tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

明日は、率川神社ゆり祭り(Topic)

2011年06月16日 | お知らせ
毎年6月17日は、率川神社(いさがわじんじゃ 奈良市本子守町)の「三枝祭り」という悪除け祈願の祭りが営まれる。すでに701年の大宝令に記載されているという由緒あるお祭りである。奈良検定のテキストには《笹ゆりが供えられるので一般にゆり祭と呼ばれる。神社から百合御輿や七媛女(ななおとめ)・百合姫などの時代行列が奈良市内を練り歩く》とある。率川神社は、桜井の大神神社(おおみわじんじゃ=三輪明神)の境外摂社である。ゆり祭りのササユリは大神神社から届けられる。
※トップ写真は、奈良市観光協会のホームページから拝借

6/9付奈良新聞「神の杜に優しい彩り 大神神社のササユリ見頃」によると《奈良市の率川神社で17日に行われる三枝祭(ゆりまつり)を前に、桜井市三輪の大神神社でササユリの花が優雅に咲いている。率川神社は大神神社の摂社で、毎年、三輪山のユリを同神社に奉納している。ユリは種から育てると開花まで7年もかかる。近年では自生するユリが減ってきたため「ササユリにおう三輪山を復活させよう」と、農家による崇敬講「豊年講」によって平成4年から育成栽培を開始。11年に初めてユリ園に花を咲かせた》。

《今月1日ごろ開花。ピークは今週末になりそう。同神社には「大美和の杜」など数箇所で植えられている。宝物収蔵庫脇のササユリ周遊路では11年前からこの時期に公開され、約千本のユリが深い緑の中で薄いピンクの花を咲かせているのが間近で見られる。20日まで公開の予定》。

率川神社の公式HPによると、お祭りは

6月16日 15時00分 三枝祭宵宮祭
6月17日 10時30分 三枝祭 
      13時15分 七媛女・ゆり姫・稚児行列安全祈願祭
6月18日 10時00分 三枝祭後宴祭

というスケジュールである。三島由紀夫は45年前の1966年(昭和41年)6月17日、『奔馬』(豊饒の海・第二巻)の取材のため、この神社にお参りしている。時代衣装を身にまとった七媛女(ななおとめ)や百合姫などが登場する優雅な祭りである。天気予報では雨だが、その場合、13時15分からの行列は中止となるので、ご注意いただきたい。
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