あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

修復師サクぼん

2024-01-10 22:27:49 | ばあばの保育
去年は寅年で夫の年でもあった。
その夫が昔地区の消防団に入っていた時
年季を終えて退団記念として虎の置物をもらった。
寅年とあって去年は床の間に飾っておいた。


その前には、私が結婚するまで勤めていた金物屋さんから
メーカーさんが送ってくれる置物で
十二支分揃っていたので、その虎と一緒に飾っておいた。


しかし、誰のしわざか?
きっと一番小さい誰かさんであろうと思うのだけど
私が金物屋さんからいただいた虎の置物が
最初の犠牲置物であった。


胴体から真っ二つに割れて…。

まあ、形あるものはいつかって話もあるくらいだし
仕方がないかと思っていたが
次の犠牲置物は大きいほうの虎!
それもやはり真っ二つに!!
夫の大事な思い出の置物だったのに。


ちょうど胴体の接着部分だったのだろう。
両方共同じ個所で割れている。
いろいろ接着剤を使って割れた胴体をくっ付けることに成功したが
どうも色が違い過ぎて…くっ付いたは良いけど
飾るに飾れなく、捨てるに捨てられず
床の間の隅に置いたまんまになっていた。


冬休みに入って、今年の干支は辰年で
竜の置物を出した時にサクぼんが言った。
ばあば、この寅の接着面に色付けしてもいい?と。


どうせ飾れないものだし、いいよサクぼんに任すから
好きに色付けしてみな。


サクぼんは細かい作業が好きで絵を描くのも好きな孫で
暇さえあればテレビはあんまり見る事もなく
スマホで画像検索をして、好きな画像を見つけると
それをチマチマと書き上げている。
 
 
最近のサクぼんの作品
 
 
NARUTO制作中


そんなサクぼんが接着面の目立つ色を修復してくれるって
きっとじいじも喜んでくれるだろうと思った。


さっそく水性ペンを取り出して…ってか、水性ペンかい(;'∀')
と思ったけど、サクぼんに任せてみる事にした。
あっちこっちひっくり返して、色を塗っては何気に拭き取ってみたりして
いろいろ、サクぼんにとっては試行錯誤を繰り返し
なんとか目立たなくなったみたいだと思わない?
 
サクぼん修復師の後ろ姿
ただいま製作中!!
 
 

300円のダイソー商品の水性カラーペン


うんうん、本当に目立たなくなった。
しかも色付けも単色ではなくて
重ね塗りしたり、ぼかしてみたりと
いろいろ工夫を凝らしているぞ!
サクぼんすごいな。
 
写真を撮っておかなかったので
まだ修復していないお腹の部分が元の色だった。
 
 
 
 
ばあば、こんなんでどう?
 
 
 
辰のケースの上に飾っておいた。
 


まさに好きこそものの上手なれってホントだよな~
これ決して孫バカではないと思うのは
ホントに孫バカだからか?


小学生4年生にしては良く出来てると
サクぼんの修復してくれた寅は処分しないで
大事に飾っておこうと思う。
きっとじいじも喜んでるんじゃないかなって思うから。




コメント (14)
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