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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

史上初!フィギア競技のラジオ生中継に立ち会う

2022-11-22 12:53:40 | スポーツ & スポーツ観戦

 アイススケートのフィギア競技をラジオで生中継するというのは史上初めての試みだという。NHK札幌放送局の船岡久嗣アナウンサーが挑む「ラジオ公開生放送」の様子を間近で見させてもらった。

          

          ※ 放送局の入り口には庫のような立て看板が。

 11月19日(土)午後、札幌市の真駒内アイスアリーナではNHK杯国際フィギアスケート競技大会」の女子フリー決勝が行われた。その様子をNHKではテレビで生中継したが、その生中継の画面を観ながらラジオ実況中継にいどむ「ラジオ公開生放送」に立ち会うことができた。(NHKラジオ第一放送で北海道内向けに放送されたそうです)

 私たち公開生放送に立ち会う者は、NHK札幌放送局が誇る8K 280インチの大画面で選手の演技を見ながら、船岡アナウンサーの実況に耳を傾けるという態勢だった。併せて解説に元五輪選手でプロフィギアスケーターの鈴木明子さんが名古屋から駆け付けていた。

          

          ※ 実況を担った船岡久嗣アナウンサーです。          

              

          ※ 解説を務めたプロフィギアスケーターの鈴木明子さんです。

 私は開場時間の前に会場に着いたこともあり、画面の最前列に座ることができた。そこから280インチの大画面を見ると、仰ぎ見るような角度で各選手の滑り(演技)を見ることができ、選手たちの息遣いまで伝わってくるような大変な迫力だった。

 午後2時、女子のフリー決勝開始とほぼ同時にラジオ実況中継も開始された。私たちは船岡アナの実況を聴きながら画面を見入っていたので、テレビ中継を見ている時とあまり変わらない感じで観戦していた。テレビとやや違うなと思えたのは、船岡アナの言葉がやや多いかな?という程度だった。というのも船岡アナの声質がとても耳に心地良かったこともあったかもしれない。絶叫調ではなく、むしろ淡々と伝える感じだった。唯一選手がジャンプを成功させたときに時折り絶叫するのがアクセントになっている感じだった。テレビ中継とやや違っていたと思えたのは、船岡アナが選手の動きを細かく伝えようとするためか解説の鈴木さんに問いかけることが少なく、鈴木さんの存在感がイマイチだったかな?と思えたことだった。

   

   ※ 放送局のロビーには日本が誇ったフィギア界のレジェンドたちの姿が展示されていました。

 結果は、第1位が韓国のキム選手、第2位が坂本香織選手、第3位が住吉りをん選手と日本選手が2位、3位を占めた。私が残念だと思ったのは第5位だった渡辺倫香選手が全参加者中、唯一4回転に挑んだのだが失敗してしまったことだ。もし、4回転を成功させたとしたら、ショートプログラム9位と出遅れたのをどこまで挽回できるか興味深かったのだが…。渡辺選手のこれからに期待したい。

   

   ※ 放送席の脇には鈴木選手が現役時代に身に着けていたユニフォームとスケート靴が置かれていました。

 さて、実況中継の方だが船岡アナは競技時間の2時間の間、一度も休憩を入れることなく中継をし続け務めをやり終えた。お話の中で、史上初めてのフィギアのラジオ実況中継について船岡アナ自身が企画を提出したとも聞いている。少しの乱れを見せることなく実況をやり終えたところに「プロの仕事」を見た思いだった。ラジオを実際に聴いていた人たちはどんな感じを受け、どのような感想を持ったのだろうか?気になるところである。



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