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年末になると、いつも母がえごのり(恵胡海苔)の絡まったひと塊からゴミを取り除いていたりしたものだった。
えごのりは寒天の元だから煮込んで溶かして冷めたら固まる。
えご専用にしていたらしい平たい箱から出したのを2×5センチくらいに切り込みを入れ、少し甘い酢味噌が掛けてあった。
子どもの頃から美味しいと思ったことはなくて、ぱくぱく食べられるというものではない。
母の作ったえご以外食べたことがなくて、こんなものが売られているということも意外だったが、買ったわけではなくお隣さんからの貰いもの。
売り物になっているくらいだから、どんな味なのだろうと食べてみれば、母の作っていたのとほぼ変わりない味気なさ。
子どもの頃と違い、海藻だから身体に良いだろう、お通じにも良いだろう、腸内清掃デトックスなどと思えば、食えないことはない。
越後特産とあるのは、新潟県の海で採れるのか、それとも食品のえごが新潟県だけで作られている特産なのか、どちらなのだろう。
長野県で生まれ育った故義兄が、えごを珍しがって嬉しそうに食べていたのが思いだされる。
2枚め画像は、紅葉し始めた裏山のブナ林。