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百醜千拙草

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インターネット

2007-04-07 | Weblog
実験が進まないので、机の前に座ってあれこれ考えたり調べたりしているのですが、こうしてコンピュータに向かっていると、この技術の素晴らしさを実感します。学生のころは文献の検索は一日仕事でした。図書館にはコンピュータ検索システムすらなく、Index Medicusという、毎月発行される、分厚い目録雑誌が積んであって、キーワードや著者を手がかりに、論文を検索するのですが、過去2-3年間の論文を1キーワードで検索するだけで何十分もかかりました。図書館の書架をぐるぐるまわりってその論文をみつけては、とんでもなく重い製本した雑誌を抱えて、安い生協のコピー機の場所まで往復したものでした。読みたいけれども運悪く図書館にない論文は、学外依頼となり手に入るのに何日も待ったものでした。現在ではインターネットのおかげで、図書館に行く事もほとんど無くなりました。探したい論文は、あっという間に見つかるし、ほとんどの論文はその場でダウンロードして読むことができるようになりました。論文の投稿、査読もほとんどオンラインでできるし、人とのやり取りはE-mailとなり、ほんの数年前のアナログの時代を思い出すと隔世の感があります。パソコンが普及しだしたころは、殆どの人がApple MacIntoshを使っていました。Windowsはまだまだ使いものにならず、DOSのコマンドラインを使って操作しなければならないコンピュータと比べると、Macは画期的なマシンでした。少なくともMacがなければ、パソコンは無かったのではと思います。私は今でもMacを主に使っています。やはりGUIの洗練度にはWindowsに比べ一日の長があると思います。しかし、パソコンを使う主な理由は明らかにインターネットであり、今やこれなしにはパソコンの魅力は無いに等しいといっても過言ではないでしょう。インターネットが大学に導入されたころは、実用という点では殆ど疑問視していました。余りに遅かったからです。しかし現在見るように、インターネットは急激に進化し現在のような快適な環境が実現されました。インターネットは昔のアナログな情報交換手段をどんどんと置き換えていっています。まさに革命的な情報技術であったわけです。世界中のコンピューターを繋ぐというアイデアとその夢を本当に実現したマイクロソフトはすごかったと言う他ありません。Appleがパソコンに起こした革命はコンピューターの未来と言う点からその発展への持続性が読み取れますが、インターネットは全く次元の違う夢であったように思えます。その夢を語っていたころのビルゲイツにどれだけの勝算があったのか知りませんが、その夢を実現し社会にこれだけ大きな影響を及ぼす技術を作りあげたのですから本当に大したものだと思います。情報を手に入れると言う点ではマスメディアよりもインターネットの方がはるかに効率的だと思います。そのうちテレビは誰も見なくなるかも知れません。
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