写真は大巻地区にある由緒ありそうな神社です。
画面をクリックしてもらうと拡大しますので、そうすると分かると思いますが、川向こうの左岸側に神社があります。でも右岸側にも年代ものの鳥居があります。鳥居の中に神社が見えます。
鳥居の前にある案内板には「大巻の船場跡」と書いてあります。船で左岸側の神社と行き来していたのか、米代川の下流域と行き来していたのかは分かりません。
ここの川の状況は昨日の写真の左側(上流側)は何メートルあるのか分からないような深いトロになっています。中洲の手前は荒瀬になっていますが。船がなければ絶対に対岸には行けません。
この鳥居の左右に釣り人の車を止めます。先行者が結構いて、車も(全部四駆、青森ナンバーが多かった)4,5台ありました。
腹が減っては釣りができないので、まずコンビニの弁当を食べました。その前に、青森から来ていた人と話しをする機会があり、この辺の地形、釣り場に詳しいようなのでいろいろ話を聞きました。
一昨日は増水でとても竿を出せる状態ではなかったということです。上流側の中州の右岸側の荒瀬はいいポイントで、大アユが居ついている。下流では竿は出しにくいが、右岸側から竿を出すといい鮎が釣れる、釣れるけど取り込みが大変ということ。下流側の中洲には瀬の鏡を渡れば行けること等等・・・。
我々も腹ごしらえを終えて、いざ出陣。オトリを2匹ずつ分けて、各々のポイントに入りました。
上流に一人、下流右岸に二人、下流中州の手前に一人、私は下流中州の左岸の分流に入りました。
竿は、ダイワの「硬派”剛”早瀬抜き95」です。水中糸は、例によってホクエツの「尺鮎0.25号」です。上の付け糸が0.5号、下の付け糸は0.4号です。ハナカンは径が6.5のワンタッチハナカン。ハリは最初は7.5号(ハリスは1.2号)、下流の荒瀬のときは8.0号(ハリスは2.0号)でした。水温は22.5度。
先行者が一人いて、話を聞いたら、ポツポツ掛るとのこと。彼の下流に入り、オトリを泳がせました。すぐにでも掛りそうでしたが、そうは甘くはなく(小さいカジカが掛りましたが)、釣り下る中、10分後にようやく掛りました。時に13:08。型は21センチくらいですか、まあまあの型で、よしこれからと勇んだのも束の間、流れてきた大きなゴミがこともあろうに下の付け糸の当りに絡まり、瀬だったこともありあれよあれよの間に、プッツンです。
せっかく捕ったばかりの鮎がぱあ~。他の人もいっていましたが、草やその他のゴミが一杯流れてくるのです。これには参りました。がっかりです。
気を取り直して、再度養殖のオトリに頑張ってもらうことになりましたが、掛りません。中洲をグルッと回る形で本流の方に下流域から出ました。
本流の左岸には二人、右岸にも二人の釣り人が居ましたが、何とか二人の下流域に入らせてもらいました。多分彼にとってはおもしろくなかったことだろうと思います。まさか下流から上がってくるなんて思ってなかったでしょうから。
でもそこは折角来た大アユの川”米代川”です、少々?厚かましく本流の荒瀬(急瀬というべきかも)に入らせてもらいました。
しかし、弱ってきたオトリでは掛りません。それ以上に底に入ってくれません。背バリでは無理なので、オモリを使いました。オモリは苦手なのですが、ここで使わなければ使うところがありません。3号くらいの大き目のオモリです。
そうこうしている間にも。上流側の人は掛けています。やはりオモリを使い、その場を動かずに引き抜いています。オモリはかなり大きく感じました。
おまけに向かい側の人も、この人は地元の人のようですが、休み休み竿を出しても、いい型の鮎を掛けているのです。
14:00過ぎ、ようやくガリガリというハリがかりの当りが手元に伝わってきて、よし、ようやく来たかと喜んだのも束の間、ハリがかりはしませんでした。
ハリが軽いのかもと思い、ここからハリスが2号で8号のハリを使いました。時に14:20頃、ようやくいい当りがあり、硬派”剛”が弓なりに曲がりました。ぐっと堪えて溜め、竿を立てて下りながら(鮎に引っ張られて)少しでも浅いほうに寄せて引き抜きました。待望の1匹です。真っ黄黄の20センチくらいの鮎でした。
それから15:00までに4匹掛け、計5匹となりました、ようやく。
その後は、先行者二人も居なくなったので(邪魔をした格好になってしまったかなあ)、この本流の荒瀬を中心に往復して17:20まで竿を出しました。丁度20匹で納竿しました。
型は小さめのも交じり、17センチから22センチくらいでしょうか。型はいまいちでも、荒瀬のため引きは強烈で、これぞ鮎釣りというものを実感しながら釣り下り、また釣り上がるということを繰り返したわけです。
すっかり足腰がくたくたです。でも心地よい疲れでもあります。