大相撲九州場所はきのうで終わりました。九州場所としては平成最後の場所ということになります。 番付の高い力士の休場ばかりが多くて、その意味ではつまらない本場所と言えないこともないですが、そのなかでも小柄な(とはいっても身長175センチに対して、体重は170キロとか)小結貴景勝が13勝2敗で優勝したことは、それなりにめでたいことです。
(分流の3羽のカモ)
横綱が最初から2人欠場し、途中から残りのひとりも欠場という、更には大関も休場したりという本当にひどい九州場所とはなりましたが、これも勝負の世界です。なかなか優勝することは難しい世界で、たまたま横綱が不在となったからその機会を逃さないで勝ち進むというのも、単についているというだけではなく勝負の運もあるでしょうね。それを自ら掴んだということで、それはそれで大したことではあります。
降って湧いたチャンスを見事キャッチすることも日頃の鍛錬の成果といえるかもしれません。何にしても優勝するということはすごいことです。率直におめでとうと祝福します。 ただ来場所こそが実力を試されるということで、初場所ですか、余程の覚悟で臨まないと、先場所の優勝は横綱がいなかったからできた単なるまぐれかよとなってしまいます。
そうならないためにもおやじさんの厳しい修行を思い出して、心身ともに充実した状態で初場所に臨んで欲しいですね。 白鵬や鶴竜を見事押し出して勝ったら最高です。残念ながら稀勢の里はもう論外です。
それにしても見ていて面白くないのは”待った”が多すぎることです。何のための”仕切り”か全く分からない。正式には仕切り制限時間というようですが、これは番付によって時間が決まっているようで、幕内は4分、十両は3分、幕下以下は2分と決まっているとか。
私は4回か5回かなと思っていたのですが、回数ではなく時間のようです。ではあっても制限時間は、時計係りの審判がいて、行司と東西の呼び出しに手を上げて知らせるそうです。それからが問題です。行司が軍配を反しても、土俵上の2人はなかなか呼吸を合わせようとせずに勝手に仕切っている。
立会いの時の仕切り、これを何とかしてもらいたい。のらりくらりと勝手に動かないで、制限時間なのだからお互いに呼吸を合わせて一発で立つということができないものか。まあ時にはなかなか合せられない時もあるでしょう、そうではあってもお互いに合わせようという気があれば、それが感じられるのであればいいのです。それさえないことがあるので呆れてしまうわけです。
両力士ともきちんと握った両のこぶしを土俵につけて、そこですぐに立つのではなく見合った後に行司の合図で、掛け声で立つようにできないものでしょうか。何かずるいなあと思われる立会いもある、手をつけばすぐ立ち上れるというのではなく、そこで一呼吸置いてから堂々と立つ、無理でしょうか。
きょうは暖かかったですね。朝の気温からしてきのうの倍以上も高かったです。朝5時の気温は3.6度に対して8.7度、7時は3.2度に8.2度ですから。その後も上がって15.9度が最高気温でした。
でも朝方は雲はほとんどなかったのですが。分流にはカモが3羽もいてくれました。ありがたいことです。びっくりさせないように遠回りして写真を撮るようにしています。
あしたはもっとあったかいようです。
日産のゴーンとケリーの逮捕ですが、今後どうなるか何か不安定な要素が一杯あるようで、このまますんなりとはいかないようですね。 これを機に日産の日本人の役員と社員の奮起を促したいです。自分たちで立ち直すというくらいの気概を持って、ルノーの支配から脱却してほしいのですが、・・・・・。
きのうの新聞記事より。
編集委員の福島申二さん 『沖縄で、選挙に勝ったときは結果がすべてと言い、負けたら結果を軽んじてきたやり方(今回も)は、独裁を思わせるご都合主義といって過言ではない。もう言葉を届かせる必要も感じないのか、首相が繰り返すのは「沖縄の気持ちに寄り添って」という空念仏ばかりである。』
朝日歌壇より。馬場あき子選
『沖縄の民の意思を汲まずして寄り添うというは如何なる策か』 (所沢市・南條さん)