孫太郎はお休みで買物とお昼寝と、夕方からはヒメのお散歩と
普段時間に追われるような生活をしているので
なんだかバチが当たらないだろうかなどと考えてしまったり。
雨の日は雨の日なりに、いろんなしなきゃならない事はあるのだけど
どうも気が緩んでしまったようで、読書などに親しむ日と決めた。
以前『食堂かたつむり』を読んで、すっかり小川糸さんファンとなってしまい
先日本屋さんで見つけた『ペンギンと暮らす』を早速買った。
今度はどんなワクワク感をもたらしてくれるのか、ページをめくる。
日記形式となっていて、一気に読まなくても話は通じるのが嬉しい。
ペンギンとは小川糸さんの旦那さまで水谷公生氏の事で
夫を人間以外のものに例えるのは、どうやら家庭円満の秘訣かもしれない。
さすが糸さん…確かに優しげな風貌に、少し頭部が寂しげになった水谷氏は
やっぱりペンギンかなぁ~(笑)
だけど昔浜田省吾のバックバンドをしていた時代のDVDを見た事があるけど
かなりのイケメンだった水谷氏、今は…うふふ、年代を感じさせるというものかな。
ミヤコワスレの花
ちなみに我が家の夫だったら…なんなんだろう?
考えてみる…ゴリラ?にしては迫力がなくなったし…なかなか思いつかないが
夫と検索してみると…かなり危険だが、妻で検索すると微笑ましい(笑)
なにかな?と思われる方は、一度検索してみるのも良いかも…(+_+)
話は脇道にそれてしまったが、そのペンギンと暮らすを読んで
有名なアーティストだったり作家や作詞家…などなど
我々一般人から見れば、特殊な生活をしていると思いがちだが
ところが、そんな様子は全然見当たらなく
ごく普通の夫婦二人の生活を、ごく普通に生きているのは
かえって新鮮さを感じる。
去年から発泡スチロールの箱で栽培中のクレソンの花
タコヘッドという章があって、どういう事かと読み進めてみれば
糸さんはペンギンである夫、タコの頭が好きだと思っていた。
タコの頭は足の部分よりも格安で…我が家も時として買う事があるが
ある日魚屋さんから買って来たタコの頭。
実はペンギンさんは、タコの足は高いので遠慮してたらしく
糸さんの思い違いからペンギンはタコの頭が好きだと思い込んでいたようだ。
来年はタコの足で酢ダコを作ってあげようと思ったって話。
そんな事からも分る様に、ほんわか~とした雰囲気の
天然とも思える女性としても可愛らしさを感じた。
ようやくトマトの花も咲き始めて来た。
のんびりと散歩をしてみたり、送られて来た山菜の事だとか
我々と同じような生活をおくり、その中でもキラリと光るなにか違うものを持っている。
それは感性かな…。
そんな…いわば癒し系の一冊ではないかと思った。