ヤフオクで数十冊の本を手に入れたが、当て外れの本も結構ある。
最近手に入れた三冊は大当たり、安くて郵送料の方が高かったものもある。
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■名字と日本人‐先祖からのメッセージ 武光誠著 (文春新書・平成14年第15刷)
最近NHKで古舘伊知郎がMCを努める「苗字」に関する面白い番組がある。
苗字の成り立ちを分りやすく説明をしてくれて、大いに勉強になる。
私は細川藩諸氏の苗字やその出自には大いに興味を持って調べているが、中々その成り立ち迄たどり着くことは難しい。
私の苗字など随分調べてきたが、いまだによくわからない。
こういう本を目にするとすぐに購入したくなる。
■明治人ものがたり 森田誠吾著 (岩波新書・平成10年第1刷)
・大好きな作家・森田誠吾氏の著であることから落札したが、これは何とも面白かった。
皇后には内証で侍女に手を出した明治天皇のはなし「睦仁親王の恋」などは秀逸である。
・井原西鶴の著作とされるもは多くを数えるが、真作は「好色一代男」のみだとする森銑三が、無学歴ゆへに学説が認められず
悔しい思いをする様が紹介されている。学歴至上主義はいまだにまかり通っている。
・森鴎外の娘・マリ、幸田露伴の娘・文を取り上げた「マリとあや」も興味深い。
むすめに対する父親の愛情ぶりや、姓教育に関する両家の全く違う対応など、ほのぼのとしていて、森茉莉・幸田文氏の著に
また触れてみたいと思わせる。
■「三国志」の知恵 狩野直禎著 (講談社現代新書・平成9年第25刷)
著者は我が祖母の実家の当主で父の二従兄弟にあたる人だが、御目にかかったことはない。(私からすると続き柄はどう説明して良いかわからない)
数年前熊本で、氏の祖父にあたる「狩野君山」にかんする講演会が催された際、ご挨拶をと思ったがかなわなかった。
2017年亡くなられたと知り、痛恨の極みである。
「三国志」の大凡を知るには格好の著である。