ちょっと前、カリフォルニア州で、水漏れ事故を起こした結果、廃炉に追い込まれたサンオノフレ原発の話ですが、事故の原因が三菱重工業製の蒸気発生器の設計ミスであるとの結論に達し、三菱重工に対して損害賠償を求める訴訟を起こすことを決定した、というニュースがありました。
結局、地元住民の反対や原発の維持費用など色々考えて、「原発はワリにあわない」という結論に達した電力会社が廃炉を決定したということですが、直接原因となったのは三菱重工の装置の故障(?)なので、三菱にオトシマエをつけさせよう、という話です。
この決定を聞いて、アベ氏がどう反応したのか私は知りませんが、「原発はワリにあわない」という電力会社の決定と、その直接原因となった日本企業を訴えるという行動をみれば、「原発輸出はワリにあわない」と判断するのが普通ではないでしょうか。ただでさえ、フクシマの原発事故をおこし、チェルノブイリ以上になると思われる甚大な健康被害と国土の喪失をおこしつつあるのに、事故の収束の見込みさえつかないという状況にある国です。原発再稼働だけでも噴飯ものなのに、原発を輸出してカネ儲けをしようと首相が言うなど、心得違いも甚だしい、常識と判断力のある人間なら誰でもそう思うと思います。でもアベ氏は、常識と判断力のある普通の人の考え方ができません。私、首相の行動や発言は、日本の官僚政治や利権構造が5割決めており、そして4割は自分の権力欲、金銭欲、次の選挙の心配が決めているのだろうと思っておりますから、本当に物事を正しく見て正しく判断することが、首相の発言や行動に影響するのは1割ぐらいだろう、と想像しております。とすると十回に一回ぐらいはマトモなことを言っていもいいと思うのですが、アベ氏がマトモなことを言ったという記憶がありません。あるいは普段が余りにヒドいのでマトモな部分が目立たないのでしょうか。
責任転嫁社会、訴訟社会のアメリカですが、今回の三菱重工への訴訟への動きは、原発輸出の動きに歯止めとなる可能性があるので、私個人としては歓迎です。カネに生きるものはカネに死すです。原発がワリに合わないビジネスだと当事者が自覚しない限り、原発廃止は困難だと思います。それに、アベ自民党は末期民主党よりも酷いですから、選挙前に自民党政策のデタラメぐあいが露呈することは良いことです。アホノミクスと経済学者に揶揄される人工バブル経済政策もすでに馬脚が現れてきました。アベ氏、日銀総裁を入れ替えて、気違いじみた金融緩和を行えば、少なくとも、参院選までは株価は上昇してくれるだろうと思ったのでしょうが、もう既に暴落ぎみ。この相場で外人投資家は沢山稼いだことでしょう。損をしたのは日本人。その上、これから金融緩和のツケを払わなければなりません。金利の上昇、物価の上昇、消費税の増税に加えて、上がらない収入、就職困難という苦しい未来がやってきます。ただでさえ、フクシマ事故で、日本は近い将来、大きな喪失と困難を迎えますから、状況はますます厳しくなっていく一方です。
ま、アベ氏が首相を投げ出すのは時間の問題かも知れませんが、思い出すのが、前回の政権交代前の自民党総裁タライ回し。アベ氏が「小沢さんが会ってくれない」と泣き言を言って、腹痛で退場した後、税金を使って馬鹿げた総裁選を繰り返し、福田氏、アホウ氏とタライ回しの挙げ句に、自民党は与党の座から転落しました。当時も、彼らの悪口は散々、書きましたが、福田氏などアベ氏やアホウ氏に比べたら、ずいぶんマシだったと思います。その総裁タライ回しのアベ氏とアホウ氏がまた、昔と同じようにバカをやっているのを許している日本人というのは、寛容なのか、忘れっぽいのか、どうでもいいのか(全部でしょうね)。
しかし、困った事にこのデタラメ自民党に変わるべき野党の影が薄すぎます。前の衆院選で「未来の党」へ合流した現「生活の党」が、野党第一等党となるべきですが、衆院選での予想外の惨敗がこたえています。しかし、アベ氏のデタラメ政策はコイズミ氏の二番煎じで、失敗するのが最初から分かっているのですから、なんとか止めさせなければならないと感じます。アベ氏自身は、たとえ参院選で勝利したところで、余り長くはないでしょう。健康不安もありますから、今年中に腹痛退場の可能性はかなり高いです。しかし、自民党そのものを止めないといけません。アベ氏の後のアホウ氏では、何もよくなりませんから。
