日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【写真展】江成常夫写真展 「昭和史のかたち」

2011-09-03 23:25:04 | 本・映画・展覧会
 本当に久々に、恵比寿の「写美」へ行った。つい先日ニコンサロンで見たばかりの江成さんの作品を再び観る機会があるとは偶然である。

 昭和史とあるが、この人の場合はすべて戦争の爪痕である。今は青い海と空が広がり、緑生い茂る太平洋戦線の跡地もあれば、被爆者のポートレイトもある。何れにしろ作品で戦争と結びついていないものはない。それだけ、戦禍に対する想いが強いということなのだろう。

 何のかかわりもない土地や人々、遺物に対し特別な想いを抱くことは難しい。だが、それらを生み出した行為について思いを馳せることはできる。今の日本は目先の大事で手一杯だけど、世界に目を向ければアフリカを始め各地で戦闘行為は後を絶たない。

 「昭和史のかたち」は、過去からそして(残念ながら)これからも繰り返される戦闘のごく一時期、ごく一地域を切り取ったものに他ならない。8月と言う日本にとって特別な時期に見るのは悪くないが、それを日本のことだけと思ってはいけないのではないだろうか。

 2011年8月19日 恵比寿・東京都写真美術館にて
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2011年8月25日 【旅行】北欧紀行(6)

2011-09-03 17:05:17 | 旅行・ハイク&ウォーク
 起きた時は数分遅れていたが最終的には2分ほど早くトロンハイム到着。すぐにオスロ行きがあるが見送り、午後の列車に乗ることで短時間ながら市内観光の時間を捻出した。荷物をコインロッカーに放り込みいざ町へ。見所は多くなく、いずれも駅から徒歩圏内の中心部にある。

 まずは高台まで歩いて登り、町の地勢を眺めた。かつてはノルウェーの首都、今は第三の都市だけあって海際から奥の方までずっと家が建っている。場所を問わず、観光では時間と光線の加減が許す限り、町を歩く前に高い所に登り一望するのが良い。

 降りてゆくところは大聖堂しかない(と言うのは大袈裟かもしれないが)。有料だが入ってみる。有料なのに撮影禁止とはムカッとしたが、まぁさすがに内外共に立派なものだ(写真)。

 あとはまぁ、市街地をウロウロ…昼を食べる適当な店を探したのだが、これが意外に見つからない。開いてるのはファストフードばかり、気分を変えて中華やタイでもと思ったら各国料理の店はいずれもランチ営業なし。やむなくバーガーキングになってしまった。

 駅に戻り1408分、オスロ行き44列車発車。朝の列車は客車列車だったがこれは振り子電車(BM73型)。パスだけで乗っていたら発車前に「指定席を取ってた方が良いわヨ」と車掌に言われ切符売場に戻り指定券を入手したが、パスを持っていれば無料なのだった、なんだ(笑)。

 確かにそこそこの乗りで、2人並びの席に最低一人は乗っている感じ。トロンハイムを出てからは海とさよなら、内陸フィヨルドの景色を見ながら進む。夕飯はカフェカーでノルウェー風ハンバーグを試してみたが、ハンバーグと言うよりつみれだねありゃ。それにグレービーソースをかければ再現率高いと思うな(笑)。じりじりと列車は遅れてゆき45分の延着。少し雨が降っており、駅近くでほとんど濡れずに行けるホテルは本当にありがたい。

 Raddison Blu Plaza泊

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2011年8月29日 【物欲】続々・タイヤバースト!?

2011-09-03 09:55:01 | 各種物欲
(書き込み順序間違えて日付順がメチャクチャ…ご容赦を)

旅行中、キャスターバッグの動きに異状を感じた。何か引っ掛かる気がしたのだ。宿についてバッグを横置きにしてチェックしたらあぁ、タイヤが壊れかけてる…またプラスチックのホイール部分とタイヤの分離だ。何とか旅先では持ち堪えたが。帰宅して改めて確認したら、四輪のうち引っ張るハンドル側の二輪ともギリギリの状態だった。良くぞ持ち堪えたぞ!

