テレビを独占して観ている私に、返却日が来てるから、という抗議があって、仕方なく付き合って観た。
何の予備知識もなく、タイトルさえもいい加減に聞き流して、何の期待もせずに観始めた。
大げさな演技が全くなくて、映画だから当たり前だけれどカメラを意識した目線の不自然さがなく淡々と進んでいく。
ヒロインの少女に見覚えはなく、途中ででてきたおっさんに、アレ、三浦友和じゃないかと思ったり。
あーこの男は『おかえりモネ』や『とと姉ちゃん』の西島秀俊だな、おー西田敏行かこのじいさんは、と思ったりした。
広島豪雨の土石流の生々しい痕や、福島原発事故避難地区の荒廃、東北大震災巨大津波による破壊痕の生々しい光景がでてくる。
起きた当時の映像は使われていなくても、それらの事態は十分に想像させられ、殊更な象徴的なシーンはでてこない。
それでいて、それだからこそ、自然に涙がでてしまう良い映画だった。
作為的と感じられたら『泣かすなよ』と思うのだけれど、観終わってから感想を発することなく、ただ、ケースを撮った。
映画観るなら、図書館からDVDを借りるのが一番。
Tカードはどうなるんでしょうね。
廃止になるとか、ソフトバンクカードになるとかなんとか。
最近は、コロナとぷーちんで検索したり、you tubeを観たりしています。
全世界の価値基準がかわると、変わってほしいと思います。自分自身も含めて。
・・・もちろん、少しは?呑んでいます。
「まったく、酔っていない、という時が、止め時です。」学んでいます。
・・・「呑まなければいいのに」という物語でもありません。
いろんなロードムービーを思い出しましたが、アメリカ映画しか思い浮かびません。
女性が主人公も珍しいかも。
印象に強く残ってる女性モノなら、だんぜん『テルマ&ルイーズ』ですね。
少年が心に残りましたか・・!?
私がそのように書いたら怪しげになってしまいますね。
私は、そうですね、ロードムービーの聖書訪問販売のイカサマ中年男と少女のロードムービーを思い出しました。
この映画、昨年WOWOWで観ました。
ロードムービー風...ヒロインのハルが2番目に出会う
山本未來が演じた妊娠中の人の、母となる覚悟ができているような、おおらかでしなやかで温かい雰囲気。
初めて山本未來さんの演技を「よい」と感じました。
ハルを「風の電話」に導く少年。
少年というものは、小説でも映画でも、なぜか心に残ります。
ハルを演じた人は、TVドラマ「透明なゆりかご」の中の1話で、かなり難しい役を自然体で巧みに演じていたのが印象的でしたよ。