田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

天売オロロン鳥復活物語 with南こうせつミニライブ

2023-03-16 17:20:30 | 講演・講義・フォーラム等

 本音を隠さず言えば、私にとっては久しぶりに南こうせつの生歌が聴けるというのが参加の動機だったが、天売島のオロロン鳥が絶滅の危機から復活の兆しが顕著になったという報告もとても嬉しいニュースだった。

       

 昨夜(3月15日)、共済ホールにおいて、「天売島ウミガラス100羽記念祭~海と海鳥と私たちの未来~」と題するイベントがあった。イベントの告知は昨年末にあり、ゲストとしてシンガーソングライターの南こうせつが登場すると知り「これは行かなくては!」と思い立ったのだった。参加は無料でも可能だったが、主催者が海鳥保護活動の継続のためにCF(クラウドファンディング)に取り組んでいることを知り、僅かばかりの募金をさせていただき、そのリターンとして入場券をいただいていた。

   

   ※ 会場に映し出されたスライドの最初のページです。

 天売島のウミガラス(オロロン鳥)につて語る時に寺沢孝毅という人物を欠かして語ることはできない。というのも、彼はもともと新卒で天売島の小学校に赴任した一教師だった。その彼が赴任した時、ウミガラスの激減を目の当たりにし調査を開始し、ついには10年後に教師の職を辞して天売島に永住することを決意し、以来自然写真家として生計を立てながらウミガラス(オロロン鳥)をはじめとする海鳥の保護・調査の中心となって活動し今日に至っている人物である。

         

         ※ 寺沢孝毅氏です。

 この日はその寺沢孝毅氏と北大大学院で長く野鳥の研究に携わっている綿貫豊教授の二人が司会・解説を務めながら、映像と音、そして解説を加えながらオロロン鳥が絶滅の危機から様々な取り組みの試行錯誤の中から、2022年の目視調査で100羽を超えたことを確認したことについて報告された。そのプログラムは以下のとおりである。

  第1部 ウミガラス100羽の歩み 
    ○海鳥繁殖地「天売島」とは?○4万羽から13羽へ ○デコイ&音声作戦
     ○天敵カラス・オオセグロカモメ対策 ほか
     人形浄瑠璃上演『オロロン鳥の子守唄』
  第2部 海と海鳥と私たちの未来 
   ○環境指標としての海鳥 ○プラスチックと海鳥 ○ネコなど外来生物の影響は?
   ○気候変動と海洋 ほか
    『多様な生命 未来へつなげ!』南こうせつ ミニライブ 

 私は2014年6月に天売島を訪れた経験があるが、その際天売島に80万羽が生息するといわれるウミウの帰巣風景を目にして驚いたことがあった。しかし、オロロン鳥を観察できるという小屋から望遠鏡で覗いても一羽も確認することができなかったことが思い出された。環境省の調査では2014年には35羽のオロロン鳥が確認されているようだが…。その際に寺沢氏が開設した「海の宇宙館」にも立ち寄り、寺沢氏ともお話させていただいたことから、今回の復活劇のお話は私にとっても嬉しいお話であった。

   

   ※ CFのリターンとして送られてきた寺沢氏撮影のオロロン鳥のポストカードです。

 さて、「南こうせつミニライブ」である。私が南こうせつのライブを初めて体験したのは道東の中標津町で開催された「ムツサント」という作家の畑正憲さんとのジョイントコンサートだった。(おそらく1980年前後だったと思われる)以来、彼の虜になって近隣に彼が来た時には必ず駆け付けていた。近年はそれも少なくなり2011年の岩見沢で行われた「フォークジャンボリー」が最後となっていた。それから12年も経って、彼は76歳にもなっていた。しかし、彼の声、姿は10数年前とそれほど変わってはいなかった。彼の独特のきれいな高音は相変わらずだった。わずか3曲というミニライブだったが、その短い間私は十数年前にタイムスリップして彼の歌に酔ったのだった。その3曲とは…、

         

        ※ この日のこうせつのメガネの枠は赤色でした。

◇北の旅人

◇オロロンの伝説

◇神田川

そしてアンコールでは南こうせつお得意の◇「うちのお父さん」で全出演者、会場が一体となってイベント全体を締め括った。

 ほんの一瞬ではあったが、幸せなひと時だった…。

WBC寸評 Vol.

 いよいよ今夜は「負けたら終わり」の準々決勝戦対イタリア戦である。

 それにしてもテレビのワイドショーはどの局もWBC関連で大盛り上がりである。誰がこれほどの盛り上がりを予想したであろうか?願わくばこの盛り上がりがあと一週間は続いてほしいと願うのは私だけではないはずだ。

 そのためには、今夜はどうしてもイタリアに勝利してもらわねばならない。戦力的に比較すれば、これまでの戦いぶりから見て日本がやや有利とは思えるが、ただの一試合で雌雄を決するのだから、勝負がどちらに転ぶかは全く分からないというのが正直なところだろう。

  

  ※ 日本中の期待を背負って、大谷は必ず期待の応えてくれるはずです。

 日本の勝利のためには先発の大谷が絶対に失点をせずに、日本が先制することで心理的に優位に試合を進めることだと思う。もし、相手に先制を許すような試合展開になると、これはもう胃が痛くなるような観戦となってしまう。そうならないように祈りながらテレビの前から声援を送りたいと思っている。ガンバレ!サムライジャパン!



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