紹介するのが遅くなった。先月(2023.2.8)、「中國菜(ちゅうごくさい) 奈良町 枸杞(くこ)」(奈良市紀寺町91)を訪ねた(完全予約制)。ここは予約が取れないので有名な店だが、同行した常連のSさんが取ってくださった。ディナーコースをいただき、@15,000円(税サ込み)だった。仕入れにより、値段は変動するそうだ。お店のHPには、
※トップ写真は、カラフルで豪華なオードブル!
築100年以上の町家を改装したそうだが、仕舞屋(しもたや)にしか見えない
唯一の目印が、この標柱だ
山添村産の白茶(パイチャ)が出てきた。大和橘と仏手柑(ぶっしゅかん)を合わせてある
身土不二 医食同源 歴史ある地から生み出す 伝統的で独創的な中国料理 古くは約千三百年以上前の奈良時代。中国に渡った遣唐使により伝えられたとされている、奈良がルーツの食材があります。
この日(2/8)は、七十二候の「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」日だった
豆腐、お茶、スパイス、薬草、野菜発酵技術、蘇、味噌、しょうゆ、うどん、清酒、饅頭など非常に多岐にわたります。弊店はこの日本食文化発祥の地である古都奈良にて、永く多くの人々にそっと寄り添い、いつしか、なくてはならない存在になれることを強く願っています。そう、古来から不老長寿の生薬であった『枸杞』のように。
気仙沼産フカヒレ(魚翅)スープには、今市カブ(かつて奈良市今市町で栽培)が丸ごと1個!
料理
奈良町から10分ほどの場所にある自然豊かな山間の場所に枸杞の畑はあります。絶滅危惧種等の生態系を保全しながら環境保護に繋がる農産物の自家栽培に取り組んでいます。
いきなりパンチライン!こんな豪華なオードブルが出てきた、彩りも見事(=トップ写真)。向かって左手前は大和肉鶏のよだれ鶏、中央は長崎のアオリイカ、右は愛媛県のカンパチ、その上が紅芯大根と片平あかねの醤油漬、その左がスパイシーカシューナッツ、中央が赤酢クラゲ、左が香辣 (シャンラー) 海老 などなど
私たちが 無農薬・化学肥料不使用 で栽培し育て収穫した大和伝統野菜と中国野菜は、環境に配慮して栽培された農産物である ブランドの一つとして専門機関に認証をしていただいております。
点心。ヤマトポーク、フカヒレ(魚翅)、菜心(アブラナ科の中国野菜)を使用
「ぺたきんの恵み」認証を受けた農産物は、安心安全であるだけでなく、枸杞でご提供する農産物をお客様が召し上がることで間接的に、生物多様性保全=環境保護に貢献できるという特徴がございます。※環境に配慮した野菜作りを評価されて、2022年4月ミシュラングリーンスターを獲得しました。
「海鮮」の皿。四川児菜(しせんあーさい=子持ち高菜)、ホタルイカ、エビを炒めてある
ミシュランガイドのサイトには、このように紹介されていた。
ミシュランガイドのビューポイント
☆一つ星:近くに訪れたら行く価値のある料理
中国食文化の基となる“医食同源”を志す宮本和幸シェフ。広東と四川の経験を重ね、接客担当の妻と薬膳も学んだ。奈良の良質な食材を選び、中国野菜や伝統野菜は自ら育てる。青菜の腐乳炒め、在来大豆を使う麻婆豆腐など発酵調味料や香辛料を利かせた品々。健康的な食事を目指す“食養生”も実践する。
黄金柑(ゴールデンオレンジ)とグリーンレモンを使った氷菓(シャーベット)
サステナビリティを積極的に推進しているレストラン
☆ミシュラン グリーンスター
"私たち夫婦は、持続可能な農作に取り組んでいます。料理に使う中国野菜や伝統野菜は二人で育てたものです。無農薬で栽培し、自然環境と健全な土壌を守ります。また、地域の食材に目を向け消費し生産者を支えています。"
大和牛(やまとうし)、飛鳥蓮根、花椰菜(カリフラワー)にピリリとしたソースがかかる
「時菜」(旬の野菜)。自家製干し肉(ヤマトポーク)と春日早生(奈良の伝統的な葉物野菜)
このお店は『家庭画報』(2022年4月号)にも、紹介されていた。
薬膳スープ、点心など医食同源のコースが魅力「中國菜 奈良町 枸杞」
自家菜園で無農薬野菜を栽培し、医食同源の料理を理念とする宮本和幸さん。「福臨門酒家」や「中國菜 老四川飄香」で研鑽を重ね、昼は香辛料を効かせた前菜や薬膳スープ、点心のコースを提供しています。
麻婆豆腐。大和大鉄砲の豆腐に白子がつく。やはりここには白ご飯が合う。「白」の三重奏だ!
