鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

嗚呼、解禁!!

2009-07-01 19:55:54 | 広瀬川

 散々、惨憺、無惨、無残、嗚呼無情。 今日の解禁の鮎釣りを総括すればそういうことになるでしょうか。 自然が相手、予想を超越した、思いがけないことが起こります。 今日がそういう日だったと思うことにしましょう。

 小雨、霧雨の中竿を出しました。天気としては、10時過ぎに風も出てきて、嫌な感じがしたのですが、昼頃には治まり、雨も止んできました。心なしか暖かくなった感じがしたのですが、陽射しは射さず。水温は18度から19度。

 タックルは、竿はシマノの名竿、「珪石」 H2.75 90-95、タモはシミズのテクノメッシュタモ(初使用)です。水中糸は、ダイワのメタコンポ 0.05号、ホクエツのエース超極細。ハリは、7.5号の4本イカリ。スリムウエダーではなく、ウエットタイツにしました。冷たかったです。

 釣り時間は午前5時50分から午後1時30分。途中昼休み休憩等50分。

   

 今回も防水カメラを持っていきましたが、なかなか上手くは撮れません。慣れが必要です。 1枚目の写真は、何とか今年最初の鮎だから記念に撮っておこうと思い、撮ったものです。

 最初は6月21日の鮎調査の時に入った近く(美術館の下の岩盤)で、竿を出した(先行者は一人)のですが、掛かりません。すぐ動いて、右岸側の水深のある瀬の手前で何とか1匹掛かりました。時に6時4分です。慎重に引き抜きました。20センチオーバーです。しかし、その後は掛かりません。 掛からないとすぐ動きます。今日は下流の澱橋から上流の牛越橋付近までを、往復しようと考えました。

 150メートルくらい上流に深い平瀬と瀬があります。中洲からは見えないある意味穴場でもあります。何故見えないか?一旦はすっかり綺麗に草木は刈り取られたのですが、いつの間にか前のように繁茂しているからです。ここにも先行者が一人いましたが、彼は左岸から竿を出していたので、私は右岸から竿を出すことにしました。ここの平瀬でいい型の鮎が掛かりました。これで2匹目。時は6時30分。その2匹をタモに戻して撮ったのが1枚目の写真です。

 その後また止まり、先行者の上流に行って竿を出したところ、左岸よりのところでガリガリという、鮎がハリ掛りする当りがあったのですが、竿を溜めたつもりが浅かったのか、ハリにのりませんでした。 逆バリを再度セットしなおして同じところに入れました。そしたらまたすぐに強烈な当りが伝わり、今度は竿を寝かせて耐え、竿を立てて抜こうとしたら、一気に下流に走ったかと思うと、見事なジャンプ!!あれよあれよと言う間に、ばれてしまいました。ばれた原因は、何故かハナカンハリスの丁度中間部分が切れていたのです。傷がついていたのか。

      

 さらに上流に向かいました。西道路のトンネルの上流の瀬の鏡。写真の人は私の上流側に居た釣り人です。この付近には釣り人が多く、といっても7人くらいか、いました。

 ここでは気を取り直して、再度養殖オトリに頑張ってもらいました。よく泳いでくれて、22センチくらいの大きい、オトリには使いたくないと思ってしまう鮎を連れてきてくれました。でも、そのオトリに取り替えて、ほぼ同じところに導きました。すぐには掛からなかったので、瀬に入れたところ、一気に目印が引っ張られました。何とか下流に逃げようとするのを堪えて、抜きの体制に入ったのはよかったのですが、無理があったのでしょうか、高切れ、親子丼をやらかしてしまいました。2匹とも大きかったから無理をしないで取り込むべきだったのでしょう。後の祭り。下の付け糸とハナカンハリスの結び目が切れていました。下の付け糸0.25号では細かったようです