それにしても他の人でバッグのホイールが壊れた話は聞かない。仮に聞いてもキャスターのガタであって、ホイールとタイヤが分離したなどとは。これはいかなることか?何しろ3回目である。
(その1) http://blog.goo.ne.jp/superflyer/e/96d950249a98b6c33c721b53fff11885
(その2) http://blog.goo.ne.jp/superflyer/e/1c1db46d43e0bcbbc4b7bd3d68b5f651

仮説1 壊れたバッグのタイヤの品質に問題があった
→壊れたのが一つだけとか、同じメーカーの製品であるとかであれば考えられなくもないが、対象が複数のバッグでありかつ製造面で共通の事項は見いだせない。

仮説2 壊れたバッグはいずれも古く、タイヤの品質が経年劣化していた
→今回壊れたキャスターバッグは比較的新しく、旅行に持ち出した回数も10回に満たない。

仮説3 
…などと書くより「これらのトラブルに共通する項目は何か?」を考えよう。「私が引っ張って歩いている旅先で異状が発生した」これしかない(爆)。中身の重さはその時々で違うし、発生場所も一様ではない。引っ張り回さなければ壊れないのは道理であって、となればオーナーに起因するとしか考えられない。「オレのどこが悪かったんだ~!?悪いところは直すから許してくれ」などとは男子たるもの口が裂けても言わない…いやそういう話ではなく。

 考えられるのは、旅仲間諸兄に比べ公共交通機関いや、徒歩での移動距離が長いのではないか(要はケチなんだな)。諸外国の歩道は日本に比べ舗装が粗く、ましてやヨーロッパなぞ石畳天国。ホイールに負担もかかろうと言うものだ。持ち主が悪いわけはない、使用環境が悪いだけだ!(それって持ち主に依存じゃ…?)

 キャリーオンバッグも少し前に(キャスターではないが)壊れてしまったので
 http://blog.goo.ne.jp/superflyer/e/eccc41fdd9ff9817337987b5b5321117
結局この3年間に4つイカれてしまったことになる。その前から持っていたものだから相次いで寿命が来たと思えなくもないけど、ちょっと壊れすぎじゃないですかね。もうちっとタクシー使おうよ、ねぇ(苦笑)

 まぁとりあえずは前と同じく、家電量販店経由で修理に出しました。あ、あと南米で外ポケットのファスナーの取っ手が一つもぎ取れてた。まぁそれくらいは構わない。




コメント (7)
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2011年8月24日 【旅行】北欧紀行(5)

2011-09-03 00:58:46 | 旅行・ハイク&ウォーク
 西海岸を南下して行くバスは朝7時にナルヴィクを出る。はえぇ…昨日のうちに確かめておいたバスターミナルへ行くと路線バスを待つアジア系の女性が一人。たどたどしい英語で会話したところタイ人だと言う。サワディーカッ、サバーイディールー?。メチャクチャ驚かれた。ノルウェーは移民が多いらしく、この後も東南アジア出身ぽい人を大勢見かけた。移民の多い国って国民としてのアイデンティティーとかルーツ意識とかってどうなんのかね。

 フィヨルド地形ゆえ曲がったり曲がったり、上ったり下ったりのルートを大型観光バスみたいな長距離路線バスは行く。途中フェリーで湾を渡り、バスを乗り換え。雨上がりの空は真っ青に澄み、気持ち良い事この上ない。そのぶん気温は低く、外気温は9℃と表示されている。北欧は寒いということを失念し、ロクな防寒着を持ってきていない。このエリアではスリや置き引きより風邪に注意だな。

 終点のボーデには予定通り1315着、所要6時間15分。夜まで時間を取り、ノルウェー航空博物館へ行く。国いちばんの航空博物館がこんな辺鄙な地にあるなんてと思うが、ボーデの空港はどうして発着が多いと夜までヒマなので立ち寄って(市街から歩いて20分程度だ)知った。博物館自体、めちゃくちゃ大きいわけではなかったがそれなりに実機もあり、まぁまぁ面白かったかな?

 夜、再び列車の旅。トロンハイム行きの寝台を到着直後に確保した。それは良いが結構高い。二人部屋を占有との事だがレールパスを持っているにも拘らず15,000円くらいする。今日で5日目、列車とホテルを1泊ずつ繰り返し変化をつけている。それなりに移動距離を稼げ、かつ疲れも溜まらず汗を流せるのが良い。そりゃ毎日がベストだけどさ。

 車中泊
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