モチベーションとインセンティブの違い。
使い方分かった?
例えば、コンペがあるとする。
何とか優勝したい、と君が願う。
「優勝して、女の子にモテたい、がんばるぞ~」、ってのはモチベーション。
主催者が大会を盛り上げるため、賞金を100万円にして車もプレゼント、って企画にした。
「よし、がんばって、賞金をゲットするぞ~」、と君は思う。
この大会システム(賞金や車を含めて)は「インセンティブ」である。
さて、前フリはここまで。
皆さん、日々クライミング上達のため、努力していることと思われる。
世間でも、「努力をすれば結果が出る」、と言われる。
でも、これは正確な言い回しではない。
正しくは、「努力すれば結果が出るときもある」、である。
少なくとも、クライミングではそう。
私は努力しているし、周りの方も努力している。
全国レベルの大会に出場する方なんて、もっと努力してるでしょうね。
でも、アキヨちゃんのように、ワールドカップで優勝するような方もいれば、
同じくらい努力しても、結果の出ない方もいる、と思う。
いくつか理由がある。
①現在の年齢・・・同じ練習でも若い方と、年寄りでは身につくものが異なる。
②クライミングを始めた年齢・・・これも上記と同じ理由。
③時代・・・昔はジムも無かったし、グレードも揃ってなかった。時代を超えるのは難しい。
④才能・・・これを言うとキリがないけど、背が高い、低い、太りやすい体質とそうでない方。手の長い方、身体の柔らかい方、硬い方。モチが高く、持続する方。・・・これら全て才能の要因であり持って生まれたものが大きい、と思われる。
だから、人と比べると悲しくなる。
あまり、気にしてはいけない。
(逆に、優越感もよくない・・・劣等感の裏返しだから)
我々は楽しみとして、趣味としてクライミングをしている。
身体を動かすだけでも楽しいし、登れたらもっと楽しい。
ムーブを解決したら嬉しいし、終了点までいけたら気分がいい。
さらに、上達したら、もっと楽しい。
プラス思考でクライミングをしたい、と思っている。