tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

柳生花しょうぶ園(2011)が見ごろ!(Topic)

2011年06月18日 | お知らせ
奈良市柳生町403にある「柳生花しょうぶ園」で、花が見ごろを迎えているそうだ(6/17現在)。近鉄の「花だより」で知った。
※写真は、07.6.23の撮影

ここは、県ビジターズビューローの「大和路アーカイブ」によると《休耕田を利用した花園。旧柳生陣屋敷のそばに広がる。6月の花の季節をむかえると、1万m2の園内に400品種約80万本に及ぶ色とりどりの花しょうぶが咲き誇る。また、園内には珍しいアジサイも咲く。昔から武士の花として尊ばれている花しょうぶは、剣豪の里柳生にふさわしい花といえる》。



では、なぜ「武士の花」なのか。この花は以前、NHKの「美の壷」でも取り上げられていた。同番組のサイトに、古野晶子アナがこんなコメントを寄せている(今週のコラム)。《「花菖蒲」は江戸時代に武士から愛され、品種改良が重ねられた植物。まっすぐ伸びた茎の上に咲く花からは気品を感じますが、なぜ特に好まれたのでしょうか?その理由は言葉への“しゃれ心”にありました。「菖蒲」という音が、武士が守るべき道=“武道”を重んじる言葉を指す、「尚武」と同音だったことから、武士たちはこの花を手塩にかけて育てたというのです》。



なるほど、菖蒲が尚武(武事・軍事を重んじること)に通じるのである。しかし花言葉は「やさしい心」。これはカッコいい。フィリップ・マーロウの「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」(If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.)を思い出す。天気予報で、今日は雨だが明日は回復する。雨中の花しょうぶも風情があるし、雨を吸ってみずみずしい花もいい。ここにはアジサイもたくさん植えられている。ぜひ、柳生花しょうぶ園をお訪ねいただきたい。
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