今日は熊本史談会の例会なのだが、直ぐ近くの熊本城ホールでは今日と明日、第四回-アジア・太平洋水サミットが開催されている。
昨日は各国首脳が専用機で熊本飛行場に飛来するということがあった。飛行場始まって以来のことであろう。
今日は各国首脳や岸田総理等が出席と言うことで、私が利用するバス・ターミナルに至る経路は警備がすごい。
なんでも49か国のうち、29カ国が首脳級または閣僚級の参加が予定されているというから、市民としては少々不便でも協力しなければならない。
熊本城や水のきれいな水前寺など見学していただきたいところだが、小雨模様である。
熊本はコンベンション開催都市を目指しているらしいが、このような経験を踏まえて実績を積み上げていただきたいものだ。
熊本城と言えば見どころはあちこちにあるが、その一つに二様の石垣がある。
熊本を訪れる観光客の中には、既にご存知の方もあり右手に二様の石垣、正面に壮大な大天守を配したお馴染みのアングルをうろうろ歩き回りながら定めると、嬉しそうにシャッターを切るということになる。
さて今日こんな話を取り上げたのは、また悪友のクエッションがあつた。
「あの(二様の石垣)上には建物の建っとったっだろたい?何の建っとったっだろか?」
「あの石垣は巾の足らんけん継ぎ足したっだろう?」と矢継ぎ早である。
私の答え
「自分で調べようとは思わんとかい」
「本丸御殿の前の庭の西側(飯田丸側)と南側(東竹之丸側)に矩の手に部屋がいくつもあったったい」と曖昧にしてお茶を濁す。
この建物は復元されていないから、よく理解できない。
その後慌てて資料を取り出して眺めたことだが、まあ70点と言うところか。
まだ本丸御殿は拝見できないが、大広間前の縁側からの景色がすばらしい。然し昔はこの二つの建物で視界を遮られて中庭状(路地と書かれている)であった。本丸御殿を防御するという意味合いもあったのだろう。
よく見られる二様の石垣 撮影場所を替えるとこんな感じです
「熊本観光ガイド・フォトギャラリー」から引用