田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

日本ジャズ界の雄フロントページ・オーケストラを聴く

2024-02-19 16:58:25 | ステージ & エンターテイメント
 日本のジャズミュージシャン10人で編成されたビッグバンドは世界でもあまり例はないという。そんなFront Page Orchestraが「MUSIC LAMP」に登場した。彼らの紡ぎ出す精緻で温もりのあるサウンドを堪能した!
    
    ※ MUSIC LAMPのポスターであるが、写真上段の中央が三木俊雄氏です。

 2月17日(土)夕刻、札幌コンサートホールKitaraで開催された「MUSIC LAMP  Vol.13」を聴いた。
 「MUSIC LAMP」とは、札幌ライラックライオンズクラブと札幌市芸術文化財団が共催で実行委員会をつくり、コンサートの益金を身体障碍者や視覚障碍者たちの前途に「灯りを灯したい」との趣旨で開催されているが、コンサートに登場するのは主としてジャズミュージシャンのようである。その第13回目のMUSIC LAMPにFront Page Orchestraが招請されたということである。
 Front Page Orchestraは、テナーサックス奏者で作編曲家でもある三木俊雄氏が率いるメンバー10人のジャズバンドである。資料によると、メンバー1人1人は日本のジャズシーンの第一線で活躍しているミュージシャンばかりという実力派である。

   
   ※ 演奏開始前のキタラのステージです。

 この日は、第一部にオープニングアクトとして登場した「札幌ジュニアジャズスクール Club SJK」とセッションで◆F.フォスター/Shiny Stockings を演奏して休憩に入った後、
 第二部ではリーダー三木俊雄氏作曲の曲を中心として次のような曲が演奏された。
 ◆三木俊雄/Move the Air
 ◆三木俊雄/Moonflower
 ◆三木俊雄/Ecsher’s Vision
 ◆三木俊雄/Saudade
 ◆H.シルバー/Nica’s Dream〈ゲストボーカル 長尾冴子〉
 ◆三木俊雄/隅田川
 ◆三木俊雄/Quantum Leap
【アンコール】◆V.ユーマンス/Time On My Hands
 ご覧のように演奏された曲のほとんどが三木俊雄のオリジナルである。ジャズミュージックに対して特別な造詣を持ち合わせているわけではない私には、残念ながらその曲の良さは理解できなかったが、彼らの演奏自体はかなりレベルが高いものであることは感得することはできた。
 特に三木の曲は、ソロパートを大切にすると聞いていたが、確かに全てのパートがソロで演奏する場面があったが、それぞれの力量の高さを窺い知ることができた。
 曲目として印象に残ったのは、日本名が付いた「隅田川」である。数回しか隅田川の流れを目にしたことはないが、演奏を聴いていると隅田川の流れを彷彿とさせてくれるものがあった。さらにその次の「Quantum Leap」ではテナーサックスの三木と浜崎航が掛け合いのように演奏する様が素晴らしかった。
メンバーはTromboneの駒野逸美をのぞいては、中年の域に達したいわゆるベテラン揃いであったが、そのことがより深みのある演奏を可能にしたともいえるFront Page Orchestraのステージだった。
  
※ ウェブ上に札幌ジュニアジャズスクール Club SJKとのセッションの様子の写真を見つけたので掲載します。

 最後に10人のメンバーを紹介してこの項を閉じるにする。
 ◇三木俊雄(Leader、Tenor Sax)
 ◇近藤和彦(Alto Sax)
 ◇浜崎 航(Tenor & Soprano Sax)
 ◇松島啓之(Trumpet)
 ◇奥村 晶(Trumpet)
 ◇駒野逸美(Trombone)
 ◇山岡 潤(Euphonium)
 ◇福田重男(Piano)
 ◇上村 信(Bass)
 ◇柴田 亮(Drums)

人生会議(ACP)って何?

2024-02-18 21:19:01 | 講演・講義・フォーラム等
 「人生会議」と言われても今一つぴんとこない。ただ、ACPと表記されているのを見ると、外国から入ってきた言葉のようだ。まあ、ゲストとして招請された漫才コンビ「オクラホマ」の漫談を聴くのもいいだろう、くらいの思いで参加したのだが…。

     

 2月17日(土)午後、道新ホールにおいて札幌医師会が主催する「人生会議」なるものが開催され、内容もよく分からないまま参加した。
 冒頭に札幌医師会の今眞人会長が、「人生会議とは一言でいえば “終活” のことでACPとも言われている」と挨拶された。
 そしてまずオクラホマ(藤尾仁志、河野真也)の二人がフリーアナの国井美佐さんと軽快なおしゃべりを展開した。その中身は、二人のそれぞれの親のこと、あるいはお墓のこと、などについて面白可笑しく、それこそ漫談調に語り合った。それはこの日の「人生会議」を語るうえでのウォーミングアップのような位置付けだった。
      
