津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

うらやまし猫の恋 越人と芭蕉

2010-01-08 09:17:22 | 書籍・読書

うらやまし猫の恋―越人と芭蕉

 
著者:吉田美和子
価格:2,940円(税込)
出版社名:木犀社


あやしい猫の句に誘われ、越人のあとを追い、俳諧の深みにはまる。うちつどい興じるさんざめきのまにまに、尾張・伊良湖・更科・江戸深川…夢のような旅路の果てに芭蕉に捨てられた男の歯軋りが聞こえる-げに恐ろしい風雅の魔神の物語。

                 佐分利越人さんの為にも 「絶対読まにゃーいかん」 と早速注文しました。

【目次】
越人-北越からの流れ者
二人見し雪-『笈の小文』伊良湖への旅
道化を愛す-雪見にころぶもの
『更科紀行』への随行
深川の夜-江戸蕉門との交流
芭蕉の大垣帰還
『ひさご』-元禄三年の越人
『猿蓑』に潜む亀裂
「心に俗情あるもの」-越人伝説の生成
「離反」の真相-路通注進事件〔ほか〕

【著者情報】
吉田 美和子
1945年、岩手県に生まれる。東北大学文学部国文科卒業。主として大正・昭和初期の現代詩人論を試み、詩人尾形亀之助とその周辺を積年の課題とする。また江戸俳諧に親しみ、俳句・連句・俳画を楽しむ。1993年、市立小樽文学館「海の聖母-詩人吉田一穂展」を監修。主著に『宮沢賢治-天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』(小沢書店1997年、第13回岩手日報文学賞賢治賞受賞)などがある。個人誌「木槿通信」を発行し、同名のホームページをもつ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有吉家御家傳略 - 7

2010-01-08 08:50:39 | 歴史
 芦九大夫様之傳
一、立行君御舎弟有吉太郎助重吉様後芦九太夫様と奉申忠興公江御仕へ被成千石を給る
   所々ニおいて御戦功なり後ニ御暇御願被成其後加藤清正公江御仕候成禄千石給る
   其後又加藤家を御退被成豊前ニ御出被成候処内膳様御使立川小左衛門を被遣立行君
   御遺言として先年御拝領之谷頬を被遣候処御請被成立川小左衛門を御饗応被成又其
   後黒田長政公より千石之領知を可授と被申候得共奉公を不重とて御請不被成候ニ付客
   臣として千石被授然ども程なく御立退被成候其後数年を経て葛西惣右衛門京都江罷越
   候節御尋申上御見逢申上候処甚御歓被成りされば今生之暇乞じやと被仰武蔵守様より
   御形見ニ被遣候谷頬を拙者形見遣なりと被仰頬當被遣候事

 有吉舎人勝之様之傳
一、貞之君御舎弟有吉都練勝之様と奉申御知行千石ニ而御番頭御働被成候肥後國御拝領
   ニ相成候へ而熊本御見分として御先へ御出被成に而御郭御城廻等之絵圖を被入御覧候
   又忠利公寛永十一年正月於江戸難仕之御礼大國を御拝領ニ付而御行列も古へに異なり
   扨又今年家光公御上洛ニ付て忠利公も御上京之旨ニよつて舎人様も御警固之御人数御
   出被成候此時番所ニ大提灯を多くとぶしたるに三ツまたの作ニ而御座候ゆへ往来之障ニ
   成申候ゆへ舎人様御工夫ニ而竿ニ横手を御付被成提灯を御あげ被成高く御立被成候ニ
   付明りもよく往来之障ニも成不申候へ而第一見分よろしかりとなり夫より後も提灯之


佐々木有吉------有吉立言 ---+
                     |
 +-----------------------+
 |
 +---有吉立行---+--興道----+---貞之・・・・・・・・・・・・・・・→ 有吉本家
 |           |       |
 +---芦九太夫  |       +---勝之 絶家
             |
             +--英貴---+---英安・・・・・・・・・・・・・・・→ 有吉分家・英貴流
             |       |
             |       +==市郎兵衛(雅楽)・・・・・・・→ 有吉分家・市郎兵衛流
             +---●
                 ∥
          冨田与兵衛重冬
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする