津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読むー文春文庫「元号 年号から読み解く日本史」

2018-05-01 17:55:24 | 書籍・読書
  元号 年号から読み解く日本史 (文春新書)
 
        文藝春秋


 天皇の退位が近まり新しい元号がどうなるのか興味ある所である。
GWを過ごすのには良い本だと注文したが、届くのはぎりぎりかな・・・

内容紹介

2019年5月1日、今上陛下の「生前退位」が決定し、年内にも新元号(歴史的には「年号」が正しい)が発表される見通しです。
しかし、そもそも元号とは、どのように決まるものなのでしょうか?
元号・皇室研究の第一人者である所功先生が、新書の読者に、その歴史から現在、そして今回の決定の予想されるプロセスまで、わかりやすく解説した決定版が本書です。
元号の歴史は、驚きに満ち溢れています。とくに、ひとつの元号が何度も候補になっては消え、候補になっては消えて、最終的にやっと採用されるなど、ひとつひとつの元号のドラマがあることもわかります。
たとえば、「平成」は幕末にも候補に挙がっていました。また、「明治」は十回目、「大正」は五回目でやっと採用されています。
さらに、天皇と元号の関係、藤原道長、足利義満、織田信長、徳川家康ら、時の権力者と元号のかかわりなどは、歴史のダイナミズムをよく表しています。
さらに、かつては震災、大火、戦乱なども理由として改元が行われたため、元号そのものが「歴史の節目」となっているのです。
昭和から平成への「元号決定」のドラマや、「安延」から「和暦」まで、歴代の「未採用年号」一覧も付けた、まさに決定版ならではの内容をお楽しみください。

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■井田衍義・歛法式令ー八・九 (7)

2018-05-01 06:29:08 | 史料

 二二
 ○秋御免方帳面仕出方之事
一駄除水落三禿通畦苅帳仕出之事
  但、本行畦苅の儀、通り道又は水落兼候所々畦際迄刈
  揚ヶ申御法にて帳面仕出來候處、寛政十二年、守富
  大唐崩籾に相成候二付、速に田中の水を落不申候へ
  ハ、其害を可救方便無之候間、畔際に不限田中たり共
  三株通苅揚掘割候て、田中の水を落右之害救申度依
  頼、其通究、畔苅帳面加へ置候事
 一御免帳假受状    一右同畝懸帳
 一御損引願書     一御損引下見帳
 一右同高分帳     一御徳懸御請目録
 一檢見先積立帳    一見積御損引奉願一紙帳
 一諸畝物御徳懸坪付帳 一右同御徳懸御受目録
 一徳揃帳       一秋御免下極目録
       此儀、年番會所へ上地御内檢打寄継立達方之事

 二三
 ○秋御免被仰付候節仕出方帳面の事
一本方上知新知方・御給知・御郡方新地右三冊の帳面、手
 永限御惣庄屋仕出、上地御内檢中當加印を取、御郡代・
 御郡方御奉行當上にいたし相達候
一當御免一紙目録之儀、御蔵納・御給知新地方共御郡限御
 惣庄屋連名にて仕出申候、尤判印共春御免之節同断
一御免御差紙之儀、御蔵納新地方一通、御給知一通、諸畝
 物徳米差紙は反に何斗何升何畝物と認出候事
一村々より御免御受目録二通宛調達いたし候事
 右は秋御免被仰渡候節之手數にて候、尤立會御役人春御
 免同前、御郡代より御郡中庄屋村役人へ被仰渡候詞に曰
  當御免御蔵納・御給知新地方共先達て夫々相極奉伺置
  候處、伺の通被仰付之、何れも奉得其意小百姓共へ委
  申渡、人別下り米無相違付渡候様
一右御免被渡相濟候上、御内檢出在村々徳揃帳等清算い
 たし、御土免帳に小前/\損引いたし候者共積下り米付
 札を用ひ、手札を認め人別へ相渡申候、是より御年貢受
 拂庭帳に至受米を定御取立之根を堅可申事、會所より十
 一月限調達いたし候御免帳左之通
 一本方上知新地方一冊    一御給知一冊
 一御郡方御山方新地一冊   一御赦免開改帳一冊
 一御惣庄屋知行御免帳一冊  
   千石水夫米   +   
   上り畝物    |
   受藪代米    |
 一 茶代銀     +-一冊
   御赦免開反懸帳 |
   野開運上銀   |
   歩網札運上銀  +
  
   地引合新出畝  +
   新受藪代米   |
   上り畝物一年田畑|
   一年鍬先新出畝物|
 一 御改正新出畝物 +-一冊
   地引合新受藪代米|
   増水夫米    |
   御山方一年野開 |
   出水河原畑開畝物|
   大野村葭潟   +
一右御免帳翌春清算有之、御蔵納・御給知御免帳寫幷受方
 目録一通、本方分御郡方新地壹通調達仕候、此帳目録御
 算用所の根ニ相成、利境御算用之節御引合に相成候

 右條々御免方一軒御惣庄屋取計筋、余心覺の有増を記し
 愚子に校申候、御免方御法之儀は追々御達之書付寫幷歛
 法彙函及簡式等貫通いたし、時宜にしたかひ至當之所取
 之可相守儀肝要ニて候事

           

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