 そしてこの日のメインであるパネルディスカッションへと移った。
 登壇者は今眞人札幌医師会々長、近祐次郎政策部長、そしてオクラホマの4人が登壇し、国井アナの司会で進行した。
 最初に近政策部長が「APC」についてAPC とはAdvance Care Planningの略で「事前に医療の程度を計画する」ことだと説明された。
 そして今会長が、現代の医療機関(病院)は、どう生きていくかサポートする機関であり、これからの医療機関は治す医療から、支え、癒す医療へと変わっていくと語った。そして今会長は、自らの医院の患者さんと面接し患者さんの希望を聞き、希望に沿った医療を約束する動画を見せていただいた。
 最期に今(今会長のことではない)の人たちは自宅で自らの最期を迎えたいという人が増えているが、そのためには「かかりつけ医」を持つことが大切ということを強調された。
 かかりつけ医をどうしたら見つけられるかについて、特別手がかりのない人は札幌医師会が運営する「在宅医療・介護・認知症サポートセンター」(TEL  0120-142-864)に一度相談してみることをお勧めしますとのことだった。

  

 以前にも某講座において「かかりつけ医」の必要性を説かれたことがあったが、私のように在札幌期間が短いものにとってはどのようにして「かかりつけ医」を見つけたら良いのか戸惑ってしまうことが多かった。
 この日アドバイスを受け、ぜひ一度紹介されたサポートセンターに相談してみたいと思った。
 そしてまた、私自身もいよいよいつ緊急事態に見舞われてもおかしくない年代になってきた。「人生会議」…、を意識しなくては考えされられた今回のフォーラムだった…。



想像以上に再エネ電力は拡大していた!

2024-02-17 11:56:36 | 講演・講義・フォーラム等
 北海道内における再生可能エネルギーによる発電量はすでに45%に達しているという。その数字に私は正直言って驚いた。技術の進歩、世の中のコンセンサスが私の想像以上にエネルギー事情に変化を与えていることを知る機会だった。
  
     
 2月14日(水)午前、道新ホールにおいて北海道新聞が主催する「道新 未来フォーラム」が開催され、参加して関係者のお話に耳を傾けた。
 フォーラムは最初に特別講演として石屋製菓の石水創社長「100年先も、北海道に愛される会社へ」と題して、自社の使用する電力を再エネ由来に切り替えたり、同社の全施設のCO₂排出量を実質ゼロにしたりする取り組みを紹介した。影響力の大きい同社が脱炭素の取り組みに積極的に取り組むことは道内企業への影響力も大きいものと思える。

  
  ※ 特別講演をする石屋製菓の石水創氏です。

 続いて、石水氏も含めた5人が登壇して「北海道・札幌における再生可能エネルギー地産地消のこれから」と題するパネルディスカッションが行われた。
 登壇したのは、
 ◇秋元克広 氏(札幌市長)
 ◇工藤 広 氏(稚内市長)
 ◇齋藤 晋 氏(北海道電力社長)
 ◇鈴木 亨 氏(NPO北海道グリーファンド理事長)
 ◇石水 創 氏(石屋製菓社長)
そして司会(コーディネーター)は気象予報士でフリーキャスターの菅井貴子氏が務めた。

   
   ※ パネルディスカッションの様子です。

 パネルディスカッションで話される内容は先の半導体のシンポジウムよりは、私にとって身近な問題だったこともあり、かなりの程度で理解することができたように思った。その内容とは?
 まず北電の齋藤社長が話された「北海道内の再エネ発電能力の潜在力(ポテンシャル)は高く、すでに道内電力の必要量の45%は再エネ電力によって賄われている」と発言された。確かに石狩市から稚内市に至る「日本海オロロンライン」を走ると、いたるところで風力発電の風車が立っている。さらに最近では石狩市の洋上には国内最大級とも言われる洋上発電の風車が稼働し始め一般世帯の8万3千戸分の発電が可能になったと報じられるなど、再エネ発電の状況は大きく様変わりしている。
 ディスカッションの中では、稚内市が三方の海に囲まれ、さらには周氷河地形という特異な地形を生かした風力発電に力を入れ、稚内市の1万7千世帯に対して17万世帯分の再エネ発電が可能となったことから、余剰電力を札幌市に提供する連携協約を このほど締結したということが報告された。電力の大消費地である札幌市としては、今後も道内各地と同様の連携を図っていきたい、と秋元市長は明言した。
 そして今、過疎地帯で発電された省エネ電力の有効活用のための蓄電池の開発も急ピッチで進んでいるという。
 こうした状況を考えていったとき、少なくとも北海道においては遠くない将来に省エネ電力だけで賄える時代が到来するのではないか、とさえ思えてしまう。
 そのためにということで数々の提案もなされた。
 そのために一つとして、発電・送電の効率化が求められるとした。特に送電網を整備することは、将来北海道で発電された電力を本州の電力消費地帯に送電するためにも必須の課題といえる。
 また、私たち自身の生活スタイルのさらなる見直しが必要だとも強調された。(例えばスマート電化住宅の推奨、省エネ文化の教育・宣伝etc.)
さらに道内においては、まだ実用化されていない水素発電も有力な発電源として注目されているところだという。
 最後に齋藤北電社長は、半導体関連企業やデーターセンターなど電力消費の大きな産業が進出する状況にあって、電力不足の事態に備えつつも、再エネ発電に注力しながら北海道の2050年カーボンニュートラルの実現に貢献したいと力強く語った。
 周囲を海に囲まれた北海道は風力発電には絶好の地である。少し前には考えられなかった洋上発電が可能となったことから、道内のおける風力発電の勢いは増すばかりではとも思われる。果たしてどんな未来が待っているのか?興味津々である。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            


