百醜千拙草

何とかやっています

シンプルライフ

2020-04-10 | Weblog
研究室にもジムにも行かずに家でコンピューターの画面を見ていると運動不足になるので、天気のよかった数日前の朝、近所の公園から丘と小さな森を抜けて2時間ほどの散歩に行きました。街中は人が少なく、公園も犬の散歩や小さい子供をつれた数人がいるだけです。平日の朝から晴天の下をのんびり散歩していると、この何十年、毎日オフィスや実験室の中で何千時間も過ごしてきたのがすごく無駄だったように思えてきました。ま、そのおかげで今まで飢えもせず、生きてこれたわけですし、そもそも私はそうした活動が好きだったわけではあるのですが、死ぬまでの限られた時間を、これまでのように過ごしてよいのだろうか、という疑問を感じずにはおれませんでした。
田舎に移住して自給自足に近い生活ををしている人々の話をネットで読んでいると、うらやましい気持ちになります。私も子供のころから田舎で一人暮らしのシンプルライフを送るのが夢でしたが、仕事や家族や子供の教育などなどで、忘れかけていました。しかし、平日の昼間の散歩の途中で、やさしい陽を浴びて、春の香りの風に吹かれながら、森の中の小川の流れを見ていると、その子供の頃の思いが懐かしく蘇ってきて、ひょっとしたらできないことはないのではないか、自分をしばっているのは自分自身だけではないだろうかと思いだしました。

"Give me the simple life"
アカペラグループの好演を見つけました。

ご存知、Ella Fitzgeraldのライブ版で、"Give me the simple life"

ついでに、同じステージでの珍しい演奏を見つけたのでリンク。Ella Fitzgeraldがなんと"Sunshine of your love"を熱唱。Pianoはたぶん、トミフラ。 これを聞くと、この人がいなければ、アレサ フランクリンもジャニス ジョップリンも存在していなかったのではないかと思わされます。

蛇足- Creamのオリジナル
コメント
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