締めの「宋嫂魚面」。南宋風スズキのあんかけスープと中華麺
「地元で受け継がれてきた野菜には野趣味があり、中国の食材や調味料とよく合います」と語り、化学調味料を使わず、野菜の塩漬けや発酵唐辛子といった自家製の発酵食品や香辛料で調味。複雑で深みのある独自の味で食通たちを魅了しています。
これは楽しい!ハリネズミの饅頭、揚げていないゴマ団子、焙煎釜煎り茶
ハリネズミの菓子に目があったって、いいじゃないか!
「複雑で深みのある独自の味」とは、うまいことを言ったものだ。発酵調味料(野菜の塩漬、発酵唐辛子など)や花椒(ホアジャオ)などを使い、広東風・四川風・薬膳風に仕上げた料理は、とても新鮮だ。化学調味料は使わず、無農薬・化学肥料不使用の自家製野菜は、食べていて、体の中から浄化されるような思いがする。
宮本シェフ、奥さん、ごちそうさまでした。Sさん、ご予約・ご同行ありがとうございました。皆さん、予約を取るのは大変ですが、ぜひいちど、チャレンジしてください!(予約方法は、こちらをご参照。)
※トップ写真は、カラフルで豪華なオードブル!
築100年以上の町家を改装したそうだが、仕舞屋(しもたや)にしか見えない
唯一の目印が、この標柱だ
山添村産の白茶(パイチャ)が出てきた。大和橘と仏手柑(ぶっしゅかん)を合わせてある
身土不二 医食同源 歴史ある地から生み出す 伝統的で独創的な中国料理 古くは約千三百年以上前の奈良時代。中国に渡った遣唐使により伝えられたとされている、奈良がルーツの食材があります。
この日(2/8)は、七十二候の「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」日だった
豆腐、お茶、スパイス、薬草、野菜発酵技術、蘇、味噌、しょうゆ、うどん、清酒、饅頭など非常に多岐にわたります。弊店はこの日本食文化発祥の地である古都奈良にて、永く多くの人々にそっと寄り添い、いつしか、なくてはならない存在になれることを強く願っています。そう、古来から不老長寿の生薬であった『枸杞』のように。
気仙沼産フカヒレ(魚翅)スープには、今市カブ(かつて奈良市今市町で栽培)が丸ごと1個!