hitaruで見る・聴く・知る オーケストラ!

2024-02-16 19:33:17 | ステージ & エンターテイメント
 私たち道産子にとって、やはり札幌交響楽団は最高です! 札響の演奏に気軽に誘う機会として安価に提供された演奏会だった。演奏会は札幌文化芸術劇場hitaruに満員の聴衆が詰めかけ、終始和やかな雰囲気の中で行われた。
      

 2月13日(火)夜、札幌文化芸術劇場hitaruにおいて表記「hitaruで見る・聴く・知る オーケストラ!」が開催された。札響では、例年オーケストラの初心者を気軽に誘う機会を提供しているが、今年は1月10日の「おんぷでおさんぽ」と今回の「hitaruで見る・聴く・知る オーケストラ!」の二つがそれにあたるようだ。二つの演奏会ともに1,000円で入場できるという安価なものである。もちろん私は二つとも参加したが…。
 指揮は指揮者としてはまだまだ若い若干30歳という松本宗利音氏である。この方のお名前がユニークである。宗利音と書いて「シューリヒト」と呼ぶそうだ。おそらく彼の両親は相当なクラシック通で、ドイツの作曲家であり指揮者だったカール・シューリヒトの心酔者だったことから、我が子もカール・シューリヒトのようになってほしいと願って付けた名前なのでは?と私は想像するのだが…。
 松本宗利音氏の履歴を拝見すると、宗利音氏は両親の期待に応え幼少の頃よりヴァオリンを学び、東京芸術大の指揮科を卒業し、現在指揮者として活躍しているのだから両親もご自身も満足なのではと想像する。
 さて、演奏会の方であるが、この日演奏された曲目は次のとおりである。
 ◆J.ウィリアムズ/「スター・ウォーズ」メインタイトル
 ◆J.S.バッハ/「G線上のアリア」~管弦楽組曲第3番より
 ◆グーリーグ/「山の魔王の宮殿にて」~「ペール・ギュント」より
 ◆ドボルザーク/「家路」~ 交響曲第9番「新世界」より第2楽章
 ◆スメタナ/「モルダウ」~連作交響詩「わが祖国」より
 ◆ディスに―作品より名曲メドレー(直江香世子編曲)
       
  星に願いを ~ バロック・ホウダウン ~ ミッキーマウス・マーチ ~ ビビディ・バビディ・ブー ~ チム・チム・チェリー ~ 美女と野獣 ~ ホール・ニュー・ワールド ~ レット・イット・ゴー ~ パート・オブ・ユア・ワールド ~ イッツ・ア・スモールワールド
【アンコール】◆フレデリック・ロウ/「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」
 なお、2曲目から5曲目までの4曲は、2024年度の札響コンサートで演奏される曲の一部を演奏したものだという。
 私はチケットを早めに購入したからだろうか?なんとステージの前から4列目が私の席だった。(つまり全席が1,000円で開放されたのだ)ふだんの私が札響の演奏を聴く際には考えられない席である。そのためだったのだろうか?どうもいつもの札響とはやや違った印象を受けてしまった感があった。弦の音がいつも聴くときとは違い、割れたように聴こえてきてしまったのは気のせいだったのだろうか??また、「星の願いを」の出だしのトランペットのソロがちょっとミスったように聴こえたのだが、それは私のそら耳だったのか?
 たぶん私の聞き違えだったのだと思われるが、札響の音はいつ聴いても素晴らしく、演奏を終えた後の私の中には満ち足りたものが広がる。
 今年は何度札響の演奏を聴くことができるだろうか?できるだけ機会を作りたいと思っている。


映画  ブータン 山の教室  №372

2024-02-15 19:35:59 | 映画観賞・感想
 難しい映画だったと表現するのが適切なのかなぁ…。標高4,800mのブータンの寒村で貧しく暮らす村人たち56人。文明の世界から取り残され、文明の利器など何も知らず純朴に生きる9人の子どもたちと、彼らを教える若い教師の卵との物語である。
      
