百醜千拙草

何とかやっています

年頭所感

2013-01-10 | Weblog
クリスマスもお正月も終わり、早くも一月も1/3が過ぎ去ろうとしています。
年末には、もの寂しさ、不安などを感じることが増えました。誰でも将来に不安を抱かざるを得ないような世の中です。世界や日本の社会が抱える様々な問題は一朝一夕には解決しそうにありません。個人的なことでも、ひょっとしたら、明日、仕事をクビになるかも知れない、重大な病気を宣告されるかも知れない、そう思うと不安は尽きません。実際にこれらのことは身の回りの人々に起こりました。同じ事が自分に起こらないなどと誰が言えるでしょう。
しかし、その仕事をクビになった人は現在、新しいキャリアに前向きに元気に取り組んでおり、重病を宣告された人は手術と化学療法を終えて社会復帰しようとしています。将来の不安にとらわれず、目の前の現実をしっかり見つめて対処してきています。
私も、ネガティブな感情にとらわれず、状況は客観的に評価しつつそれに冷静に対処することをと心がけています。未だ来らぬ未来のことを心配し、すでに過ぎ去った過去を後悔して、現在を台無しにするほどバカらしいことはありません。
それで、今年はもっと楽しいことを考える時間を増やそうと思っています。社会や身の回りの外的な要因を変えるのは困難です。原発を止めないといけないのは自明ですが、かと言って、一人で原発まで行って勝手にスイッチを切って終わりというわけにはいきません。原発を止めるために、われわれにできることをすることは大切ですが、思い通りに原発が簡単に止まらないからと言って、それに対して必要以上の不安や怒りを感じるのはわれわれ自身にとってよくありません。
やるべきことを理性的に判断したら、いやな感情にとらわれずに淡々とやって、感情はもっと楽しいことやうれしいことのためにとっておこう、とそう考えています。社会の問題をすぐに解決するのは難しくても、自分の感情や思考は自分がコントロールして、よりポジティブな方へと向かうようにしたいと思います。

私の人生に残された時間は、これまで生きてきた期間よりずっと短くなってしまいました。昔の楽しかったことをいろいろ振り返って懐かしんだり、残りの時間をどう楽しく過ごすか考えてたりしている年の始めです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする