あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

上弦の月

2005-09-12 22:45:56 | 日々雑事


昨日 9月11日は上弦の月
一昨日からの雨が続いていて月を望む事は出来ないかと思ったが
思いがけずに見る事が出来た。

お月見は遠く江戸時代頃から庶民に伝わったと言われ
秋の農作物の収穫・豊作に感謝する意味もあり
ススキなど秋の草花と共に団子や里芋などの秋の収穫物を供える。
ススキは月の男神ツクヨミの持つ剣を象徴し
白玉団子は、月そのものまたは真珠を象徴しているという。

今年の中秋の名月は、この18日にあたり
昨日の上弦の月から始まって、18日の中秋の名月
(ところで中秋の名月は必ず仏滅になるらしい…)
そして25日の下弦の月となって行く。
上弦の月とは、夕方おそく西の空に沈むときに、
弦(つる)を上にした弓のようであるという意味のようだ。

ちょっと 吉田拓郎さんの『旅の宿』を思い出してしまった。
湯上りに浴衣を着込んで愛しい誰かとさしつさされつ…なんて
いかにもお月見に相応しいような曲だ。

それにしても、月と言ってもいろいろな月がある
思いついたのだけでも、十三夜月(じゅうさんやづき)
満月(まんげつ) 十六夜(いざよい) 立待月(たちまちづき)
居待月(いまちづき) 寝待月(ねまちづき) 更待月(ふけまちづき)
そこに上弦と下弦の月だ。

まだまだ いろいろな呼び名はあるのだろうが、ちょっと度忘れ。
こうしてみると、日本語の呼び名はなんとキレイで趣のあることか…。
日本人ならではの呼び名だと思う。

思いがけずお月見が出来た昨日、選挙速報で見たいテレビもなく
次の十五夜にもお月様が見えれば良いなぁ…。
因みに、片月見は良くないとされ
十五夜を見たら十三夜も見なければいけないらしい。

お月見は日本独特のもののようで、秋の夜長 美しい月を眺めたいものだ。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お月様 (いっこんま3)
2005-10-06 00:12:45
2005-09-13 11:32:37



pochikoさん、私も夕べお月様を見ましたよ。

用事があって外出した時でした。

久し振りに美しいお月様を見たような気がして、写真を撮りたかったけどデジカメ持ってませんでした。

この写真は昨日のではないでしょ?

昨日のは左下の方が欠けてるようでした。



pochikoさん、詳しいですね。お月様のこと。
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いっこんま3さん (pochiko)
2005-10-06 00:13:42
2005-09-13 15:20:30



そうですか。

お月様って、なんだか 心が洗われるような…神々しいような気がします。

近くて見るとぼろぼろなお月様なのに、遠くで見ると本当にキレイです。

写真ですか~~~(笑)

まさか~~天体望遠鏡でもなかったら、あんな写真撮れませんよ~~(^^ゞ

ちょっと いただいて来ちゃいました…。
返信する
お月さん (nan)
2005-10-06 00:15:12
2005-09-13 19:50:50



 連日猛暑でウンザリしていますが、月見の話を聞きますともう秋なんですね。



 私は28歳の時に所帯を持ちましたが、以来51年、十五夜と十三夜のぎょうz



失礼しました。15夜と13夜はずっと続けてやってきました。しかし、子の代はどうかわかりません。

 しきたりはなかなか伝わらない時代になりましたから。

返信する
nanさん (pochiko)
2005-10-06 00:16:06
2005-09-14 06:08:48



暑い暑いと思っても、朝晩はめっきり涼しくなってきました会津地方。

東北の秋は、毎日が少しずつ彩を変えて、遠くの山々も、美しい色に変わっていきます。

昨夜のお月様もきれいでしたね。

月を望めば、日々のいろいろな出来事が浄化されていくような…古来 人々は月を眺める事によってどんな想いを馳せていたのでしょうか。

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