       ※ ポスターを飾る学級委員長役のペン・ザムの表情がとても印象的だった。

 2月12日(月)午後、「リサイクルプラザ宮の沢」が主催するエコ映画会「ブータン 山の教室」がちえりあホールで上映されたので観賞した。
 映画はブータンの首都・ティンプーの教育系大学に学ぶウゲンは教師の仕事に魅力を感じられず、ミュージシャンを夢見て授業もさぼりがちな生活を送っていた。しかし、卒業するためには教育実習を数か月間課せられている。ウゲンはブータンでも最も僻地にある標高4,800mもの高地にあるルナナ村の学校へ行くように言い渡された。
 ティンプーからルナナ村までは半日間バスに揺られてガザという町へ行き、そこからは徒歩で7日間歩いてようやく人口56人というルナナ村に着いたのだった。

  
  ※ 映画の主役のウゲン(右側)と彼の村での生活をなにくれとなく面倒を見る村の若者です。

 そこからルナナ村の9人の子どもたちとウゲンの学校生活が始まった。ウゲン村には電気はもちろん、子どもたちが学習するための紙も不足していた。学校とはいっても黒板もチョークもない。まさにないない尽くしである。
 ウゲンにとっては何もない生活の始まりだった。しかし、子どもたちは純朴だった。ウゲンの言葉に瞳を輝かせて聴き入ろうとする。特に学級委員長役のペン・ザムの表情がいい!!(彼女は演技を学んだ子ではなく、ルナナ村に実在した子どもだったそうだ)

  
  ※ ルナナ村の学校で学ぶ9人の子どもたちです。

 渋々赴任したウゲンだったが、純朴な子どもたち、村人たちの素朴な期待、そして素晴らしい自然…、等々に心を動かされウゲンは冬が来るまで続けてみようと決心した。
 ウゲンは村人たちに受け入れられ、彼なりに任期を誠実に務めるが、結局彼は教師とはならず、彼の夢だったミュージシャンとなるためオーストラリアに渡ったのだった。
 つまりウゲンは、何もないけれど幸せに暮らす寒村の人たちと生活を共にし、そこにある種の生きがいを感じつつも、やはり便利で華美な世界へ還ってしまった。
 ブータンという国は、世界各国がGDPやGNPの多寡を追い求める中、国王がGNH(Gross National Happiness  国民総幸福量)こそ大切だと提唱している国として有名であるが、大学教育を受けたウゲンなどは若者たちはそのことを信じていないということなのか?はたまた、ルナナ村の子どもたちも教育を受け、成長した暁に現在のような境遇を素直に受け入れることができるだろうか?
 映画の制作者であり監督も務めたブータン人のパオ・チョニン・ドルジ氏は、映画の中で何も主張しようとはせず、ある意味淡々と標高4,800mの高地のルナナ村の美しい自然と、そこに暮らす村人や子どもたちを淡々と写すことに徹している。

  
  ※ 標高4,800mのルナナ村から見える風景です。

 微かに感ずることができたのは、オーストラリアに移住しミュージシャンとなったウゲンの表情がけっして幸せそうには写っていなかったところに、パオ・チョニン・ドルジ氏の微かな主張を見たようにも思ったのだが…。
 私たち人間にとって、何が幸せなのかを考えさせてくれた映画だった…。


次世代半導体とほっかいどうの未来(後編)

2024-02-14 19:15:57 | 講演・講義・フォーラム等
 半導体は “産業の米” と称されているが、具体的に我々の生活にどれほど深く関わっているのか?そして半導体はどこへ向かっているのか?そしてそして(株)Rapidusの未来は?お聞きした内容を素人目線で綴ってみた…。
 
※ 千歳市に建設中のRapidusの半導体製造工場の完成予想図です。
 
北大の葛西教授から面白い例えを伺った。
 日本の食糧自給率が非常に低いということは周知の事実であるが、その自給率は38%だという。ところが現在の日本の半導体の自給率はなんと食料自給率さえも下回る27%だそうだ。かつての科学立国日本はどこへやらという現状で、今や世界の半導体王国は米国、台湾、韓国などがその覇を競っている現状だという。(その原因はいろいろと言われているが、それを探るのが本稿の目的ではない)
 
※ 現在の最先端半導体を製造している割合は圧倒的に台湾の製造工場ということです。

 さて、私たちが身近に感じることができる半導体は、今や国民のほとんどすべてが所有するスマートフォンの中にふんだんに取り入れられているという。具体的には①ディスプレイ、②赤外線カメラ、フロントカメラ、③リアカメラ、④マイクプロセッサ、⑤サブマイク、⑥アンテナ、⑦距離センサー、⑧メモリー、⑨各種無線通信回路、⑩電力制御回路、⑪インターフェース、といった具合でスマホ自体が半導体の塊といえる。
 

