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桜と絵本と豆乳と

「効果のある学校」の幹とは

2006年02月12日 | 読書
日本の「効果ある学校」は、何よりも仲間とのつながりを大事に考え、集団のなかでの切磋琢磨を通じた人間形成の筋道を探求してきた。
志水宏吉『学力を育てる』(岩波新書)


学校を少し外側から見てみると
「同一地域の子どもたち」が「希望するかしないかにかかわらず」
「同じ建物、敷地のなか」で「長時間を過ごす」
そういったかなり特殊な形態であることに気づく。
その特殊な形を作り上げ、維持し、効果が上がるようにするには
何が一番肝心なのか…
個々の学力保障をことさらに大きく見て
「幹」が弱ったり、腐ったりしていないか。