 気をとり直して、また同じところを泳がせていると、またまた来ました強烈な当りが。少し下竿気味だったので、瀬の流れに入られると拙いとは思い気をつけたのですが、元気な鮎は縦横無尽に逃げ回ります。これが水中ならよかったのですが、これまたジャンプするのです。左でジャンプして、右側でジャンプして、とうとう逃げられました。 唖然、呆然。

 短い間に4匹かけて2匹取り込んだものの、高切れやハイジャンプで失い、キープは1匹のみでした。 その後ようやく掛かったかなと喜んだら、小型のハヤでした。

 さらに上流へ。ここを本命ポイントと思っていたのですが、ガラガケの人達が多く、牛越橋下の瀬は3、4人がガラガケ、その下の岩盤底の水深のある平瀬に入りました。 中央よりやや右岸側を泳がせていると、あまり強くない当りがあり、何かあまり元気が感じられない、白っぽい鮎が掛かりました。おとりを交換して同じところに送り出しましたが、すぐに根がかり。あまりにあっけない喪失に茫然自失。 ここで水中糸を交換。ダイワのメタコンポ0.05号からホクエツエース超極細へ。プラスマイナス0

 今日は2羽のカモメ(ウミネコ)が時々急降下して浅場にいる鮎を急襲していました。でもそう簡単には採れません。いい気味だと思いながら竿を操作したのですが、掛かりません。

 ここから下ることにしました。その途中です。前方の石が露出しているところに、カモメがなんとナント何と20羽以上も集まっていたので、写真を撮ろうとしたら舞い上がり、なんとか撮れたのが下の写真です。こうやってみるとまあよく撮れているかなと思ったりして。

 カモメが一杯いるというのは、それだけ天然鮎が遡上してきている証拠と歓迎する人もいるようですが、川の上空でミャーミャーネコみたいな鳴き声を出されて飛び回られるのはいいものではありません。

         

 そして上空のカモメから目を水中に転じたとき、見てしまったのです。見てはいけないものを。それが下の写真です。 そうです。鮎用のタモカンです。中には大きな鮎が一杯、ウジャウジャいました。なんじゃあ、これは!!こんなことがあっていいのか!!悔しさと羨ましさの気持ちで、思わず撮りました、撮ってしまいました。ガラガケで採ったアユなのです。

 そうなのです。今日は天気が悪く、水温も低い、鮎の動きもよくない、追ってくれない。だから、そういう日はガラガケがよく掛かるのです。悔しいけど。

 下流の荒瀬の絞りから深いトロ場になるところでも、われわれ友釣り師たちが群れて愚痴を言っている間にも、次から次とガラガケで掛けています。突然ですが、ガラガケの場合、数量制限をしてはどうでしょうか??まあ、無理でしょうが。

            

 昼食休憩後、更に下って最初の所へ。ここの岩盤の瀬で、大中小3匹の鮎を掛けましたが、大きいのはまたしても根がかりでなくしてしまいました。

 最後と思って3号のオモリを使って、太い岩盤のミゾにオトリを沈めて待っていたら、一気に竿が下流にもって行かれます。何とか耐えて、抜いたのはいいのですが、水面ぎりぎりに飛んできたせいか、キャッチしたのはオトリ鮎で、肝心の掛かり鮎は左手後方の水中へ・・・。揚げ句の果てには、引き船の蓋が開いてしまったりして(こんなことは初めて)、本当に踏んだり蹴ったりの一日、解禁初日となった次第です。

       

 と言うわけで、キープしたのは5匹、うち大きいもの4匹をいつもこの時期の初物として喜んでくれる義父に持っていきました。 代わりにビールを貰ってきました。謝謝

 根がかり:2回、空中バラシ:2回、親子丼(高切れ):1回、キャッチミス:1回、引き船の蓋が開いてしまった、そして転んでしまった、左ひざ下が少し切れていました。   

 そういう解禁初日でした。以上報告いたします。

コメント (3)
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