ツユクサに脱皮ヌケガラを残したメスのオンブバッタが配偶者に出合った。実はツユクサには2匹のメスが居たのを観ているので、ヌケガラの方なのかどうかは分からない。画像のようにオスメス2匹は全くの相似形だけれど、小さいオスはきれいな乗り方をしていない。何だか斜に構えたオスだなと思ったが、よく観るとしっかり交尾をしていた。左の方から尻を垂らして差し入れている。研究者なら左利き右利きの割合なんかも統計をとるのだろうか?
この2匹がいるホテイアオイは、メダカが卵を産みつけるようにと増やしていたのだが、ツユクサよりこっちの葉が好みのようでかなりかじられてしまった。メダカの水槽に直接入れずに百均バケツで増やしているのは、サカマキガイにさんざんやられてホテイアオイが殖えるどころかぐしゃぐしゃのばらばらになって腐るから。増やしてヒゲ根をしっかり垂らさせないとメダカが卵を付けられない。
1時間たっても2時間たっても、この2匹は同じ格好で同じ場所にじっとしていた。メスも葉を食いながらなんて横着をしないでじっとしていた。オンブバッタはとりあえず相手を見つけて交尾することが大事なのか? 千載一遇の機会に恵まれたのだから、とるものもとりあえず交尾しておいて、それから精子も卵も造るのか? 行く末が気になったが、虫かごに入れるのもどうか・・・などと思ったりもしている内に雑事にとりまぎれ・・・ハタと気付いたときには居なかった。今回の何となくの観察で知ったこと。オンブバッタの交尾は長時間に及んで身じろぎをしない。