 ちなみに、もし今半導体というものがこの世から無くなったとしたら、どのような世界が現出するかというと…、

  
  ※ 半導体がいかに私たちの生活と密接に結びついているかを示す図です。

 ①電気が止まる。
 ②スマホが使えない。
 ③ネットが繋がらない。
 ④お金がおろせない。
 ⑤支払いができない。
 ⑥水道が止まる。
 ⑦トイが使えない。
 ⑧車が動かない。
 ⑨列車・飛行機が止まる。
などといった状況となり私たちの生活も社会も成り立たない、ということが指摘されたが、なんだか大震災直後の被災地域のようである。

  
  ※ 講演をする葛西北大教授です。

 その半導体が今ますます小型化を競っているという。その小型化というのはnm(ナノメーター)の世界の話である。nmというと、10億分の1mの世界の話(調べてみると1nmは0.000001mだそうだ)で、我々素人には想像もつかない世界の話である。
 ちなみに(株)Rapidusが目指す2nmの半導体が実現するとなると、消費電力は今の1/1,000となり、現在毎日充電しているスマホは3年に1度充電すればよいようになるだろうと葛西氏は述べられた。またノートパソコンなど現在電源なしで10時間稼働が可能だが、それが1年間充電することなく稼働が可能になるという。
 葛西氏は「半導体とは、私たちの生活を陰で支える大切な現代の魔法」と表現した。その現代の魔法をさらに進化させる “産業の米” を創り出そうとしているのが千歳市に進出を決め、現在準備を進める(株)Rapidusである。それはまた低迷する北海道経済を底上げする起爆剤になると期待されている。準備は着々と進行しているようである。
 少しオーバーに云えば、北海道内だけではなく日本全体の期待を担った一大プロジェクトといえる取り組みである。
 私はこれで2度ほど(株)Rapidus社長の小池氏のお話をビデオメッセージで拝聴した。小池社長は経営者であるとともに、優秀な科学者でもあるという。つまり半導体製造に関しては全てに精通している方である。その小池氏のお話を一度目に伺ったときには、自信満々に大きな野望と夢を語っているように拝聴した。ところが今回は、大意は変わらないものの、その表情にはやや緊張感のようなものも窺い知ることができた。あるいは描いているプロジェクトがいよいよ動き出したことで解決すべき課題が現実化してきた証なのかな?とも私には映った。
 世界中の先端企業がしのぎを削る新技術の開発は、私など想像もできない苛烈な競争の世界なのだと思われる。かつて科学立国を謳歌した日本が、その名声を取り戻すべく国家としての一大プロジェクトが小池社長のリーダーシップのもと、北海道において花開くことを願いたい思いでいっぱいである。 

次世代半導体とほっかいどうの未来(前編)

2024-02-13 17:36:10 | 講演・講義・フォーラム等
   “産業の米” とも称される半導体であるが、今やその半導体産業を目指す(株)Rapidusが北海道は千歳市に半導体製造工場を建設中ということで北海道内が沸いている。(株)Rapidusが北海道内にもたらす影響についてのセミナーが開催されたので参加してみた。
   
 時間が少し経ってしまったが、多岐にわたる発言があったために、その内容をまとめることが困難で、本日までレポがずれ込んでしまった。
 2月8日(木)15時より、北海道が主催するセミナー「次世代半導体とほっかいどうの未来」が開催された。定員500人のホールはビジネスマン風の人たちが多数詰めかけ満員の盛況だった。
 セミナーの構成は次のようになっていた。
 ◆講演 Ⅰ 「次世代半導体プロジェクトについて」
        Rapidus株式会社  代表取締役社長
                    小池淳義氏 (ビデオメッセージ)
        Rapidus株式会社  専務執行役員 清水敦男氏
 ◆講演 Ⅱ 「半導体の今と未来について」
        北海道大学総長補佐 量子集積エレクトロニクス研究センター教授 葛西誠也氏
 ◆講演 Ⅲ 「半導体で地域がどう変わるのか」 日本経済新聞 編集委員 太田泰彦氏
 その他に北海道の担当者から北海道のこれからの取り組みについての説明があったが、割愛したい。

