今日から始まったJ1リーグ、心配していた「ベガルタ仙台」は「ジュビロ磐田」と因縁の対決をし、何となんとナント1対0で勝ってしまいました。勝てるかなあ、勝って欲しいけど無理だろうなあと内心思っていたのですが、勝ちました。J1昇格第一戦での勝利、これは非常に大きいものと思います。弾みがつくのではないかといい方向にいい方向に考えてしまいます。ましてや、次週は「大宮」との対戦、「大宮」には最初から負ける気がしません。大宮ファンには申し訳ないけど。
昨日の暖かい春本番みたいな陽気は一体何処へやら、今日は小雨模様の肌寒い一日。三寒四温とはまだまだいえません。来週はもっと寒い日が続くようで、健康管理には十分注意しないといけません。
そんななか、中学校の卒業式に行って来ました。体育館は広いから寒くないようにと思い、ホッカイロをシャツに貼って出席しました。
私の母校であり、二人の子どもたちもこの中学校を卒業しました。今年は第61回目の卒業式。3年生は6クラス。総勢225名が新しい未来に向かって飛び立ちました。
驚いたのは男子が女子を42名も上回っていたということです。一クラスは37名か38名で、どこのクラスも7名くらい男子が多いのです。15歳、平成6年生まれ。
もともと生まれてくる男女の比率は、女子100に対して男子105で、男子が多いのですが、20歳くらいまでに男子の方が死亡する確率が高いため、大体同じ比率になると聞いています。でも、それにしても男子の比率が高すぎます。
各クラスごとに担任の先生を先頭に生徒たちが入場してきます。拍手で迎えます。先生方は男女が半々だったかな(今日の午前中のことなのにはっきりしなくなっている。少なくとも男の先生は二人はいました。)、全員が羽織袴といういでたちでした。女の先生の袴姿は見慣れていましたが、男の先生のきりりとした羽織袴姿は凛々しいものでした。余計なことですが、買ったのでしょうか、レンタルなのでしょうか、それとも親譲りか、心配にもなります。
モーニング姿の校長先生から、一人一人が卒業証書を受取ります。左右の袖から中央に進み出て受け取り、正面の赤い絨毯が敷かれた階段から降りて席に戻ります。 45分以上かけての卒業証書の授与が終わると、いつの間にか卒業生は男女に二分されていました。入場したときは男女が混じっていたのですが、いつの間にか中央から男女に分かれて、来賓席の方は女子が並ぶことになりました。
この中学校はもともと服装は自由をモットーにしていたのですが、卒業生の服装は学生服やネクタイを締めてのスーツ姿が多く、女子もパンツスタイルは一人だけ、あとは全員スカートでした。
校長先生の式辞のあとは、来賓の祝辞、在校生の送辞、そして卒業生の答辞と続きました。記念品贈呈も。式辞では、最後の方は感極まったのか涙声になっていました。2年生の送辞も立派だったし、卒業生の答辞、これが詩の朗読から始まったので、一体どんな答辞になるのかと思ったら、アンジェラ・アキの詩を引用していました。
50年近く前の自分の卒業式、二人の子どもの卒業式(中学校までは卒業式には出ました。その後は入学式も卒業式も出ていません。妻が母として出ました。)のときをいろいろ思い出しながら生徒たちを見ていました。
個人的には一番感動したのは、何といっても保育所の卒園式でした。これに敵うものはありません。よくぞここまで育ってくれた、大きくなったものだと感慨無量でした。実に可愛く思えたものです、我が息子が。保育所の保母(今は保育士ですか)さん方にも感謝です。本当にお世話になりました。親としても一生懸命送り迎えをしました。いろんな行事、楽しかったこと、病気になったこといろんなことを親子共々経験し、経験することによってお互いに成長しました。本当に本当に沢山の喜びを貰いました。そういう経験があったればこそ、その後の子どもの変化にも耐えられたといえます。反抗期に限らず憎たらしく感じることがありますが、そういうときは小さかった頃の楽しい思い出を思い出し、不愉快な感情を乗り越えたものです。
その後、卒業生たちは歌を2曲歌いました。見事に男女のハーモニーを奏でていました。この歌のために、席を男女混合から、男女別に分けたのですね。私としては聞いたことのない歌ですが、グランドピアノの伴奏での合唱はとても感動的でした。これから羽ばたいていく、子どもたちの心情、気持ちがよく現れている歌詞で、改めて歌の持つエネルギーというか素晴らしさを感じながら聞いていました。
そして校歌。校歌は覚えています。式次第にも印刷されていましたが、久し振りも久し振りに中学校の校歌を卒業生とともに歌いました。校歌というと小学校の校歌も歌えます。もちろん高校も。小中高とも曲をハーモニカやギターで弾くこともできます。小さいときに身体で覚えたことは忘れないのですね。痴呆性(認知症)老人の記憶と一緒です。
いろいろ書いてきましたが、感動を伝えられないのが残念です。正直、書きながらそう思います。でも、最後の最期、拍手をバックに、生徒たちの退場のときのことです。クラスごとに担任の先生と退場するわけですが、席を立ってから先生が先頭になって、席の中央から保護者席に向かい、そのまま出口の方に向かうのかと思いきや二手に分かれたのです。左右に分かれて一列になり、保護者の前に立ちました。保護者と生徒が対面します。そして、クラスの代表の男女一人ずつが親に感謝の言葉を述べるわけです。。「お父さん、お母さん、これまで15年間育ててくれてありがとう」 感謝の言葉の内容はクラスによって異なります。深々と礼をして、それから退場です。
いやあ、堪りません、我慢できません、涙を堪えることはできませんでした。子どもに面と向かってそんなことを言われたら、感激ここに極まれりです。
自分の子どものときの卒業式よりも感動しました。(こんなことでいいのかな?) まあ、確かに歳とともに涙もろくなり、ちょっとしたことでも涙腺が緩んでしまうようになってしまったということもあります。
19日は小学校の卒業式があります。どんな喜び楽しみ、感動がまっているのか、楽しみです。
長くなりました。お付き合いありがとうございました。少しでも感動的な卒業式の雰囲気が伝わってくれたのならいいのですが。