料理
奈良町から10分ほどの場所にある自然豊かな山間の場所に枸杞の畑はあります。絶滅危惧種等の生態系を保全しながら環境保護に繋がる農産物の自家栽培に取り組んでいます。
いきなりパンチライン!こんな豪華なオードブルが出てきた、彩りも見事(=トップ写真)。向かって左手前は大和肉鶏のよだれ鶏、中央は長崎のアオリイカ、右は愛媛県のカンパチ、その上が紅芯大根と片平あかねの醤油漬、その左がスパイシーカシューナッツ、中央が赤酢クラゲ、左が香辣 (シャンラー) 海老 などなど
私たちが 無農薬・化学肥料不使用 で栽培し育て収穫した大和伝統野菜と中国野菜は、環境に配慮して栽培された農産物である ブランドの一つとして専門機関に認証をしていただいております。
点心。ヤマトポーク、フカヒレ(魚翅)、菜心(アブラナ科の中国野菜)を使用
「ぺたきんの恵み」認証を受けた農産物は、安心安全であるだけでなく、枸杞でご提供する農産物をお客様が召し上がることで間接的に、生物多様性保全=環境保護に貢献できるという特徴がございます。※環境に配慮した野菜作りを評価されて、2022年4月ミシュラングリーンスターを獲得しました。
「海鮮」の皿。四川児菜(しせんあーさい=子持ち高菜)、ホタルイカ、エビを炒めてある
ミシュランガイドのサイトには、このように紹介されていた。
ミシュランガイドのビューポイント
☆一つ星:近くに訪れたら行く価値のある料理
中国食文化の基となる“医食同源”を志す宮本和幸シェフ。広東と四川の経験を重ね、接客担当の妻と薬膳も学んだ。奈良の良質な食材を選び、中国野菜や伝統野菜は自ら育てる。青菜の腐乳炒め、在来大豆を使う麻婆豆腐など発酵調味料や香辛料を利かせた品々。健康的な食事を目指す“食養生”も実践する。
黄金柑(ゴールデンオレンジ)とグリーンレモンを使った氷菓(シャーベット)
サステナビリティを積極的に推進しているレストラン
☆ミシュラン グリーンスター
"私たち夫婦は、持続可能な農作に取り組んでいます。料理に使う中国野菜や伝統野菜は二人で育てたものです。無農薬で栽培し、自然環境と健全な土壌を守ります。また、地域の食材に目を向け消費し生産者を支えています。"
大和牛(やまとうし)、飛鳥蓮根、花椰菜(カリフラワー)にピリリとしたソースがかかる
「時菜」(旬の野菜)。自家製干し肉(ヤマトポーク)と春日早生(奈良の伝統的な葉物野菜)
このお店は『家庭画報』(2022年4月号)にも、紹介されていた。
薬膳スープ、点心など医食同源のコースが魅力「中國菜 奈良町 枸杞」
自家菜園で無農薬野菜を栽培し、医食同源の料理を理念とする宮本和幸さん。「福臨門酒家」や「中國菜 老四川飄香」で研鑽を重ね、昼は香辛料を効かせた前菜や薬膳スープ、点心のコースを提供しています。
麻婆豆腐。大和大鉄砲の豆腐に白子がつく。やはりここには白ご飯が合う。「白」の三重奏だ!
締めの「宋嫂魚面」。南宋風スズキのあんかけスープと中華麺
「地元で受け継がれてきた野菜には野趣味があり、中国の食材や調味料とよく合います」と語り、化学調味料を使わず、野菜の塩漬けや発酵唐辛子といった自家製の発酵食品や香辛料で調味。複雑で深みのある独自の味で食通たちを魅了しています。
これは楽しい!ハリネズミの饅頭、揚げていないゴマ団子、焙煎釜煎り茶
ハリネズミの菓子に目があったって、いいじゃないか!
「複雑で深みのある独自の味」とは、うまいことを言ったものだ。発酵調味料(野菜の塩漬、発酵唐辛子など)や花椒(ホアジャオ)などを使い、広東風・四川風・薬膳風に仕上げた料理は、とても新鮮だ。化学調味料は使わず、無農薬・化学肥料不使用の自家製野菜は、食べていて、体の中から浄化されるような思いがする。
宮本シェフ、奥さん、ごちそうさまでした。Sさん、ご予約・ご同行ありがとうございました。皆さん、予約を取るのは大変ですが、ぜひいちど、チャレンジしてください!(予約方法は、こちらをご参照。)