昼から大ぶりの雨になりそうだからと、早めに傘持参で散歩に出た。相当強い風が吹いていてそれが気持ちよい。
路地を抜けると「肥後椿」の生垣の間に「鉄仙」が見えた。
お向かいの家は「薔薇」が咲き始めたが、「さあ見てくれ」と言わんばかりに数種類の花が毎年展覧会のようである。
ご主人がいかにも自慢そうにいつも手入れに余念がない。
何時ものように県道沿いの植込みの植物などに目をやりながら、写真に収めたりする。
桜が終わって今は「平戸つつじ」が咲き誇っているがもう満開はすぎて朽ちかかっている。
下草は西洋タンポポが満開、たくさんの丸い玉ぽぽが風に逆らっている。
「昼顔」が花を見せ、「菫」や「酢漿草(片喰)」も子孫を残そうと、コンクリートのちょっとした隙間から元気に顔を出している。
「楓」や「もみじ」の新芽も美しい。
自衛隊の敷地の中には20mは優に超える「松」の木が多くある。側道に時々松笠を見かけるが、今日の強風で青い松笠が落ちるかもしれない。
骨だけになっていた「銀杏」も緑の若葉で覆われ始めて、青空に映える。
「梅」の木は実をつけ始め、アジサイも若葉が美しく梅雨の季節を待ちわびている。
「山吹」が黄色い七重八重のはなを付けた。
直ぐ近くの御宅の畑には「夏みかん」の花が、連なっている。
柑橘類の花はどれも「橘」によく似た感じで、直ぐ近くの「金柑」の花は小さいけれどよく似ている。
我が家の水盤にはそろそろ独特のデザインの「沢瀉」が顔を出す。
よくよく考えるとほとんど「家紋」になっているなと思って、家紋帳を取り出し頁をめくったりしている。