  
  ※ ビデオメッセージでRapidus株式会社の未来を語る小池社長です。

 さて、ここからのレポートであるが、私が4氏の講演の内容を全て理解できたわけではない。“半導体” などというモノは私にとっては考えようによっては近いものでもあるのだが、実際にはずーっと遠くにあるものである。そこで本稿でのレポートは、講演の中から私が理解できたことに絞ったものにしたい。つまり私同様半導体については素人同然の方向けの内容となることをお断りしておきたい。
 まず基本的に “半導体” とは?ということであるが、“半導体” とは、電子回路や部品(デバイス)を半導体材料の上につくりこんだものの通称だという。(株)Rapidusはそのうちの半導体ウェハを製造する会社だそうだ。
 半導体メーカーには、①ファブレス(設計)、②ファンドリー(前工程)、③ OSAT(後工程)と大きく三つに区分けされるそうだが、(株)Rapidusは②のファンドリー会社だという。つまり(株)Rapidusは、例えるとピザを作る時、トッピングする前の生地を作る工程を担う会社ということになる。
 (株)Rapidusでは2026年の操業開始を目指し、現在ファブレスのIBMに技術者を100人規模で派遣し、技術の習得に励んでいると小池社長は強調していた。
 小池社長は「(株)Rapidusは2nm(2ナノ)の半導体ウェハの製造をする」と断言しているが、現時点の世界の技術水準は10nmの製造で台湾の「台湾積体電路製造」(TSMC)という会社が全世界の93%(2019年現在)を占有しているという。さらにTSMCは7nm、5nmの生産でも他を圧している状況だという。台湾恐るべしである。そして中国、韓国も激しく追い上げている状況だそうだ。
 もちろんそれらの国々も2nmの製造を目指していることは想像に難くない。はたして(株)Rapidusはそこに割って入って勝算はあるのか?
 本日のところはここまでにしたい。明日続編を綴ってみたい。


札幌麺紀行 142 一蘭 札幌すすきの店

2024-02-12 11:46:59 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 本場博多の天然とんこつラーメンを引っ提げての札幌進出は大人気のようである。私が訪れた昼下がりの食事時を過ぎた時間帯だったが行列ができていて待たされた。食したとんこつラーメンは美味しかったが、私はやはり地元「札幌ラーメン」を推したいなぁ。

  
  ※ 一蘭 札幌すすきの店の入口です。派手派手しい外観です。

 久しぶりの麺紀行の投稿である。
 某日、テレビを観ていたらカップ麺なのに一個490円もするカップ麺が紹介されていた。「ずいぶん強気な価格設定だなぁ」と思いながら観ていたのだが、その発売元が「一蘭 とんこつ」という博多の有名店だと知った。そして、その店が札幌に出店していると分かり俄然興味が湧き、珍しもの好きの私は早速訪れてみることにした。

   
  ※ 一蘭が販売しているカップ麺ですが、現在は品切れ状態ということでした。
   
 店はすすきのの繁華街に位置し、ビルの屋上に観覧車が回っている飲食店ビル「ノルベサ」の一階に出店していた。店内は非常にけばけばしい装飾で彩られ、「おっ!」と気後れするほどだった。
  
  ※ 一蘭すすきの店の店内に入ったところのデコレーションです。

 そして入口のところには券売機が設置されていた。メニューはさまざまあったようだが、私はベーシックな「天然とんこつラーメン(創業以来)980円をチョイスした。
 するとその前には時刻が午後2時近くと昼時を過ぎていたのにたくさんの人が行列を作っていた。その時、店のスタッフがやってきて「オーダー用紙」なるものを渡された。そこには「味の濃さ」、「こってり度」、「にんにく」、「ねぎ」、「チャーシュー」、「赤い秘伝のたれ」、「麺のかたさ」について選択肢で提示され「お好みに〇を付けてください」と書かれていたので私なりに選択して〇印を付けた。

       
         ※ 店のスタッフから手渡された「オーダー用紙」です。

 10数分待たされただろうか?スタッフから「あそこの席へ」と案内された。その座席はかなり特殊な構造となっていた。細い通路を行くと、一人一人の席が区切られた構造となっていた。私はなんだか鶏がゲージに入れられた時のような感覚となってしまった。店の方では「味集中カウンター」と称しているようだ。
  
  ※ 私が座った18番席から見た店内です。細い店内にお客さんがびっしりです。
  
  ※ お店のHPから拝借した店内の席の様子です。

 席に座るとスタッフが目の前のすだれを開けて、お冷用のカップを出して、先のオーダー用紙を受け取り厨房へ向かった。お冷は回転ずし店で自動給湯するようなシステムで冷水が出てくる仕組みになっていた。

  
  ※ 私が座った18番席です。前面に簾があり、そこからラーメンが提供されます。
     左側にあるのが給水設備です。

 あまり時間を待つことなく「天然とんこつラーメン」が出てきた。丼の真ん中には「赤い秘伝のたれ」が乗っかっていた。私は「一蘭ラーメン」の流儀に従い、最初は秘伝のたれを避けるようにして一口すすった。細麺にとんこつのスープが良く合っていた。続いて秘伝のたれを混ぜ合わせて食してみた。すると、舌先にピリッとした辛味が感じられたが、これがまた効果的に思われた。あのドロッとした感触のとんこつスープは独特であり、美味しいとも思うが、どこか馴染めない思いも残った。
  
