tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

繊細・華麗!職人ワザが光る「四季の鮨 蔵人(くろうと)」(近鉄新大宮駅前)

2023年12月09日 | グルメガイド
木曜日(12/7)、友人と2人で「四季の鮨 蔵人(くろうと)」(奈良市大宮町6-9-8 岡田ビル1階)を訪ねた。実はこのお店、12/15(金)から、200mほど東(駅寄り)の「奈良市大宮町6丁目9の2 シャーメゾンフォレスタII1A」に移転されることになっている。
※トップ写真は芽ネギ鮨。この日は、@24,000円のコースだった(完全予約制)


アンコウの肝、このわた、天然モズク


めふん(秋鮭の肝臓のしょうゆ漬け)


セコガニ(ズワイガニの雌)が、こんなに見事に調理されて出てきた!

ご店主の下仲裕(しもなか・ゆたか)さんとは、以前からのFacebook友達だ。お父さまは東富貴(和歌山県伊都郡高野町)、お母さまはその北の大深町(五條市)のご出身なので、私の実家(伊都郡九度山町)にも近い。奇しくも今日(12/9)は、ご店主の誕生日である。


新鮮なタイ。向かって右はワサビまたは塩で、左はしょうゆでいただく


前日が休肝日だったので、お酒がススムくん!


フグのひれ酒にマッチを近づけると、炎が上がった!



かわいいお皿が出てきた。ご主人によると、これはカマスの炙り、唐津カラスミ大根、豆腐味噌漬け、伊豆のワサビの醤油麹漬け、天然トラフグの卵巣ぬか漬け、ごぼう醤油漬け、クジラのさえずり、ドライトマト、フレッシュトマトだった。お店のHPには、


クエの鱗を素揚げしたもの




長崎県壱岐の剣先イカ。真ん中の芯の部分だけで握り、上から14種類のゴマ、米粉、淡雪塩をふる

選び抜かれた鮮度抜群のネタ
当店で使用する素材は天然もののみにこだわっております。お客様に新鮮なものを味わっていただくために、季節ごとにおいしい魚介をご用意しております。





芽ネギ鮨(トップ写真に同じ)。ネタは石川県産天然ブリ(8.5kg)のしゃぶしゃぶ


レンコンとムカゴ(山芋の芽)

職人が真心こめて、一つ一つ丁寧に、繊細に握るお寿司の数々は絶品です。ネタ本来の味を味わっていただけるようご提供いたします。ぜひ、一度足をお運びください。




次は手巻き鮨。赤酢が入っているので、シャリは赤い


マグロは青森県・大間マグロ(115kg)を1週間熟成、安曇野のワサビ漬、有明海のノリ

職人の技を堪能
目利きの職人が厳選した天然素材の鮮魚を使用したおまかせコースをご用意しております。ネタやシャリは口に入れた時に美味しくなるよう、温度管理されております。



ウニとイクラがふんだんに使われている!


こちらはコハダ

このお店は、『ミシュランガイド2023奈良』にも掲載されている。ミシュランのサイトには、

ミシュランガイドのビューポイント
年間200種もの魚介を扱い、すしで四季を伝える下仲裕氏。各地の漁港を巡り、旬の魚を取り寄せる。つまみは刺身、天ぷら、酒肴の盛り合わせなど多様。すし種は寝かす、締めるといった仕事を施す。赤酢と米酢の酢飯は、江戸前と関西の伝統文化を交えた。海の幸を通じて季節の移ろいを楽しめる。



和歌山県産天然シマアジ(1週間熟成)



予約の時、「鮨より酒肴をメインにしてほしい」という希望を伝えていたが、全くその通りのラインナップとなった。おかげさまで最後まで、お酒を楽しむことができた。


エビ(佐賀県産の天然車海老)は、こんなに大きい!





食べログに、こんなコメントが掲載されていた。

全ての食材に手間ひまかけた素晴らしいお仕事!
初訪問は10年ほど前でしょうか。それからは毎年奈良に来るたびに伺わせて頂いているお寿司屋さん。現在はお任せのコースでやられてますが昔は店主の墨筆の手書きのメニューでやられていて、雲丹4種の食べ比べとかさせてもらったな〜。タバコも吸えたな〜。今じゃ考えられないけど。19時30分からの席。とりあえずビール、あとは冷酒をお任せで。







つまみはどれもお酒が進むものばかり。仕込みにどれ程時間かけているのかと睡眠時間を心配するくらい全ての食材に拘りのお仕事が成されている。まろやかな赤酢のシャリはネタとの相性も抜群で、凄い品数ながら小ぶりなのでペロッといけちゃいます。それでいてリーズナブル。

総合的に日本で1番好きなお寿司屋さんと問われたら、間違いなくこちらになります。また来ます。






ご主人はFacebookに〈奈良すし蔵人でございます。青森三厩(みんまや)194キロ、入荷しております。あと数日ですが、いまの店舗でいったん燃え尽きるためにガンガン仕入れしています。そして15日からは新店舗でございます。至らぬところもございますが、皆様よろしくお願い致します〉とお書きだった。そのマグロが次の写真である。


青森県産の三厩マグロ(194kg)を1週間熟成させたもの



それにしても繊細で、また見た目も華麗な料理の数々。しかも新鮮なネタを厳選し、下ごしらえにも相当な手間をかけておられる。う~ん、もっと早くに訪問していれば良かったなぁ、と悔やまれる。





ご主人によると、新店は〈17,000円から25,000円までのコースで、ご指定がなければ、スタンダードコース17,000円(税別)でございます。おすし中心のコースや、お時間に限りのある場合や、ご年配の方・お子様のお料理は、ご予算・ボリュームなど、ご相談させていただいております。なんでもおっしゃってください〉。


最後に、ご主人と記念写真


新店の地図

下仲さん、ごちそうさまでした。また新店にお邪魔いたします。皆さん、ぜひ「四季の鮨 蔵人」をご利用ください!

※12/12追記 新店のコンセプトです、下仲さんから送っていただきました。

コメント (2)
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