2023年を締めるにふさわしい、贅(ぜい)を 尽くした季節の京料理をいただいた(2023.12.26 16:00 訪問)。それが「富小路(とみのこうじ)やま岸」(京都市中京区富小路通六角下る骨屋之町560)だ。三条高倉の京都文化博物館の近くで、お店から少し下がると錦市場である。私は通い慣れた地下鉄「烏丸御池」駅から、徒歩で訪ねた。
烏丸通の花屋さんでは、門松にする松が、こんなにたくさん並んでいた!
縁あって、この予約困難な名店に伺うことができた。たくさんお酒をいただいたので値段は書きにくいが、食べログでは「¥60,000~¥79,999」と出ている。食べログの出だしは、
風情のあるアプローチ。奥から入り口に向けて撮った
大きな活松葉ガニがお出迎え(=トップ写真)。浜坂(兵庫県美方郡新温泉町浜坂)産タグつき
初めて見た!松葉ガニの心臓(体液を循環させるポンプ)、ピクピク動いていた
茶懐石に則った伝統的手法と主人の独創性が調和した一皿から、移り変わる京の四季を感じる
またたく間に、包丁が入った!
京の都によく馴染む、風情ある長屋。暖簾をくぐった先にある印象的な石畳のアプローチを進むにつれて、客人の期待は膨らんでいく。茶室をイメージした静謐な和空間で供されるのは、季節の献立で構成したコース。
「奈良のお酒を」。店員さん「こちらです。ここは若社長さんが頑張っておられますね」
手前の小皿に見覚えがあった。「作家ものですか?」「尾形乾山(けんざん)の写しです」
セコガニ(雌のズワイガニ)が、こんな逸品に変身して現われた!
茶懐石の流れを守りつつも、店主の独創性を混じえた珠玉の一皿が繰り出される。訪れる度に異なる食体験を惜しげもなく披露する「富小路やま岸」は、これからも多くの美食家の心をとらえ、翻弄し続けるに違いない。
ご主人の山岸隆博さんは、ちょっとケンコバ(ケンドーコバヤシ)に似た気さくな人だった
一方、お店の公式HPには、
ご挨拶 懐石料理「富小路やま岸」は2015年10月京都 富小路にて開店いたしました。当店では、京料理の伝統を守りながら、茶懐石のおもてなしの精神を基本に、四季の移り変わりをじっくりと感じて頂けるお料理をご提供させていただきます。
富田林産のエビイモを揚げ、白味噌と辛子のタレにからめ、花鰹をかけたもの
手前はウズラの肉、向こうは堀川ごぼう。ゴボウはとても柔らかい!(2人前)
お皿に取り分けていただいた、右はキクナのゴマ和え
京野菜や川魚など、京都の食材を使いながら、毎月おとずれる京都の歳時記の文化をお料理を通じてお楽しみいただければと思っております。また、お料理だけではなく「茶道」「華道」「書道」で得た精神を元に、お客様の五感で楽しんでいただけるような、非日常の新しい空間を感じていただければ幸いでございます。
水月聖護院(ダイコン)。昆布と鰹のダシだけで炊いてある
これは確か、フグに白子とポン酢をかけたもの
茶道裏千家講師、華道嵯峨御流華範 書道準五段、京都検定取得 山岸 隆博
身の厚いサバ寿司。サバは淡路島産
京都やま岸について
四季の風趣と京の伝統を新しい風と共に
海苔を巻いてかぶりつく!
2本目は「徳次郎 直汲み」をぬる燗で。京都府といっても城陽市の酒なので、半ば奈良の酒だ
01 京の伝統 京料理の伝統を守りながら、茶懐石のおもてなしの精神を基本に、四季の移り変わりをじっくりと感じて頂けるお料理をご提供させていただきます。基本を大切に、やま岸流の心を大切に一人一人のお客様に心からのおもてなしを約束します。
カニしゃぶとオレンジ白菜
02 料理の素材 京野菜や川魚など、京都の食材を使いながら、毎月おとずれる京都の歳時記の文化をお料理を通じてお楽しみいただければと思っております。生産者、取引業者様との縁を大切に、素材の産地、状態、流通、保管、仕込みまで徹底的にこだわり、素材の味を最高の状態でお届けしたいと考えています。
カニ足の炭火焼き
カニ味噌の甲羅焼き、白ネギを散らしてある
03 新進気鋭 お料理だけではなく「茶道」「華道」「書道」で得た精神を元に、お客様の五感で楽しんでいただけるような、非日常の新しい空間を感じていただければ幸いでございます。伝統を大切にしながらも、肩肘張らずお客様に楽しい食事を楽しんでいただける様精一杯おもてなしいたします。
タイと大根の炊き込みご飯、卵は「濃紅(こいくれない)たまご」
草餅が出てきた
大きなイチゴ(あまおう)が入っていた!