  ※ 写真写りは良くないですが、十分に美味しいとんこつラーメンでした。
  
  ※ 細麺気味の麺を持ち上げたところです。光量が不足気味ですね。

 麺の量はそれほど多いとは思われなかったので、せっかくの機会だからと「替え玉」を頼んでみた。1玉は無理そうだったので、1/2玉(150円)にしたが十分に美味しくいただくことができた。自信満々の経営姿勢、独特の販売システム、等々これまでにないラーメン店である。人気も相当なもののようだ。
 しかし、私は道産子である。やっぱり「札幌ラーメン」が自分には向いているかなぁ、というのが率直なる感想である。 
   
  ※ けっしてスープを飲み干したわけではありません。丼の底が見たくて、替え玉用の丼にスープを移して丼の底を見てみたら「この一滴が最高の喜びです」と印字されていました。
                                                                                                                                                                                                                                                                 
【一蘭 札幌すすきの店 概要】
札幌市中央区南3条西5丁目1-1 ノルベサ1F
電  話   011-242-1033 
営業時間   10:00~28:00
定休日    無
座席数    43席(全て個席)
駐車場    無
入店日   ‘24/02/07


札幌市近郊スキー場巡り №7 グリーンランドホワイトパークスキー場(岩見沢市)

2024-02-11 16:22:04 | スポーツ & スポーツ観戦
 グリーランドスキー場は一言で言ってファミリー層をターゲットとしたスキー場ではないかという印象である。中・緩斜面が広がるゲレンデは小学生のスキー授業や家族連れが楽しむには格好のスキー場だろう…。
  
※ グリーンランドホワイトパークスキー場の全体図です。

 せっかく岩見沢市まで行ってグリーンランドスキー場を体験せずに帰宅するという選択肢はなかった。また、「札幌市近郊スキー場巡り」のためにもう一度岩見沢市まで来るということも考えづらかった。
 私は前日に拙ブログに記したとおり「萩の山市民スキー場」のリフト券を残しながらも切り上げて、萩の山より8キロほど岩見沢市街に近づいたところにある「いわみざわ公園」内に隣接した「グリーンランドホワイトパークスキー場」に向かった。

   
   ※ ちょっとオシャレに見えるセンターロッジです。(レストランも併設されていました)

 スキー場に着いたときには午後2時近かったこと、そしてスキー場のレイアウトを見るかぎり5本も滑ればスキー場全体を把握できるだろうと考え、回数券を5枚購入した。

   
   ※ スキー場の直ぐ横には「北海道グリーンランド遊園地」の大型遊具が見えました。

 スキー場には二つの小学校がスキー授業を行っていた他、ここでも数は少なかったが自衛隊の隊員がスキー訓練を行っていた。
 私はスキー場全体を把握するために上掲のスキー場レイアウトを見て、右側のコースから順に体験することにし、第1ペアリフトを利用した。

   
   ※ 第一ペアリフトです。ゲレンデ内にスキーヤーがほとんど見えませんね。

 「バンビコ―ス」と称される林間コースは超初心者が滑るに適したコースである。但し、コースの一部はけっこうな斜面になっているので注意する必要がありそうだ。

   
   ※ 超初心者向けコースの林間コースです。

 2回目は「上級者向アトミックコース」である。こちらはリフトを降りた直後にかなりの急斜面が待っていた。急斜面のために雪上車も入らないようで、滑る人も少ないようで深雪の荒れた斜面だった。今の私の筋力ではとても太刀打ちできない。私は慎重に、慎重に滑り落ちるだけだった。しかしその急斜面は短い。

   
   ※ リフトに乗っていて樹氷がきれいだったので思わずシャッターを切りました。

 3回目も第1ペアリフトを利用し、スキー場のセンターの斜面を滑り降り、第2ペアリフトの乗り場に向かった。この斜面は上述したとおりの中・緩斜面で、初・中級者向きの斜面である。

  
  ※ センターコースの最上部からゲレンデ全体を見渡した図です。

 4回目は最も左側に広がる「ウッドヒルコース」を滑った。この斜面もセンターの斜面と同様の中・緩斜面である。
 そして最後も第2ペアリフトを利用し、センターの斜面を滑り降りてこの日のスキーを終えた。
 スキー場にはファミリー層が楽しめるようにちょっとおしゃれなセンターロッジ、セカンドロッジ、レストハウスが完備しており、その点では「萩の山市民スキー場」との差別化を図ろうとする営業戦略のようなものも伺うことができた。

   
   ※ センターロッジの横に建つセカンドロッジです。

 ただ、私が訪れた9日は平日だったこともあり、学校のスキー授業を終えた後のスキー場は閑散としてしまったところが寂しかった…。
【グリーンランドホワイトパークスキー場 概要】
◇〒068‐0836  岩見沢市志文町1056番地 いわみざわ公園
    萩の山市民スキー場から約8キロ、市街地に近い「いわみざわ公園」内の一角にスキー場がある。
 ◇リフト 2基(いずれもペアリフト)
 ◇リフト券   回数券(シニア5枚) 900円 
         ※ なお、市内のコンビニ「セブンイレブン」で11回券                                        を購入するとシニアは1,620円で購入できるという特典
          があるそうだ。 

