キンチョウの夏、日本の夏

先週の土曜日に、大和田バクとそのお兄さんがベトナムを旅するドキュメンタリーを見た。

海がエメラルド色でとてもきれいで、線路の脇、手の届く距離に民家が立ち並び、民家のトンネルの中を線路が走っているようである。そこで人々はごく普通に炊事をしているようだ。
豪華列車で北に上って少数民族の人と仲良く会話したりしていた。

「旅かァ」と私は思い、図書館でベトナムの旅の本を借りた。
それがk.m.pさんの「ベトナムぐるぐる」と言う本である。

寝っころがりながらベトナムを旅した雰囲気に浸ろうと思ったが、そこではベトナム人のぼったくり現地民の話やそこらでウ○コをしている人の話、川にも浮いてるウ○コなど、急に現実の世界に引き戻された。
（ちなみに、このお二人の旅の本が好きで、これに限らずたまに借りて読んでます。）

大和田バクさん兄弟が豪華列車で北上した部分も、普通に汽車で行くには埃で顔も真っ黒になるような所のようである。
あぁ、なるほど。。。。

トイレ一つとっても、やはり日本がイイ。
旅もいいけど、やはり家が一番。
なんて、負け惜しみも込めつつ、言ってみる。

そして台風が去って、カッーーッと信じられないほど暑くなった。
まるで夏。

これからこんな気候がしばらく続くのだと思うと、ゼーゼー言いたい気分になりそうだが、どうせなら、南の国に行った気分で迎えよう。
そうだ、ここは南の国。

南の国に2ケ月ほど旅行にきていると言う設定にして、夏を心行くままに味わおうと思う。


とりあえず今ほしい夏グッズは、「蚊取り線香」である。
できればベタな、豚の鼻の部分に穴があいて、中に蚊取り線香が吊るせるような置物がほしい。そして、夕方になったら、中に蚊取り線香をセットして火を灯す。

これぞキンチョウの夏、日本の夏だ。
畳の部屋にあの豚の置物をおいて線香の匂いをかもしだす。
暑い昼間はここはベトナムだ南国だと洗脳し、夕方からは蚊取り線香でたそがれた日本の夏を演出しよう。

まさにのどから手を出そうかと思うほど今現在、蚊取り線香グッズがほしいのだが、気まぐれでいちいち買うのもお金がもったいないので、会社にある蚊取り線香の置物をお盆休みの間だけ、こっそりお借りしてキンチョウの夏を味わおうと思っている。


南国気分で炒めたケチャップチャーハン。
味付けに少し「Ｓ＆Ｂシーズニング サーモンのハーブステーキ」を入れて、ちょっとスパイシーにしてみた。