隣人ゆえ何かと日本と摩擦の多い韓国・中国。領土問題以前から課題になっていたのが環境問題。
とりあえず日本は韓国からの漂着ゴミ、中国からの黄砂という被害者であると考えているが、本書では日本からの廃棄物輸出を逆方向の問題と捉えている。その点には違和感。カネ払って処分して貰ってるならともかく、PETなど商取引の結果でしょ?それもイカンと言うなら輸入したものは最終処分まで国内で行えと言うのかな?
…と異論はあるが、東アジア地域として見れば近距離ゆえ環境問題には協調して対処しなければならないと言う論調は分からないでもない。でも日本の環境モニタリングや脱硫、処分技術が、対応の遅れている中韓両国に一方的に利用されるだけと言う印象なんだよね。それで結果として日本の環境が良くなるのだから良いことじゃないか、と受益者負担的な発言もあるだろうが、やはり「出す人間が責任を持つ」のが本筋ではないのかね?
読み終えて、理屈では納得できても環状では納得できなかった。だがそれは著者のせいではないと思う。
2012年11月19日 出張先マニラのホテルにて読了
とりあえず日本は韓国からの漂着ゴミ、中国からの黄砂という被害者であると考えているが、本書では日本からの廃棄物輸出を逆方向の問題と捉えている。その点には違和感。カネ払って処分して貰ってるならともかく、PETなど商取引の結果でしょ?それもイカンと言うなら輸入したものは最終処分まで国内で行えと言うのかな?
…と異論はあるが、東アジア地域として見れば近距離ゆえ環境問題には協調して対処しなければならないと言う論調は分からないでもない。でも日本の環境モニタリングや脱硫、処分技術が、対応の遅れている中韓両国に一方的に利用されるだけと言う印象なんだよね。それで結果として日本の環境が良くなるのだから良いことじゃないか、と受益者負担的な発言もあるだろうが、やはり「出す人間が責任を持つ」のが本筋ではないのかね?
読み終えて、理屈では納得できても環状では納得できなかった。だがそれは著者のせいではないと思う。
2012年11月19日 出張先マニラのホテルにて読了