札幌市近郊スキー場巡り №6 萩の山市民スキー場(岩見沢市)

2024-02-10 15:48:39 | スポーツ & スポーツ観戦
 近くて遠い萩の山スキー場だった。その昔、知人がホームゲレンデとしていたスキー場と聞いていた。岩見沢市の郊外に位置する萩の山スキー場は市民スキー場としてはそれなりの規模と設備を備えたスキー場だった。
  

 昨日(2月8日)、天気予報はあまり良くなかったが岩見沢市に向かった。
萩の山市民スキー場は、以前から一度は行ってみたいと思っていたスキー場だった。
 というのもまたまた昔話で恐縮であるが、私の職場に北海道教育大岩見沢校の体育科を卒業した一人の女性教師が赴任した。彼女は大学時代にすでに全日本スキー連盟の準指導員の資格を取得していた。当時、スキーに夢中だった私は彼女とスキー談義を楽しんだ。そんな時彼女は「上志文のスキー場が…、上志文のスキー場が…」(注:上志文とは、萩の山スキー場のあるところである)と盛んに口にした言葉が印象的だった。きっと彼女にとって難しい準指導員の資格を得るために相当にスキー場に通ったのだと思われる。そうしたいわくがあるスキー場だが、今回私が「札幌近郊スキー場巡り」などという企画を立てなければけっして訪れるスキー場ではなかったと思うと、感慨深いものがある。
  
  ※ 駐車場から見た萩の山市民スキー場です。右手の建物はスキー場ロッジです。

 萩の山スキー場は我が家から約48キロ、雪道だったこともあり車で約1時間半かかって到着した。札幌市民の感覚からしたらけっこう遠いスキー場である。
 スキー場は一見すると、ゲレンデの長さはそれほどないが横方向に大きく広がったスキー場だった。そのゲレンデには計4基のペアリフトが並列に設置されていたが、上掲したゲレンデマップの「上志文第一ペアリフト」は休止中だった。(記録によると昔はもっと多くのリフトがあったようである)

  
  ※ 写真右手が緩斜面、真ん中が中斜面、左手が急斜面とさまざまな斜面が揃っています。

 私はまず足慣らしに初級者用の緩斜面、中斜面のC、Dコースを滑り、続いて中斜面が続く、Bコースへと移った。スキー場は小中学校のスキー授業で大賑わいだった。大賑わいと言ってもリフト待ちはそれほどでもなく、ストレスフリーで滑ることができた。小中学校の他に、教育大岩見沢校の学生の授業や、陸上自衛隊の訓練スキーなども同時にゲレンデでは行われていた。
  
  ※ 教育大岩見沢校の学生さんたちの授業の様子です。
  
  ※ こちらは自衛隊の訓練の様子ですが、背中に荷物を背負い実践的訓練です。

 そうした授業を避ける意味もあって、その後私はスキー場唯一の急斜面があるダイナミックコースを中心に滑った。 

   
  ※ 萩の山スキー場の急斜面です。
 
 つまり資料によると幅1.5キロにも広がるワイドなスキー場で、そこに緩斜面から中斜面、急斜面とバラエティに富んだ斜面が広がっている市民スキー場としては理想的な形状をしたスキー場と言えそうである。スキー場ロッジや事務所の建物もけっして華美ではなく、実用一点張りといった趣きはまさに市民スキー場である。
  
  ※ ロッジ内の様子です。いかにも飾り気がなく庶民的です。

 この日は時折りかなり雪が降り、見通しが悪くなる時間帯もあったが、その合間を縫いながら楽しむことができた。結局、昼休みを挟んで私は15回リフトを利用し、スキー場のあらゆる斜面を滑らせてもらった。購入した券は4時間券だったが、この日も約1時間半を残して切り上げた。というのも、この日は同じ岩見沢市内にある「グリーンランドスキー場」も体験したいと思い、この後私は「グリーンランドスキー場」に向かったのだ。(明日レポします)
 萩の山市民スキー場…、上述したように市民が日常的に滑りを楽しむにはとても適したスキー場であるといった印象だった。
【萩の山市民スキー場 概要】
◇〒068‐0836  岩見沢市上志文町502番地
    札幌から国道12号線を岩見沢に向かい、岩見沢市街に入る手前で道々
   38号線に乗り換え、夕張市方面に走ると道路沿い左手にスキー場が見え
   てくる。
 ◇リフト 4基(いずれもペアリフトで、4基が山頂に向かって並列に設置されている)
 ◇リフト券   シニア券(4時間) 2,000円