うーん、素晴らしい料理の数々に、圧倒された。年の瀬になって、こんなスゴいお店に出会えるとは! これは来年も期待が持てそうだ。皆さんも、特別な日に特別な人とお訪ねください!
烏丸通の花屋さんでは、門松にする松が、こんなにたくさん並んでいた!
縁あって、この予約困難な名店に伺うことができた。たくさんお酒をいただいたので値段は書きにくいが、食べログでは「¥60,000~¥79,999」と出ている。食べログの出だしは、
風情のあるアプローチ。奥から入り口に向けて撮った
大きな活松葉ガニがお出迎え(=トップ写真)。浜坂(兵庫県美方郡新温泉町浜坂)産タグつき
初めて見た!松葉ガニの心臓(体液を循環させるポンプ)、ピクピク動いていた
茶懐石に則った伝統的手法と主人の独創性が調和した一皿から、移り変わる京の四季を感じる
またたく間に、包丁が入った!
京の都によく馴染む、風情ある長屋。暖簾をくぐった先にある印象的な石畳のアプローチを進むにつれて、客人の期待は膨らんでいく。茶室をイメージした静謐な和空間で供されるのは、季節の献立で構成したコース。
「奈良のお酒を」。店員さん「こちらです。ここは若社長さんが頑張っておられますね」
手前の小皿に見覚えがあった。「作家ものですか?」「尾形乾山(けんざん)の写しです」
セコガニ(雌のズワイガニ)が、こんな逸品に変身して現われた!
茶懐石の流れを守りつつも、店主の独創性を混じえた珠玉の一皿が繰り出される。訪れる度に異なる食体験を惜しげもなく披露する「富小路やま岸」は、これからも多くの美食家の心をとらえ、翻弄し続けるに違いない。
ご主人の山岸隆博さんは、ちょっとケンコバ(ケンドーコバヤシ)に似た気さくな人だった
一方、お店の公式HPには、
ご挨拶 懐石料理「富小路やま岸」は2015年10月京都 富小路にて開店いたしました。当店では、京料理の伝統を守りながら、茶懐石のおもてなしの精神を基本に、四季の移り変わりをじっくりと感じて頂けるお料理をご提供させていただきます。
富田林産のエビイモを揚げ、白味噌と辛子のタレにからめ、花鰹をかけたもの
手前はウズラの肉、向こうは堀川ごぼう。ゴボウはとても柔らかい!(2人前)
お皿に取り分けていただいた、右はキクナのゴマ和え
京野菜や川魚など、京都の食材を使いながら、毎月おとずれる京都の歳時記の文化をお料理を通じてお楽しみいただければと思っております。また、お料理だけではなく「茶道」「華道」「書道」で得た精神を元に、お客様の五感で楽しんでいただけるような、非日常の新しい空間を感じていただければ幸いでございます。
水月聖護院(ダイコン)。昆布と鰹のダシだけで炊いてある
これは確か、フグに白子とポン酢をかけたもの
茶道裏千家講師、華道嵯峨御流華範 書道準五段、京都検定取得 山岸 隆博
身の厚いサバ寿司。サバは淡路島産
京都やま岸について
四季の風趣と京の伝統を新しい風と共に
海苔を巻いてかぶりつく!
2本目は「徳次郎 直汲み」をぬる燗で。京都府といっても城陽市の酒なので、半ば奈良の酒だ
01 京の伝統 京料理の伝統を守りながら、茶懐石のおもてなしの精神を基本に、四季の移り変わりをじっくりと感じて頂けるお料理をご提供させていただきます。基本を大切に、やま岸流の心を大切に一人一人のお客様に心からのおもてなしを約束します。
カニしゃぶとオレンジ白菜
02 料理の素材 京野菜や川魚など、京都の食材を使いながら、毎月おとずれる京都の歳時記の文化をお料理を通じてお楽しみいただければと思っております。生産者、取引業者様との縁を大切に、素材の産地、状態、流通、保管、仕込みまで徹底的にこだわり、素材の味を最高の状態でお届けしたいと考えています。
カニ足の炭火焼き
カニ味噌の甲羅焼き、白ネギを散らしてある
03 新進気鋭 お料理だけではなく「茶道」「華道」「書道」で得た精神を元に、お客様の五感で楽しんでいただけるような、非日常の新しい空間を感じていただければ幸いでございます。伝統を大切にしながらも、肩肘張らずお客様に楽しい食事を楽しんでいただける様精一杯おもてなしいたします。
タイと大根の炊き込みご飯、卵は「濃紅(こいくれない)たまご」
草餅が出てきた
大きなイチゴ(あまおう)が入っていた!
うーん、素晴らしい料理の数々に、圧倒された。年の瀬になって、こんなスゴいお店に出会えるとは! これは来年も期待が持てそうだ。皆さんも、特別な日に特別な人とお訪ねください!