干上がった川の７匹の和金

このところ、すっかり秋めいて…朝なんか寒いくらい。
朝靄が出たり…必然的に朝起きるのが遅くなったけど
それでも味噌汁のダシが良い香りがする頃、ようやく日が昇って来る。

前に稲穂と蕎麦の白い花、すっかり秋色に変わった磐梯山

そんななか、家の脇を流れる川が断水の為に、流れる水がカラッカラ！！
そういや、以前回覧板で回って、今月の中旬頃まで断水になるってあったよなあ。
断水になるのは、せいぜい花に水をあげるのに困るくらいで
特に慌てることもないのだけど…ただ、川の魚にとっては死活問題のようだ。

我が家の傍を流れる川は、阿賀川から流れて来るので
当然阿賀川にいた小魚も流れ込み
ちょっと前に大雨だったせいもあってか
けっこうな数の小魚が群れになって泳いでいるのが見えた。

堰が止められて、だんだんと水が少なくなってくると
少しでも水のある場所へと小魚が集まって来て
堰のとこだとか窪みのとこでバシャバシャと集まる数はかなりのものだった。

水たまりを求めて小魚が集まる。

徐々に水が少なくなっていく。

風前の灯火のようだ。

時間の問題だな(~_~;)

この日松葉ボタンの苗が安く売っていたので
家に脇に植えようと、何気に川の脇を通ったら
赤いものがチラリと見えて
何かと思ってよく見れば…和金が数匹。

今時の川には金魚まで出没するのか～～♪と
これは捕獲しかあるまいと、小屋の中から魚取りのアミを持って
長靴のまま、水のない川に入って
網ですくって、全部で７匹の和金ゲット！！

急いで発泡スチロールの箱に水を汲んで
そこに放してあげたら元気に泳いでいる。

流されて来た金魚

赤黒模様の金魚なんか鯉みたいで、ちょっとお気に入り( *´艸｀)

どこかの池から大水で流されたのか？
それとも病気になってしまったので川に流したのか？
そのうちに病気も完治したのかとか…？
とりあえずメダカの箱から水草を取り出して
まあ、たぶんそんなに長生きはしないだろうとタカをくくっていたが
けっこう長生きで、あれから二週間近く過ぎても元気で泳いでいる。

お向かいのお宅では、このままじゃ小魚が可哀想だと
家の脇にある側溝に、かなりの数の小魚をすくって放してあげていた。
そこで何とか生きながらえているので
じゃ～　我が家もと、合併浄化槽から出る水がいつもたまっているので
かなりの数の小魚を入れてあげたのだけど
やっぱり合併浄化槽から出る水だけではダメみたいで
次々と死んでいってしまった。

断水が必要な時もあるけど、それにしても
小魚が細々とでも生き残れるくらいの水を流してくれたらと
いつも断水があると思う事だった。

死んだ小魚は腐って臭いがキツイ。
一時期は野鳥が群がって啄んでいたりもしたけど
さすがに食べ切れなかったと見えて
今でもカラカラに乾いて、煮干し状態の小魚の塊。

カラカラに干上がってしまった小魚たち

せっかくのサワガニやザリガニも死に絶えて
また水が流れてくれば、阿賀川から小魚が泳いでくるだろうけど
何とかならないものかと思った出来事だったが
７匹の和金だけでも助けられて良かった。