そら芋が売っていた。
『そら芋が売っていた』って変ではないか・・正しくは『そら芋が売られていた』のはずなのに、なぜだろう。
そら芋さんが何かを売っていたのだろうか、などと一人ボケツッコミをするつもりはない。
『そら芋』と『が売っていた』の間に省略があり、強いていえば『そら芋を八百屋が売っていた』というところか。
おやおや?・・『をやおや』が抜けていたのか!?
いきなり話がずれた。
石垣島の友人が、これを自家菜園でやっているようで、彼は宇宙芋と呼んでいる。
すると、このそら芋は宝塚の宙組のように、漢字で書けば宙芋か。
そんなことはともかく、この巨大ムカゴが欲しいし食べてみたいと思ったけれど、いまウチには自分で作ったサツマイモ、ジャガイモ、サトイモがあるから撮るにとどめた。
ジネンジョのムカゴを炊飯時に入れるムカゴ飯は、来年ぜひとも田舎でやろうと思っている。
生家のお隣で、お茶受けに出してくれたムカゴの素揚げが絶品だった。
トロロ芋のツルが絡まっている支柱をガサガサと揺さぶって、落ちたのを拾い集めるのだそうだ。
そうして素揚げにして塩を振るだけなのだと奥さんから聞いた。
巨大ムカゴのそら芋は地下にどんな芋を作るのか。
桜島大根のようなトロロ芋なら面白いけれど、ムカゴが大きいのだから芋は反比例でホウレンソウの根くらいしかないのではないか?
ムカゴが種イモ代わりになるなら、そうして来春にこんな値段で売られていたら植えてみたい。