太平洋側の風は冷たいけど、雪のない浜通りから
車は使えないと高速バスで帰って来たけど
雪の多さにビックリしていた。
仕事を終えてなので、会津若松合同庁舎前に着いたのが9時半。
それでも予定時刻入りも5分遅れたくらいだった。
仕事がお休みだった夫は、いつも9時には寝てしまうのだが
愛しの次女様が帰って来るとあってか、ただいま~の声に
むっくりと起きだして、息子と共に一杯の再会を楽しんだ夜。
次の日は長女も孫太郎を連れてやって来た。
何カ月か前には、次女の姿を見た途端死んだ振りをした孫太郎だったが
今回はそれほどでもなく、すぐに慣れて次女の傍を離れずに
ようやく覚えた自己紹介などを披露していた。
お昼には家族でファミレスで食事をして夜まで遊んで行った。
二泊の休暇はあっという間に過ぎてしまうもので
今日は次女と二人でお買い物…は口実で
夜勤で寝てる夫にお留守番させて、蕎麦が食べたいという次女と
飯盛山近くにある『飯豊権現蕎麦 桐屋』でランチをして来た。
わっ、こういう時に限ってデジカメを持って来なかった!!
仕方ないと…携帯のカメラで写真を撮る事にした。
お店の脇には、昔懐かしいかまくら
地元に居ながらにして、ここのお蕎麦屋さんは初めてだったが
古い民家の作りで、隣にはかまくらが掘ってあったり
鄙びた感じが、なかなかの味わいを見せていた。
中に入ると外見に違わず入口には蕎麦を挽く石臼や
昔ながらの蕎麦を作る風景などが展示されていて…奥の座敷へと案内された。
座敷に入ると床にホットカーペットが敷かれて、大きなテーブルがいくつか
向こう側の窓際にはサラリーマン風の客が一組と
静かな雰囲気がとても気に入った。
天井を見上げれば、昔の家屋ならではの太い梁が連なっている。
お品書きを見て、何にしようか。
次女は一番粉の白い透き通る飯豊権現天ザル蕎麦を
私は石臼挽きのみの蕎麦粉100%の会津頑固天ザルを注文し
店内を見回しながら待つ事にした。
こだわりの飯豊権現天ザル
こだわりの会津頑固天ザル
やがて運ばれて来た天ザルは、やはり挽きたて打立て茹でたての
腰の強い喉越しの良い、ツユを付けてズズっと一口
蕎麦の素朴な味わいと、突き抜けるよう爽快さと
んん~~んまい!! と顔を見合わせる!
こういう時ってうどんでもなくラーメンでもなく、やっぱり蕎麦なんだと思う。
ちょっと意味不明だが…^^;
天ぷらには、雪の下から掘り起こしたのか小粒のフキノトウのほろ苦さ
珍しい薬用ニンジンの天ぷらは独特の苦みがまた何とも言えない。
この薬用ニンジンの天ぷらってとこが会津ならではかなぁ~
他には、プリップリの海老と野菜の天ぷらと、そこに漬物とお煮しめと
なんとも、すっかり贅沢な気分を味わって来た。
夜に…高速バスなので、何とか持てるほどの米と
向こうでも買えるのに、何がしかの食材と
親元を遠く離れて、ひとり頑張ってる次女を
浜通りへと帰る高速バスの停留所まで送って
今年は去年よりも良い事があれば良いなぁと、せめてもの親心だった。
今日の一枚 満開になったセントポーリアの花をUP!
花言葉は小さな愛