津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

夏目漱石著「草枕」

2011-06-24 15:26:12 | 書籍・読書
          草枕 (岩波文庫)
 
            岩波書店

 

 夏目漱石の著・「草枕」は熊本を舞台とする漱石の代表作だが、金春流肥後中村家の中村勝氏は、草枕は「能そのものですよ」と常日頃おっしゃっていた。
氏のHPの中の、「草枕と道成寺」という一文には、『作者自身が、作中に「しばらく此旅中に起こる出来事と、出遭う人間を能の仕組と能役者の所作に見立てたらどうだろう。」と、第一節(次第、名乗)に予告していたのである。』と書いておられる。
        http://www1.odn.ne.jp/higo-nakamura/kanwa8.html

 先の熊本史談会の例会に於いて、「草枕と能」について一文を書きましたと報告があった。
そして氏のHPにもUPされていた。題して「能と草枕考」である。
        http://www1.odn.ne.jp/higo-nakamura/kusamakura.html

 「能の家」に生きてこられた氏だからこその、読むものをして納得させるすばらしい御説である。数年ぶりに漱石の「草枕」を読みながら、漱石の文学の奥深さと共にただただ感じ入っている。
東北大学には、漱石に係る300件にも及ぶ論考が集められているが、「能」との関わりについて論じられるのは初めてのことのようだ。
        http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/coll/files/sdoc.pdf

二年ほど前、峠を越えて草枕の舞台となった所を車で訪れたことが有る。
また訪れてみたいと思うのだが、古希の爺さまにはちょっと簡単には参らぬ。
萩やススキが秋風に揺れる頃が良いのだが・・・扨々如何

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「幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~」

2011-06-24 08:27:44 | 徒然

              http://inclusion-movie.com/
              http://www.youtube.com/watch?v=PkjqKOL7GtQ

「日本スペシャルオリンピックス」の名誉会長を勤められる細川佳代子様が、製作総指揮をとられた映画「幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~」が公開の運びとなった。

 障害者に対する理解やささやかなお手伝いは、まずはこの映画を鑑賞することから始まる。
ぜひともお近くの映画館に足をお運びいただきたい。

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御代々様御参勤御帰国 (3) 光尚公

2011-06-24 08:01:47 | 歴史

光尚公

          http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E5%85%89%E5%B0%9A

一、元和七年十一月光尚公 于時御三歳 忠利公と共小倉御発駕 十二月十四日江府御着 同十六日御登
  城 御内分にて秀忠公御台様御拝謁 従是御在府
一、寛永十四年冬嶋原一揆付光尚公御暇被仰出 十一月十五日江府御発駕 十二月六日熊本御着
  天草御渡海 賊徒嶋原退散付而河尻に御帰り 上使之御左右御待
一、寛永十五年正月二日 光尚公兵を御帥ひ従河尻嶋原御渡海として御出船 同四日嶋原之頂川御
  着岸 同五日原城大手御向 三丸御在陣 二月廿七日落城付三月朔日有馬御発 即日熊本御凱陣
一、同年三月十五日熊本御発駕 四月九日江府御着 同十五日御登城御拝謁 於有馬御父子様御辛労
  御感之旨上意
一、同十六年御暇被仰出 御部屋住御初而 四月十六日江戸御発駕 五月七日熊本御着
一、同十七年二月廿六日熊本御発駕 三月廿七日江府御着 四月朔日御拝礼
一、寛永十八年三月忠利公於熊本御病気御大切付 光尚公依御願被成仰出 急江戸御発駕之処
  忠利公同十七日御逝去之段遠州濱松におゐて御承知 御国許江御下向無之御帰府
一、同年五月五日光尚公御遺領相続 同六日御拝礼 同十一日御暇被仰出
  同十九日江戸御発駕 六月十四日熊本御着
一、同年九月廿九日熊本御発駕 十月廿六日江府御着 十一月朔日御拝礼
一、同十九年五月朔日御暇被仰出 此時上位ニ今年滞府勤仕いたし度可有之候得共 去年国許不作
  百姓困窮之聞有之付御暇賜也 帰国ありて政務可為専要之旨上使御演述之 同十四日江府御発
  駕 六月十二日熊本御着
一、寛永二十年三月十九日熊本御発駕 四月十七日江府御着
一、正保元年 寛永二十一年改元 四月廿四日御暇被仰出 五月三日江府御発駕 同廿七日熊本御着
一、同二年二月十二日熊本御発駕 三月十二日江戸御着 同十五日御拝礼
一、同三年四月十八日御暇被仰出 六月十三日江戸御発駕 七月十一日熊本御着
一、同四年三月十三日熊本御発駕 四月四日江戸御着
一、慶安元年 正保五年改元 二月御暇被仰出 同十四日江戸御発駕 三月三日熊本御着
一、同二年三月三日熊本御発駕 同廿五日江府御着 四月朔日御拝礼
一、同年十二月廿六日御逝去

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