

夜中に何の前触れもなく、かってに開くドアが我が家にあります。
二階に上がってすぐの部屋で、ドアは私が寝たままで手を伸ばせば手に触れる位置にあり、私が寝ている部屋のドアなのです。
レバーハンドルなのでレバーを下げて開け、閉めるときはハンドルを持たなくても閉めさえすれば、ラッチと呼ばれる三角の金物がバネ仕掛けで受け金物に入るようになっている一般的なもの。
それが、夜中眠っている私の頭の近くで不気味にブァンという音を立てて開くのです。
消灯して眠りこんでいますからドキッとして心臓に悪いし、何か気配のようなものを感じたりします。
夢うつつ状態ですから、とっさに『泥棒か強盗か』と思い、『あーいつもの事だったな』と思うわけです。
開かずの間ではなく、この部屋は閉めずの間になってしまっていたのですが、現実的に理由をさぐるといくつかの原因がみつかりました。
①ちょうつがいが、枠とドア両方に掘り込まれて付いているが、掘り方が悪くて開く力が常に作用している。
②閉まり音が大きいので上下の2箇所にスポンジを貼りつけたのだが、これも開く力として作用している。
③枠とドアの隙間がありすぎてラッチの掛かりが甘い(木の狂いか家全体の狂い)。
④ラッチが摩耗して掛かりが甘くなっている(早めに対処しないで放置していたせい)。
直す方法としては、開く力が始めから加わっていますからドアをラッチ側に寄せるのが良さそうです。
すべてのちょうつがいを外して3mmくらいのものを挟んだら良いのでしょうけれど、簡単な方法としてちょうつがい自体を曲げてしまおうと、画像のように竹箸を挟んで無理矢理閉めました。
少しは曲がってラッチと枠との隙間は狭くなり、スポンジも薄くしたので開く力はなくなりました。
早く直しておけば夜中にドキッとすることもないのに、ようやく今夜からドアを閉めても安心して眠れます。