鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

台北雑記

2010-03-01 21:25:49 | お知らせ

 今日から弥生三月、というのにいま外では雪が降っています。まあ、大して積もらないでしょうが、いよいよ春というのに、出だしが雪では出鼻をくじかれたような、気分も少し落ち込んでしまいます。

 これから、台北で気付いたことや見聞したことを、覚えている間に箇条書きにしていきたいと思います。順不同、気ままです。

・台北に着いたとき、ガイドさんから言われたのですが、台湾の人々は甘いものが大好きな国民です、そのためにみそ汁も甘いですと。国王大飯店の朝食はバイキングで、ご飯やおかゆからみそ汁もありました。確かにみそ汁は甘いのです。お椀から具、見た目は日本では普通のみそ汁です。しかし、甘いのです。私は結構いけると思って食べた(飲んだ)のですが、妻は一日目だけで、その後は食べませんでした。別に甘すぎるということもなかったと思うのですが。(余談ですが、家の父はご飯に砂糖をかけて食べたりもしていました。大工で力仕事をしていましたので、それもありかな、また戦争中から戦後も甘いものに飢えていたので仕方ないとも思っていました。)

・中国の食事と言えば、誰しも「おかゆ」を思い出すでしょうが、今はおかゆを作る人が少なくなってきているとか。なぜか、手間暇がかかるからです。普通のご飯を作るよりも早く起きて準備しなければならない。現代の台湾の人々、とくに女性はそれが面倒なのでしょうか。一般家庭ではそのうちなくなるかも。

・その流れでしょうか、ファーストフード店が多くなってきています。家庭で食べるよりも、街のファーストフードで済ますのが主流になるのかも。

・それとコンビニが一杯いたるところにあります。使う側にとってはありがたいことですが。店の規模は意外と小さい、こじんまりとしている感じです。日本の半分から三分の二くらいでしょうか。また、コンビニの袋を使用すると、1元余計に請求されます。コンビニのレシートの裏側には籤の番号が印刷されていて、年に一度、確か3月25日ですか、全国的に抽選会が開かれて盛り上がるようです。面白いではないですか。だから、ガイドさんはレシートを私にくださいと言っていました、半分冗談で。

・国王大飯店のお風呂は、日本風呂とは異なり、浅く長いもの、とても湯船とはいえません。日本人としてはお風呂に入った気にはなりません。

・でも、水とお湯の出は勢いがありました。勢いがないのが水洗トイレの水です。水道もよく出るのに、なぜ水洗用の水はちょろちょろ(誇張していえば)なのか、解せません。1回では完全には流れてくれません。

・そして、これも文化の違いですから良い悪いは何ともいえませんが、トイレの紙(トイレットペーパー)は流すのではなく、側にある別容器に入れることになります。日本の場合(少なくとも私は)、水洗になる前でも紙は落としていました。水洗になってからは当然のように一緒に流しています。それなのに流さずに別容器に入れるというのは、何とも不思議と言うか、慣れないから違和感があり、それで衛生上問題ないのかなあと余計な心配をしたりして使いました。

・次はトイレではなくトレイですが、ホテルの朝食のときは台湾(中国の人もいたかも)の若い人たちもいまして、賑やかだったのですが、なぜか彼らはトレイを使わないのです。だから何度もテーブルと食料の間を往復します。見かねてか?ウエイトレスさんがテーブルにトレイを持ってきて使うように促していましたが。

・エスカレーターは右側に立ちましょう。急ぐ人は左側を歩くようになっているようです。

・電車内では飲食は厳禁です。食べたり飲んだりするのはもちろん、ガムや飴でも駄目だそうです。厳しいのです。高額な罰金を取られます。1万元?という表示があったように記憶しています。面白いのは電車(MRT、なかなか快適な電車です。)に乗ったのですが、改札口の数メートル前に黄色い線が引かれていて、そこから先は飲食厳禁ということだそうです。本当に厳しいのです。ホームに入ったら飲食はできないということになります。

・テレビは日本のようにニュース番組は少ないように感じました。面白いことにNHK関係のテレビは見られます。BS放送も。韓国と同じです。全体的にテレビ画面からは活気が感じられませんでした。韓国のときは熱気が感じられたのですが。いろいろチャンネルを回していたら、何となんとナント、日本で4,5年前に放送されたキムタク主演のテレビドラマ「華麗なる一族」をやっているではありませんか。これにはびっくりしましたね。もちろん中国語吹き替えです。何かとっても変な感じで少し見ました。台湾では『華麗一族』でした。エキストラ出演に目覚めた私にとって、何といってもキムタク主演の「華麗なる一族」は忘れようとしても忘れられません。あさから夕方まで「阪神特殊鋼の工場従業員」として動き回りましたから。

・小籠包はうまかった、本当に美味いと思った。鼎泰豊(世界10大レストランの一つとか)という店で食べたのですが、小籠包尽くし。11品だったかな、3センチくらいの長さでみじん切りされた生姜がついていたのですが、これと一緒に醤油につけて食べると絶品です。小籠包の中から汁がジワーと流れてくるのですね、これがたまらない。生姜は何度でもお代わりできます。

・いろんなお茶がある、とくにウーロン茶が多く、実演販売の店に連れて行かれます。5,6種類のお茶を飲みましたが、購入はしませんでした。まるで韓国のようです。ソウルでもキムチ専門店に連れて行かれ、キムチの御託を並べられて購入を勧められます。それと全くそっくり。

・故宮博物館は1時間では何も見られません(といってもいいです)。人人人、人ばかり。ガイドさんが言うには、もともと館自体が大きくはない、でも展示品は約70万点もあり、全部を展示終わるのに50年か60年かかるとか。故宮博物館は、3ヶ月単位で入れ替えをしているそうです、全てではないでしょうが。だから一回見たからといって、もう見るのはいいやということはない、3ヶ月経っていれば中は変っているからです。当初蒋介石は本国(大陸)から63万点もの国宝級の品物を持ち出したそうです。その後展示品は増えて今は70万点となっているとか。

・台湾にパチンコはあるのですが、台北にはありません。前は台北にもあったそうですが、禁止となりました。他の都市ではOKです。

・記憶ははっきりしませんが、街中に電柱はなかったのではないでしょうか。この点でははるかに日本よりも進んでいる。 また、街中に時刻を表示しているところがなかったように思います。ビルの街角とかに時計(デジタル、アナログとも)は見なかった。その必要性がないからなのでしょうか。

・国際空港に行くときに見たのですが、もう田んぼに水張りをしていました。田植えの準備です。この辺では米を年に2回収穫できるとか。南にいけば3回とれるそうです。台湾島の中心に北回帰線があります。今度行く機会があったら、是非とも島を一周してみたいです。

・日曜日の夜でも街中は賑やかです。店は一杯開いているし、歩道にも露天商が威勢良く並び、客や通行人が絶えません。活気のある街です。そして人々はよくしゃべります。明るい笑い声が聞こえます。人も多いけれど、バイクも多い街。街が生きていると感じた今回の台北旅行でした。

 思い出すままにいろいろ書いてきました。台北のことが少しは分かっていただけたでしょうか???

 これで終わりではありません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする