きょうは成人の日。 私みたいに古い人間には、成人式はどうしても1月15日という意識が強い、もう刷り込まれています。 その前日14日は大崎八幡宮のどんと(松焚)祭で、どんと祭があけると成人式という順番が何ともうまくできているというか、いい感じの流れなのでしたが、経済優先の考えで、毎年変わるような成人の日になってしまいました。
(気仙沼市)
全国では122万人の男(62万人)女(60万人)が新成人となったそうです。 122万人という数字だけではそんなに少なくはない感じがしないでもありませんが、1970年の新成人が246万人もいたということと比べると、半分以下ということになります。 第一次ベビーブームの時代と比べたら、どの年代も敵いませんが。
246万人の半分123万人を下回ったのは、今年がはじめてとか。
(南三陸町)
きょうの朝日新聞では千葉県の人口も予想より7年も早く減少に転じたとか。 正直意外でした、東京都の隣県なのに人口減少とは。 去年3月の大震災で、液状化現象や放射線のホットスポットとかで、ある程度の人口流出は仕方がないかなとは思っていましたが、進行が早いように感じました。
(東松島町)
今でこそ東京都は若い人たちでもっていますが、 いずれ東京都も地方が支えきれなくなり高齢化都市と化し、地方都市の高齢化現象などとは比べものにならないような大きな社会問題となることは間違いありません。 人口減少と超高齢化社会、急激な崩壊を防ぐためには、いったいどうやればソフトランディングできるのでしょうか。 私如きに解決策は考えられませんが、少なくとも地方分権の徹底と一極集中の是正・地方への分散(産業と人口)、地方中核都市の活性化以外ないでしょう。
話しが少しずれてきましたが、改めて新成人へのお祝いの言葉をと考えてここまで書いてきたのですが、ありふれたフレーズしか思い浮かびません。 でもふと思い出しました。 年末にお寺から送られてきた冊子です。 うちの宗派は浄土真宗で、東本願寺派であることは何度かお知らせしてきました。 その冊子は「仏教家庭学校」(正月用)というのですが、その巻頭言「有難きこの身」にあった言葉です。
年の初めにあたり噛み締めてみる言葉として本当に相応しいのではないかと思います。 紹介させていただき、新成人のみなさんへの餞の言葉にしたいと思います。
『 明日とも知れんこの命 今日とも知れんこの命
今にも知れんこの命 思えば尊きこの命 』
””自分自身を大切にして、何があっても生き抜いていって欲しい””と思います。