田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

もうこれ以上活動を広げるつもりはないが…

2024-02-02 16:22:32 | 講演・講義・フォーラム等
 もうこれ以上私自身の活動を広げるつもりはない。むしろ収束に向かおうと考えている昨今であるが、関心はあるフォーラムだったので参加してみることにした。
     
 昨日2月1日(木)午後、札幌エルプラザにおいて北海道の高齢者保健福祉課が主催する地域支え合い活動講座「アクティブシニアフォーラム」が開催されたので参加した。
 講座は「ウォーミングアップセッション」と「パネルディスカッション」の二つで構成されていた。
        
     ※ ウォーミングアップを指導していただいた脳活塾の柿沼英樹氏です。

 「ウォーミングアップセッション」は文字どおり本題に入る前のウォーミングアップといった位置付けでNPO法人シーズネットにおいて脳活塾を主宰している柿沼英樹氏が簡単な体操と、脳を活性化させるためのクイズを用意して参加者の頭をほぐす一例を示してくれた。体験してみてけっこう脳細胞に刺激を与えられた感じであり興味深い。

        
     ※ パネルディスカッションのコーディネーターを務めた杉岡直人氏です。

 メインプログラムである「パネルディスカッション」は、北星学園大の名誉教授である杉岡直人氏の司会で、居住型福祉サービス「らくらグループ」代表の浅沼静華氏、NPO法人シーズネット理事長の奥田龍人氏、NPO法人さっぽろ福祉支援ネットあいなび理事長の下川原清美氏、健康生きがいづくりアドバイザー代表の渡邊一栄氏の4氏が登壇して「あなたの一歩で地域が変わる」と題して意見交流がなされた。
 らくら代表の浅沼氏は、自らのスイス在住体験から、施設入居者への過剰なサービスを戒め「自立と自律」を促し、施設のモットーである「粋に生きる」ことを目ざした施設運営を心掛けていると語った。
 続いてシーズネット理事長の奥田氏は、「8010運動」を会員に推奨しているという。それは「80歳になって10人の友人を持ちましょう」という呼びかけだという。シニア世代にとって友人同士の支え合い、友人を誘っての社会参加を促したいと語った。
 また、あいなび理事長の下川原氏は、有償ボランティアをシニア世代に呼びかけ、人材不足に嘆く地域のために役立ちたいと語った。
 最後に健康生きがいづくりを推奨する渡邊氏は、人の健康づくりに役立つことによって、自らの生きがいを見つけるとともに、自他のフレイル(虚弱)予防につなげたいと語った。
  
  ※ パネルディスカッションに登壇された4氏です。

 会場内には高齢者と共に活動しようとする団体、あるいは高齢者をサポートしようとする団体など14団体がブースを設けて自らの団体をアピールしていた。
 札幌市内ではさまざまな団体が活動していることを改めて知る良い機会だった。
 冒頭に私は「これ以上私自身の活動の幅を広げるつもりはない」と記した。私自身は現在、シニアの生涯学習グループ「めだかの学校」に所属し代表を務めるとともに、近美前歩道の清掃グループ「ブリリアの会」を主宰して活動している。昨年からはNPO法人シーズネットにも少しだけ顔を出させてもらっている。
 私自身、間もなく80歳の声が聞こえようかという年代となった。そろそろシニア活動の第一線から退く年代が近づいたのでは?との思いが募り始めた。
 今、私たち世代が意識することは活動の幅を広げることではなく、これまで活動してきたことなどを、いかに次の世代に引き継いでいくことかなぁ、と考え始めているところなのだが、老け込むのが早いかなぁ……。