四半切紙
一、当御跡目不立内、諸人色付申ニ付、色々申なため御跡立申後に、御家老衆之心根如何
と色立申候付、能々合点させ申候へ者、皆々安堵仕相ミ、夫より物静に成申候
一、拓植源右衛門と町人出入之事
一、有吉市郎兵衛御死骸ニ付、下り候時分、道中ニ而之様子悪敷とて沙汰仕、迷惑ニよく
物語仕、悪敷時分申なため申候事
一、不破十之允と茂見三郎兵衛と公事有之を申なため、無時ニ成候事
一、木戸与五右衛門も無事ニ候事
一、朝山斎養子の事ニ付御暇申上候、差留無事ニ仕候事
一、野田源四郎書物を御目附衆へ上候を、色々異見いたし留、御家老衆へ内証申、籠者ニ
申付候事
一、丹後殿借金之事ニ付大事ニ成候、其後御家老中と間を能様仕候事
一、老中を(と)長岡勘解由事ニ付、肝煎無事ニ仕候事
一、左京殿両度迄公事有之を、肝煎・老中之間無事に仕候事
一、都甲太兵衛へ使仕、異見いたし無事ニ仕候事
一、志水久馬息九郎・丹羽三郎右衛門公事有之、無事に仕候事
寛文六年
右祖父田中左兵衛氏久
綱利公二十五之御年指上申候、控之本書同姓家ニ在り
(了)
一、当御跡目不立内、諸人色付申ニ付、色々申なため御跡立申後に、御家老衆之心根如何
と色立申候付、能々合点させ申候へ者、皆々安堵仕相ミ、夫より物静に成申候
一、拓植源右衛門と町人出入之事
一、有吉市郎兵衛御死骸ニ付、下り候時分、道中ニ而之様子悪敷とて沙汰仕、迷惑ニよく
物語仕、悪敷時分申なため申候事
一、不破十之允と茂見三郎兵衛と公事有之を申なため、無時ニ成候事
一、木戸与五右衛門も無事ニ候事
一、朝山斎養子の事ニ付御暇申上候、差留無事ニ仕候事
一、野田源四郎書物を御目附衆へ上候を、色々異見いたし留、御家老衆へ内証申、籠者ニ
申付候事
一、丹後殿借金之事ニ付大事ニ成候、其後御家老中と間を能様仕候事
一、老中を(と)長岡勘解由事ニ付、肝煎無事ニ仕候事
一、左京殿両度迄公事有之を、肝煎・老中之間無事に仕候事
一、都甲太兵衛へ使仕、異見いたし無事ニ仕候事
一、志水久馬息九郎・丹羽三郎右衛門公事有之、無事に仕候事
寛文六年
右祖父田中左兵衛氏久
綱利公二十五之御年指上申候、控之本書同姓家ニ在り
(了)