感じだった。

※ おさんぽガイドに参加した人たちです。
参加していて感じたことだが、おさんぽガイドが頻繁に開催されているからだろうか?参加者のレベルが高く、ガイド役の人たちも私が知っているような山野草の一般的(メジャー)な種についての案内はなく、初めて聞くような山野草の紹介ばかりだった。したがって、これまでの観察会などでは案内される山野草をできるだけカメラの収めるようにしてきたが、今回は私自身が興味を抱いたものだけに絞って撮影し、メモすることにした。
◆シャクジョウソウ(錫杖草)
葉緑素を欠いていて光合成しないために全体が白っぽい。


※ 白いシャクジョウソウの隣の褐色の植物は昨年のシャクジヨウソウです。
◆エゾタツナミソウ(蝦夷立浪草)
一見エゾエンゴサクに似ているが、花弁は少ない。また群生もしないようだ。

◆ムシコブ(虫瘤 ハルニレ)
植物の葉に昆虫が寄生することによってできる瘤状のもの。写真のムシコブはハルニレの葉に寄生したもの。

◆オニノヤガラ(鬼の矢柄)
ランの仲間だが、腐生植物で光合成をおこなわず、葉緑素を持たない。ガイドの方は色の違ったアスパラと言っていたが、なるほど…。


◆ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)
まるでヨサコイの鳴子がぶら下がったように花が付く。

◆エゾノアカバナ(蝦夷赤花)
花は淡紅色。花弁、萼片が4個である。

《生物編》
◆オオミズアオ(大型の蛾)

◆サッポロマイマイ

◆エゾマイマイ

※ 残念ながらサッポロマイマイとエゾマイマイの区別は説明を聞き逃しました。
◆ウグイス

※ 写真中央の枯れ枝の先の一番高いところににウグイスが止まっています。
写真の枝先に乗って、盛んに鳴き声をまき散らしていました。その他にもアカゲラやシジュウカラ、カワセミなどを双眼鏡では目撃できましたが、カメラに収めることは難しかったです。
というように紹介された山野草の一部を記録しましたが、他の観察会では紹介されないような、初めて聞く山野草がほとんどで、私にはそれらを記憶にとどめることはかなり困難な山野草ばかりでした。