鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

反動、不当判決

2009-12-02 22:08:36 | 思いつくまま

 最高裁から到底納得できない判決が出されました。裁判官4人全員の一致とのことです。 高裁の追認することになろうかとは思っていましたが、案の定そうなってしまいました。

 政治ビラをマンションの住民に配って、住居侵入罪に問われた荒川という住職の有罪が確定しました。 地裁はまともな判決を出したけど、高裁で逆転有罪となり、最高裁も高裁の判断を追認しました。

 事実関係については新聞等の報道を読んでもらうことにして、マンションに入ってビラを配って歩いただけで「住居侵入罪」とは、何とも恐ろしい世の中になってきたものです。

 これが宅配ピザ等のビラやチラシなら、多分逮捕されることはなかったでしょう。政治的な活動を摘発、抑制、取り締まろうという警察・検察権力の動きではないと誰が言えるでしょうか。きわめて政治的な判決といわざるを得ないと思います。逮捕から起訴までの動きも尋常ではありません。

 ここで一つ新しい政権にお願いしたい。現在の一連の動きに加えて、警察・検察、そして裁判所、とくに最高裁判所の浄化を期待するのは無理でしょうか。

 今回の政権交代は、せめて単なる政権交代とは異なるものと思いたいです。少なくとも自民党よりも血の通った政治をやってくれるでしょう。結果としてなかなかできなくとも、そのような努力をしてくれることでしょう。そう思いたい。

 そこで、内閣として、だれが見てもおかしくない最高裁長官を指名し、その他の裁判官を任命してほしい。最高裁、最高裁事務総局から改革してもらいたい。政権交代はそのいいチャンスです。

 裁判員制度も始まりました。これはとりもなおさず、裁判に市民感覚を取り入れるための制度改革です。裁判員が裁くのは重大な刑事事件ではありますが、その立法精神を全ての裁判官、裁判所に浸透させるべきです。そうでなければ、今回の制度改革は茶番です。国民の目をそらすためだけのもの、それこそ司法権力の思う壺かもしれません。

 今回の政権には大幅な司法改革にも取り組んで欲しい、是非ともそう願いたい。


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