普段はツイッターで人のツイートに乗じてやってますけど、今回は久しぶりにブログで自民党に文句。
Japan As No.1 の時代をなんとか覚えている私にとって、日本が今日ここまで坂を転がるかのように急激に衰退したことは感慨深いです。エコノミック アニマルと呼ばれ、うさぎ小屋に住んで24時間ガムシャラに金儲けに邁進していたころの狂気じみた時代が過ぎ去ったことは悪いことばかりではないと思いますけど、一方で一億総中流路線をすてて、自民党がネオリベ的立場を鮮明にして、国民政党であることをやめ、既得権益者が一般大衆からカネを巻き上げるための政治装置となりさがった小泉政権あたりから、当然のように貧富の差は広がり、一部の富裕層と対照的に国民生活のレベルは単調減少しました。加えて、その過程で福島の原発事故が起こり、コロナが起こり、そのつど、ガツンガツンと崖から落ちるように日本は落ちてきました。こうした不運なできごとからも日本は逆に立ち直っていく機会はありましたが、残念ながら、国民の生活よりも当面の自己利益の増大にしか興味のない与党政府は対応を誤り、悪い状況をより悪くしていく一方でした。
コロナは、アベにとっては最大の挽回のチャンスだったと思います。モリカケ桜、でアベの犯罪が追求されていたとき、例えば台湾やニュージーランドのように強いリーダーシップを発揮して、国民の生活を守るための施策を積極的に行っていれば、支持は上がり、モリカケ桜が燻っても、コロナの最中に疑惑の追及から逃げるために仮病を口実に総理を辞任するような格好の悪いことにはなっていなかったでしょう。逆にやったのは、あの馬鹿馬鹿しいマスクの配布。そのマスクでさえ疑惑まみれで配布でさえマトモにできず行政のロジスティクスの劣化を晒すに終わりました。国民には徹底的にバカにされ、野党に押し切られてようやく給付金を決めたころには、その効果は薄く、結局、モリカケ桜を蒸し返され、国会の度重なる虚偽答弁を認めざるを得なくなり、逃げ出すハメになりました。その次のポンコツに至っては言葉がありません。まだご祝儀の支持率が多少高かったときに思い切ったコロナ対策をやっていたら、今回のように党内からバカにされて内閣改造もできず、現職でありながら総裁選に出馬さえできないような状況に追い込まれることはなかったでしょう。
いずれにしても、無能なのに恫喝や寝技で権力を持ち続けたために、すっかり腐り切ってしまった今の自民党。この独裁体制は小泉政権から始まり、結果、バカ殿と金魚の糞ばかりの党になってしまいました。
そんな自民党の時期総裁に立候補したのは、当然ながら冴えない面々。石破氏はまだ正式な出馬表明をしていないようですが、消去法でいって、今後も自民が与党に残るとすると石破氏がまだベストという状況だろうと思います。出馬になれば、最終的に石破氏と岸田氏、党員票で石破氏が競り勝つと予想するわけですけど、党員の中で石破氏についで人気なのが、ブロック太郎、変節太郎、と呼ばれる河野氏。
私、この人だけは御免被りたいと思います。ようやくアベが去り、ポンコツが去ったのに、多分、アベ以上に不誠実で傲慢かつ自己中の世襲ボンボンが総裁で下手をすると総理大臣、というのは勘弁願いたいです。
というわけで、最近ツイッターでも総裁選の話題が多いので、私も、人のツイートに乗じて、この人が、大臣の椅子を目の前にしたとたんに脱原発の主張を引っ込め、ブログの脱原発記事を全部消して、変節太郎と呼ばれていることとか、都合の悪い記者の質問を無視し続けた傲慢映像とか、自分に批判的なツイートをする人を片っ端からブロックして、ブロック太郎と呼ばれているとかいう話とかをリツイートしているわけです。先日は、流れてきたツイートに添えてあった河野氏のホームページの写真に「貫くべき信念があります」と書いてあるのを発見して、おもわず吹き出してしまいました。変節ぶりを第一に批判されているのというのに。権力のためには過去の自分を否定し信念も恥も捨てるという信念ですかね。
その写真の文句が本物かどうか確認しようとホームページに行ってみたら、違う文句に変わっていました。また変節したのかな、と思い、今度はツイッターに行こうとしたら、なんと、私、ブロックされてました。私のような世間にはなんの影響もないような超弱小ツイッターアカウントもブロックするのだから、AIかバイトでもやとって、しらみつぶしにブロックしているのでしょう。自分のツイートに批判的なコメントがついて拡散されるのが嫌なのだろうと思いますけど、このXXの穴の小ささは政治家としては前代未聞だし、加えて手前の出世のために信念をサッサと引っ込めて、ブログ記事を消してなかったことにしようとする淺ましさは、総理大臣どころか公人としては、大いに不適格だろうと思わざるを得ません。
ひょっとしたら、河野氏は噛ませ犬で、総裁選をネタに総選挙に向けて自民の無料宣伝をメディアにさせるめの話題づくりとしてわざわざ担ぎ上げているのかもしれません。そうなら、私はまんまと自民党の手に引っかかったわけです。でも、やっぱり言わずにいられなかったので。