津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

今日この頃

2010-11-16 10:16:10 | 徒然

■予習
  1、11月17日 史談会行事「六角堂本覚院訪問」につき、関係資料を読む

  2、11月19日~21日 神風連・米良氏のご子孫来熊につき、資料の再読
        神風連血涙史      石原醜男著 昭和10年4月刊行
        神風連実記       荒木精之著 昭和46年初版
        近代への叛逆      荒木精之著 平成4年
        神風連とその時代   渡辺京二著 2006年6月初版

  3、11月20日の妙解寺清掃に当たって、細川家子女の墓所の位置の再確認、ならびに 
    寺内にあった建物について
        資料1 花岡山・万日山遺跡群第一次調査区発掘調査報告書
             「智照院細川家墓所」
        資料2 平成18年10月6日 熊本日日新聞記事
             「細川分家の墓確認 熊本市横手智照院墓所」
        資料3 昭和52年2月日本建築学会九州支部研究報告 第23号
             「近世初期釈家住宅における数奇屋風書院について
                   -肥後藩妙解寺塔頭について」 北野隆(当時熊本大学講師)
        資料4 熊本市史 68-10熊本所分絵図 高麗門-塩屋町之絵図

■復習
  1、11月史談会例会での有吉家文書の古文再読
  2、徳永和喜著「贋金づくりと明治維新」を再熟読

■その他
  1、長曽我部元親記(全85葉)の読み下し開始
  2、横手町妙立寺文書(全47葉)の解読・・・・・現況1/4進捗
  3、有禄士族基本帳 Y氏の改正禄高等調の解読・タイピング

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名言「おなごは飯ば食いますもん」

2010-11-16 08:01:54 | 熊本

                           平田郷陽 《髪》
                         熊本県立美術館所蔵
                         (今西コレクションより)

 現在熊本県立美術館では「清和文楽人形と今西コレクションの衣装人形」展が行われている。       
 http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/101001-101224seiwaningyo/index.html

 「今西コレクション」とは熊本県立美術館によると、「サラリーマンであった今西菊松氏が、戦後、その生活の全てをかけて集めた美術品です。肉筆浮世絵、茶道具、人間国宝作家らの現代工芸に大別される440余点の館蔵品と若干の寄託品で構成されます。名品・珍品が多く、学問的価植も高いコレクションとなっています。」とある。

 「おなご(女御)は飯ば食いますもん」は、その今西氏の名言である。生涯独身であった氏は、その収入の全てを美術品の購入に当てた。結婚について訊ねられたときの返答がこれだといわれるが、結婚に伴う費用や生活に当てる費用までも惜しんで独身を貫いてのコレクションである。「鑑定団」に持ち込まれるような贋作ではなく、本物ばかりである。
今般出品されている人形作家・平田郷陽の作品なども、見事に素晴らしいものである。
氏はエリートサラリーマンではない。NHKの集金の仕事をされていたと聞く。そんな中でのこのコレクションには驚かされるし、その崇高な思いにただただ尊敬の想いを深くするのである。

コレクションの前に立つと、怠惰な生活を送っている私などは身を小さくさせられる。

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