結局、地元住民の反対や原発の維持費用など色々考えて、「原発はワリにあわない」という結論に達した電力会社が廃炉を決定したということですが、直接原因となったのは三菱重工の装置の故障(?)なので、三菱にオトシマエをつけさせよう、という話です。
この決定を聞いて、アベ氏がどう反応したのか私は知りませんが、「原発はワリにあわない」という電力会社の決定と、その直接原因となった日本企業を訴えるという行動をみれば、「原発輸出はワリにあわない」と判断するのが普通ではないでしょうか。ただでさえ、フクシマの原発事故をおこし、チェルノブイリ以上になると思われる甚大な健康被害と国土の喪失をおこしつつあるのに、事故の収束の見込みさえつかないという状況にある国です。原発再稼働だけでも噴飯ものなのに、原発を輸出してカネ儲けをしようと首相が言うなど、心得違いも甚だしい、常識と判断力のある人間なら誰でもそう思うと思います。でもアベ氏は、常識と判断力のある普通の人の考え方ができません。私、首相の行動や発言は、日本の官僚政治や利権構造が5割決めており、そして4割は自分の権力欲、金銭欲、次の選挙の心配が決めているのだろうと思っておりますから、本当に物事を正しく見て正しく判断することが、首相の発言や行動に影響するのは1割ぐらいだろう、と想像しております。とすると十回に一回ぐらいはマトモなことを言っていもいいと思うのですが、アベ氏がマトモなことを言ったという記憶がありません。あるいは普段が余りにヒドいのでマトモな部分が目立たないのでしょうか。
責任転嫁社会、訴訟社会のアメリカですが、今回の三菱重工への訴訟への動きは、原発輸出の動きに歯止めとなる可能性があるので、私個人としては歓迎です。カネに生きるものはカネに死すです。原発がワリに合わないビジネスだと当事者が自覚しない限り、原発廃止は困難だと思います。それに、アベ自民党は末期民主党よりも酷いですから、選挙前に自民党政策のデタラメぐあいが露呈することは良いことです。アホノミクスと経済学者に揶揄される人工バブル経済政策もすでに馬脚が現れてきました。アベ氏、日銀総裁を入れ替えて、気違いじみた金融緩和を行えば、少なくとも、参院選までは株価は上昇してくれるだろうと思ったのでしょうが、もう既に暴落ぎみ。この相場で外人投資家は沢山稼いだことでしょう。損をしたのは日本人。その上、これから金融緩和のツケを払わなければなりません。金利の上昇、物価の上昇、消費税の増税に加えて、上がらない収入、就職困難という苦しい未来がやってきます。ただでさえ、フクシマ事故で、日本は近い将来、大きな喪失と困難を迎えますから、状況はますます厳しくなっていく一方です。
ま、アベ氏が首相を投げ出すのは時間の問題かも知れませんが、思い出すのが、前回の政権交代前の自民党総裁タライ回し。アベ氏が「小沢さんが会ってくれない」と泣き言を言って、腹痛で退場した後、税金を使って馬鹿げた総裁選を繰り返し、福田氏、アホウ氏とタライ回しの挙げ句に、自民党は与党の座から転落しました。当時も、彼らの悪口は散々、書きましたが、福田氏などアベ氏やアホウ氏に比べたら、ずいぶんマシだったと思います。その総裁タライ回しのアベ氏とアホウ氏がまた、昔と同じようにバカをやっているのを許している日本人というのは、寛容なのか、忘れっぽいのか、どうでもいいのか(全部でしょうね)。
しかし、困った事にこのデタラメ自民党に変わるべき野党の影が薄すぎます。前の衆院選で「未来の党」へ合流した現「生活の党」が、野党第一等党となるべきですが、衆院選での予想外の惨敗がこたえています。しかし、アベ氏のデタラメ政策はコイズミ氏の二番煎じで、失敗するのが最初から分かっているのですから、なんとか止めさせなければならないと感じます。アベ氏自身は、たとえ参院選で勝利したところで、余り長くはないでしょう。健康不安もありますから、今年中に腹痛退場の可能性はかなり高いです。しかし、自民党そのものを止めないといけません。アベ氏の後のアホウ氏では、何もよくなりませんから。